プランキッズと誑かしの神碑【本文無料】
アナコンダ禁止に絶望した日々……。
心機一転、すべてを捨てて、プランキッズたちはワイワイ平穏な日々を過ごしていました。そんなある日、プランキッズたちはとあるダンジョンでイタズラしていると声が聞こえたのです……。
◼️はじめに
皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteはプランキッズ普及の足がかりになるよう作成しております。
今回は神碑プランキッズについて解説をいたします。
◼️プランについて
2022年4月の環境考察でも述べた様に、プランキッズは後手からの攻め手が著しく低下したことを踏まえ、対策を考える必要がありました。その際に目をつけたのが神碑です。(神碑のリンク)
【神碑とプランキッズの相性について】
神碑はデッキ破壊を主目的としたテーマであり、自分のバトルフェイズをスキップしたり、モンスターに打点がないと言う今までに無い性質を持っております。
神碑の速攻魔法には「EXから神碑モンスターをEXモンスターゾーンにSSする」と言う共通効果を持っており、8種類も存在しています。
神碑は各カード1枚を見るのであれば非常に優秀です。モンスター破壊、モンスター効果無効、バック破壊、それらをサーチする札などが存在するため、後手の解決能力が十分備わっています。
勝ち方に違いはあれど、ミッドレンジ的な戦い方をもししていたとしたら間違いなくプランキッズから乗り換えていました。(それくらい絶望していたのです……)
しかし話しはそれほど単純ではなく、神碑にも欠点があります。
これらの欠点は各速攻魔法の発動がターン1であり、戦線維持するモンスターがおらず、また泉がなければリソースが足りなくなるために発生してしまい、安定して勝つには他テーマと共存する必要があります。
神碑のエンジンである泉にはフギンでアクセスが可能であり、フギンは神碑のSS効果で出すことが出来ます。
しかし、初動のフギンにうららを合わせられたら目も当てられません。
……プランキッズに似てませんか?
プランキッズのことを思い出したところで、プランキッズの現在抱えている課題を整理します。
あえてプランキッズと神碑の課題を○と●で表記しておりますが、4番以外はそれぞれ補完しあっています。
4番についてはうららによる妨害に対して2種類のアプローチを用意することでリスクヘッジをしていることになります。
以上のことからプランキッズと神碑はお互いの欠けている点を補い合っている関係となっており、お互いの長所が生きたままとなっているため、相性がいいと認識できます。
【勝つためのプランについて】
神碑はデッキ破壊を主目的としているのですが、プランキッズはそんなことはありません。そのため、明確な勝ち筋を一から認識する必要があります。
具体的なプランとしては、
自身のアドバンテージの獲得も大事ではありますが、相手の戦力の衰弱をひたすらに待つ形となります。勝ちを急いでバトラーに頼りたくはなりますが、それ以上の攻め手が少ないため、相手の手数が上回った時点で負けとなります。負けないためのリソース管理と相手テーマのウィークポイントの理解が大切となります。
感覚としてはリンケージが来る前の閃刀姫に似ているかも知れません。
相手はキュアとバーンのライフを気にしつつ、除外されていくデッキのリソースを計算しながら、永久機関となる泉とプランクの盤面を綺麗に処理することを強いられます。さらに、泉がある場合は常に破壊や無効、攻撃無効など煩わしい効果を気にする必要があるため、プレッシャーを与えながら相手の衰弱を待ちましょう。
◼️構築について
まずは各カードの分類を説明します。
【プランキッズ】
神碑プランキッズの根幹ですが、基本的な内容に関しては他noteにて掲載しておりますので、お手数ではございますがそちらをご参考にしてください。
プランキッズのいずれかを1枚引くことで展開ができるため期待値を1にします。
各色のバランスは採用する札によって調整しても問題はないかと存じます。
今回は『必要最低限のリソースを確保し続けながらバトラーのプレッシャーをかける必要性を考慮し、黄よりも三色を優先する』『攻撃をしなくてもプレッシャーを与えることができる』『名推理で宣言されづらいレベルである』などの点を考慮して各色の調整をするのが良いかと存じます。
【神碑】
1枚目で泉サーチ、2枚目で妨害+2ドローを狙うため期待値を2とします。
1枚目の神碑速攻魔法=泉であるため、泉もその他札ではなく神碑としてカウントします。とは言え妨害としては機能せず、ドローが1枚のみ、うららGチェックができないマイナス面を考慮し、期待値までの追加として2枚の採用です。
穂先(泉を含む神碑カードサーチ)、輝く炎(モンスター破壊)、凍てつく呪い(モンスター効果無効)、破壊(バック破壊)、まどろみ(攻撃抑止+戦闘効果破壊耐性付与)の5種は相手の動きを牽制する働きがあります。唯一妨害として機能するか不確定な破壊だけ2で他は各3枚採用です。
なお、1枚目の神碑速攻魔法はドローフェイズに打ちましょう。先手の1ターン目でもドローフェイズは存在し、あくまでドローできないだけです。ドロール&ロックバードのケアに繋がるので覚えておいて損はありません。
ちなみに、今回採用はしていませんが、簡易融合は初ターンの動きに用いることができるため、他の微妙な神碑を入れるよりパワーが高いと判断し、神碑札としてカウントできます。もし、初ターン以外で引いたとしてもロケットのFSにより貫通力、リソース回復、リンク数の確保などが見込めるため重宝します。
【貫通札】
貫通札はあくまで、プランキッズの初動に対する手札誘発を貫通するための札となります。よってフギンの効果が通らなかったとしても「プランキッズが通れば良し」と判断する程度の役割であるため、さして重要ではありません。
今後環境に合わせてここの期待値を変更することによって、サイドチェンジもしやすくなるかと存じます。
(例:魔封じが流行った場合の罠型へのシフト、罠デッキが流行った時のサイク増し構築など)
今回貫通札として採用している、モンスターゲート、名推理、墓穴について簡単に触れておきます。
モンゲ・名推理はプランキッズ札となる他、墓地の神碑の枚数を増やしてくれるため、泉によるドロー加速を見込むことが出来ます。
特に、モンゲは、泉サーチのためにEXゾーンにSSしたフギンをどかしつつプランキッズに変換することができるため、グラビティコントローラーを経由するのと比べると、ニビルを食う前に少なくとも鳥までは到達できる点や展開の最大値の向上を望める点がメリットです。
墓穴については2022年4月の環境で妨害としての機能をある程度有しているため、採用としています。
余談ではありますが、プランキッズ8枚+モンゲ3+名推理3で計14枚となるため、8枚しか入れてない割りにはしっかりプランキッズの展開に繋がるかと存じます。
貫通札としては他にも、Into the VRAINS!がLS時にチェーンを許さない効果を持っているため、速攻魔法との相性が良いです。
また、サイドプランで手札誘発を多く用いるのであれば、モンゲや名推理より新世壊が選択肢として入ってきます。
【妨害】
その他札の残りと認識していただいて問題ありません。さらに言うとターンをスキップさせるほど効果のある札を選定している場合はある種の貫通札として認識もできます。この点を踏まえるとプランキッズと神碑以外は完全に自由枠となります。あくまで期待値としての個々の役割を明確にするために示しているところではありますが、個人の見解により貫通札+妨害札+その他札の比率が変わっても問題ないかと存じます。
話しを戻して、妨害札については、貫通札で使用しているモンゲ・名推理の性質上、パンクラトプスや禁じられた一滴等の魔法罠で選定するのが望ましいかと存じます。
罠としては拘束力に持続性のあるスキルドレイン、バックにも対応できるバージェストマディノミスクス、破壊以外での対処法として強制脱出、バトラーだけで足りない時の激流葬など環境に合わせた選択が可能です。
【その他】
プランキッズで扱う大暴走2枚とプランク1枚となります。
【EX】
●プランキッズ:リソース元となる犬鳥は常に使い回す必要があるため2枚、他は1枚です。ロアゴンは環境によって選択となります。
●神碑:フギンは初動の他にも、相手が使う破壊札から他のカードを守ることができるため2枚、ゲーリは墓地の泉を回収するために1枚の採用となっています。
●グラビティコントローラー:SS後のフギンをどかすための札です。何度も使うことを想定していないため1枚となります。
●マスカレーナ&ユニコーン、バグースカ:現環境としてはいずれかの採用は必要かと存じますが、基本は自由枠となります。候補としてはアクセスやヴァレルソード、ウーサ辺りかと存じます。
◼️展開について
神碑には展開として打ちやすい札(以下、展開神碑)と打ち辛い札(以下、妨害神碑)があります。
自ターン中に神碑を2枚使用することが出来れば2ドローすることができます。2枚目の神碑が強欲な壺なわけですから、弱いわけがありません。
積極的に狙いたいところではありますが、展開神碑はMAX6枚となるため、期待値1に到達しておらず、プランとして組み込むには少々苦しいのが難点です。最低でも期待値を1とするため、泉も展開神碑としてカウントします。
【神碑2種+プランキッズ×1】
概要:2ドロー+プランキッズの通じ展開をします。真新しいことはほぼありません。下記の例は妨害神碑+展開神碑ですが、展開神碑2種の場合は穂先で泉をサーチできるためフギンを介さないだけです。また、妨害神碑2種の場合は自ターンでのドローはできませんが、相手の妨害後のドローとなります。
【神碑×2+プランキッズ×2】
概要:プランキッズを先に展開するリスクを取る必要がありますが、バトラー+αの妨害を用意することができます。ただし猫LS時にうららをされた場合、神碑での泉サーチすら出来なくなります。残りの手札と相談した上でバトラーが機能しないデスピア対面へ使用すると良いかと存じます。なお、神碑2キッズ1の展開でも犬を犠牲にしてマスカレーナは着地できますが、ミラジェイド以外は許してしまうためリスクとリターンの認識には注意してください。
※マスカレーナ&ユニコーンはデスピア対面に必要となるため、そこまで展開を紹介します。
情1)バグースカはすでに泉がありフギンを経由する必要がない、またはどかすことができる場合にゲーリをSSすることで達成できます。マスカレーナより持続性があるため、せっかくリスクを取るのであればこちらを狙いたいところです。
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本文では先手の話しをメインでお伝えしていきましたが、ここからは後手の考え方やサイドチェンジなど、マッチを通して勝ちに行くプランをつらつらと書いていきますので、お付き合いいただきますと励みになります。
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