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PowerAppsでシンプルなデータ検索アプリを作る③自動生成

前回の記事では、ExcelからPowerAppsアプリを作成するための下準備を行いました。今回はいよいよPowerAppsでアプリを実際に作成していきます。


PowerAppsを開く

まず、PowerAppsの画面を開き、左側のメニューから「+作成」をクリックします。そして「Excel」というオプションを選びましょう。

「+作成」⇒ 「Excel」を選ぶ

OneDriveに接続する

アプリの「接続先」を選ぶ画面が表示されます。ここで、どこからデータソースを持ってくるかを指定します。

接続先を選ぶ画面

※上の図は私の画面ですので、既に自分のOneDriveやSharePointと接続をしてある状態です。既に接続してある場合は、この中のOneDrive for Businessをクリックします。

初めてPowerAppsを使う場合は、何も出てこないと思いますので次の手順で進めてください。

  1. 「+新しい接続」をクリックします。

  2. 「OneDrive for Business」を選択します。

  3. これで自分のOneDriveに保存されているExcelファイルにアクセスすることができるようになります。

接続するExcelファイルを選ぶ

自分のOneDrive上に保存されたExcelファイルの一覧が表示されるので、前回の記事で作成した「サイバー事件DB」ファイルを選んでください。

準備していたファイル名をクリックする
  • Excelファイルを選ぶと、その中の「テーブル名」が表示されます。

  • 利用したいテーブル名を選び、画面右下の「接続」ボタンをクリックします。

★初心者つまづきポイント:下準備で「テーブル化」をしていないとここに表示されません。「テーブル化」がわからない人は前の記事を読んでくださいね。

シート名を選んで「接続」をクリック

PowerAppsがアプリを自動生成

接続が完了すると、PowerAppsが自動的にアプリを生成し始めます。

アプリを自動生成中

少し待つと、以下のような3画面構成のシンプルなアプリが自動的に出来上がります:

  1. 一覧表示画面(BrowseScreen1):複数データの一覧を表示する画面。

  2. 詳細画面(DetailScreen1):一覧画面で選択した個別データの詳細を表示する画面。

  3. 編集画面(EditScreen1):データを編集または新規追加する画面。

★初心者つまづきポイント:アプリを自動生成する際に、Excelオンラインをブラウザ上で開いたままだと、データの反映がうまくいかない場合があります。Excelを閉じてから作成してください。

この自動生成されたアプリは一見シンプルに見えますが、自分で一から同じものを作ろうとすると意外と大変です。PowerAppsのこうした自動生成機能をうまく活用することで、時間を大幅に節約することができます。

次回は、この自動生成されたアプリをさらにカスタマイズして、使いやすくする方法をご紹介します。


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