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花街に口座を持つ事とは?
花街とは?
突然ですが、「京都の花街」と聞いて、皆さんは真っ先に何を思い浮かべるでしょうか。
舞妓さん?花見小路?一見さんお断り?
そんな声が聞こえてきそうですが、多くの京都人にとっても、その実態はベールに包まれていて、「舞妓さんと芸妓さんの違いって何?」、「お茶屋さんって何をするところ?」と聞かれて戸惑う人も少なくありません。かつては私もそんな一人でした。
2003年より 京都五花街の一つである宮川町と縁を持ち、現在は上七軒、祇園甲部、祇園東、宮川町に口座を持ちお持て成しや義理ごとの度に足を運んでいます。
口座を持つって、そもそもどういうこと?
京都のお茶屋さんは、現在も「一見お断り」ではじめて足を踏み入れるには、そのお茶屋さんの「常連客」の付き添いが必要です。
そして、お支払いは今でも「つけ払い」。つまり、お茶屋さんでの宴会も、送迎のタクシー代なども全て、その場で払う費用は一切なく、後日お茶屋さんから請求書が送られてくるのです。
つまり、お茶屋側からすると、お客さんに対する「信頼」を前提としてサービスを提供しているということになり、ここに「一見さんお断り」である大きな理由があります。
「口座を持つ」とは、年数を重ね、お茶屋さんとの信頼関係を築いた結果として、お茶屋の女将さんから「次からは直接ご連絡ください」と認めてもらい、正式なお客さんになるということ。
京都のお茶屋さんが「一見さんお断り」にこだわるもう一つの理由として「毎回お客様へ感動のおもてなしを行う」ということへの並々ならぬプライド、があります。それぞれの客に合った、「最高のおもてなし」を提供するには、お客さんに続けて、長く通ってもらうことが必要で、宴会を重ねながら、お茶屋さんは常連客の嗜好を、細部まで知り尽くしていくのです。
扉を開けると、「おかえりなさい」と言ってくれるお茶屋さんもあり、まさに第二の家のように寛げる場所を、信頼関係を築いた「限られた顧客」に提供するのが、京都のお茶屋さんなのです。
人間関係作りや経営のヒントになる知恵がある
これからNoteを通じて、京都花街や芸舞妓さんのリアルな姿と経営者として一緒に時間を共にしてきた友人と女将さんや芸妓のお姐さん達に教えてもらったを「知恵」をシェアしていきたいと思っております。
300年以上続き、クレジットカードもサインもない世界で継続できている理由もお伝えできると考えておりご縁と信頼をベースに関係を長く続けることの大切さは事業の長期的な成長や承継にヒントがあると思います。
ぼちぼち追記していきますのでお付き合いいただけると嬉しいです。
早くコロナ禍が落ち着き以前のように仲間と交流できる日を待ちの望んでいます。
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