ひらめくということ:TableT ユニバーサルヒラメキゲーム(タンブルウィード:日本)
さて、「閃く(ひらめく・ヒラメク)」とはどういうことでしょう。
ひら‐め・く 【閃く】
①瞬間的に光る。きらめく。「稲妻が―・く」
②旗・紙などがひらひらとする。また、火などがめらめらと燃えあがる。「旗が―・く」
③思いつきなどが瞬間的に頭に浮かぶ。「アイディアが―・く」
(広辞苑第七版より引用)
謎解きゲームで閃くというと、③を指すと思います。「謎をヒラメク」という様に使いますね。
今回ご紹介するTableTは、ユビバーサルヒラメキゲームと名乗っていることからもわかるように、正にヒラメキのゲームです。
ところがこのヒラメキ、一筋縄ではいかない。いわゆるナゾナゾ等が解けた時のヒラメキと、なんだかちょっと異質な感じ。
そしてこのゲーム自体も他とはちょっと異なります。
例えるなら、謎解きイベントと謎解きゲームの違いくらい。え、よく分からない?そうですね。分かります。貴方がこのゲームをプレイした後でなら、この意味を、きっと感じることが出来るはずです。
公式サイト
ゲーム内容
(公式サイトより引用)
ユニバーサルヒラメキゲームとは、言語や文化に依存しないヒラメキを追求したゲームです。
頭を使いたいという気持ちがあればどなたでもご参加いただけます。
TableTは、最大6人1チームで全12ステージのクリアを目指すゲームです。
各ステージ毎にタイムが計測され、各タイムと総合タイムにランクが認定されます。
※海外からお越しの方やお子様でもご参加いただけますが、チームメンバーとのコミュニケーションがとても重要なゲームです。
TableTは全編英語公演にてお楽しみいただくことも可能です。
ご希望のお客様は当日スタッフまでお申し付けください。
貸切以外では日本語での公演となりますのでご注意ください。
感想
泣ける物語、熱い体験を味わいたい方には、別のイベントへ行きましょう。
いわゆる謎に挑みたい人、美しいパズルを解きたい方にもお勧めすることはできません。
このゲームは、世界の法則を解き明かしたい人に、お勧めしたい逸品です。
ちょっと大袈裟かな?。ですが、本気でそう思います。
ある意味、すごくシンプルに表された世界で起こる法則を暴き出すゲーム。プレイヤーはグループで議論を重ね、何が起こるかを予想し、法則を見つけ出す。
極限まで単純化されているので、一歩間違えると学校のテストにも感じかねない危険性もあります。ですがギリギリのところでエンターテインメントにできている、そんな不思議なゲームです。
もしかしたらこれは、プレイヤーと制作者の真剣勝負といえるのかもしれません。制作者が創り出した世界の法則を、いかにはやく解明できるか。その意味においては、プレイヤー達のその思考の過程は物語ということができるのではないかとも思います。
ヒラメキの本質に迫りたい人や頭を使って解き明かすことが好きな人にお勧めのゲームだと思います。
おわりに
一点ほど不満……というよりは、時流にそぐわない話をします。
このゲーム、7/29以降は貸切制となるそうです。
私個人の感想としては、このゲーム、初めましての6名で挑み、仲間が誰だかも考え方も分からないまま手探りでコミュニケーション取りながら進むのが、一番面白いんじゃないかなあと思いました。
このシチュエーションできたら、映画のCUBEみたいでしょ。
とはいえ、このゲーム自体にタイムアタック要素がありますので、そのように考えるとグループで挑むのが正しいプレイスタイルなのかなと思います。
作品情報
タイトル:TableT ユビバーサルヒラメキゲーム
制作団体:タンブルウィード × むしょくとうめい(日本)
公演時間:60分~80分(解説含む)
プレイヤー人数:チーム戦 1チーム最大6名
価格:前売り券3,300円(当日券は+500円)
※注:7/29以降はグループチケットのみ
こんな人におすすめ
・法則を解き明かしたい人
・知的なゲームが好きな人
・石ころ1つから物語を紡げる人
おすすめできない人
・いっぱい謎を解きたい人
・派手なアトラクションを期待している人
・物語を体験したい人
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!