北の学校での出来事:凍てついた思念(リアル・マーダーミステリー)
元々は中国で作られた作品を、舞台を日本の北海道に変えてローカライズされた作品。凍てついた思念は物語にどのように関わってくるのでしょうか。
ストーリー
(上記 ディアシュピール様サイトより転載)
2017年4月23日、北海道泉別(いずみべつ)市の名門高校「泉別第二高校」は揺れていた。
2年8組の教室に二人の教師が五人の生徒を招集した。
本日、生徒の一人、荒波暁(あらなみさとる)が失踪したというのだ。
監視カメラの映像では、暁は今朝登校し、その後は出ていっていない。
携帯電話の電源が切られているようで、気づいたときには暁とは連絡が取れなくなっていた。
暁は蒸発したかのように学校から消えてしまった。
暁はいったいどこへ?暁の父親であり、2年8組の数学教師でもある荒波武志(あらなみたけし)は絶望していた。
すでにこの世を去っている妻も、失踪して5か月後、根枢川(ねくるるがわ)の水面が溶けるころにようやく発見されたが、そのときにはすでに死体となっていた。運命のいたずらで、ふたたびあのような悲劇が起きようとしているのだろうか。
……生徒たちは二人の教師のために進んで捜査に協力してくれることになった。このとき、各々の心の氷河は徐々に溶け始めていた。
氷塊は川を塞ぎ、氾濫に至らしめるだろう。
感想
舞台を日本に変えていてもほとんど違和感ないですね。ゲームをプレイする上では許容範囲です。
最初に情報量が多いと伺っていましたが、確かに初めてのプレイでこれだと辛いかも知れません。ですが物語を終えなくなるほどではないんじゃないかなと思います。
仕組みにも工夫があって面白いと感じました。ただ所々に判断や解釈に困る部分は確かにあって、この辺りはもしかしたらローカライズの難しさなのかもしれません。この辺りが悪い方向に転がると、もやっと感がでてきてしまうかもなと思いました。
物語の舞台は高校なのでキャラクターは先生か生徒になっているので、ロールプレイをする時も比較的イメージしやすい様に感じます。
どちらかといえばですが、厳密な推理勝負をするよりは軸足はロールプレイに置きつつ楽しむのが良い作品なのでは無いかと思いますう。
おわりに
この作品はシナリオの子昂さんの処女作だそうです。最初にこれとは無茶苦茶すごいなと思います。機会あったら他の作品もプレイしてみたいです。
作品情報
タイトル:凍てついた思念
人数:7名
時間:3時間半~4時間
料金:3,800円/1名
制作者:子昂
販売サイト
プレイ記録
プレイ日時:2020年10月11日(日)10時~14時
プレイ場所:ディアシュピーゲル 東中野
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!