人の話を聞きすぎるリーダーは決断できない
「人の話はちゃんと聞きなさい」
両親、先生から散々言われてきました。
素直に聞けないことも沢山あり、人生遠回りしたなと感じることもありますので基本的に独りよがりな人より、周囲の意見を聞く人の方が人になりたいと思っています。
しかし、緊急時に限られた時間の中で最善判断していくためには、普段から知見を貯めておき、FACTから最善の一手をリーダー自身が決断できることが国、会社、家族を守ることになります。
信頼する人や声の大きい人の意見を尊重し最善ではなく、「あの方の意見だから大丈夫」と責任回避的な判断になることは避けなければなりません。
震災の頃は連日の放射能報道を見た東京の会社を辞めて離島で暮らすことにした家族が報道されてましたが彼らは今どうしているのだろうと思い出すことがあります。
日本の極端な水際対策が問題視されています
オミクロン株が報告されて2ヶ月以上経ちこのウイルスの特徴、与える影響について世界で既に実証されているにも拘らず、対応を変えていないことで実質鎖国状態になっています。
オミクロン株が出た当初に一旦入国を止めたことは良い一手だった(感染速度が速い上に重症、死亡リスクが読めない時期)と評価されていました。
アメリカ、イギリスなどは入国制限を撤廃
しかし先駆けてオミクロン株が拡大した国々(アメリカやイギリス、南アフリカ)であってもワクチン接種証明などあれば基本入国を認めています。
理由は入国制限をしないことのメリットがリスクを上回ると判断したからと考えます。
アメリカと日本では国民おマインドが違いすぎて比較することはおかしいですが、社会保障の恩恵を受けれられない人たちが多く緊縮状態が続けられたない事情もあります。
日本においても市中感染が数万人を超える現状では(自覚がない数十万人)が感染しているとみるべきで入国を制限がすでに効果的でなくワクチン接種や隔離期間をしっかり設ける方がリターンが大きいことは明白だと思います。
では日本はそうならないか考えたい
1. マスコミ偏向報道
お気づきだと思いますがワイドショーなど連日「ステルスクラスター」など
パワーワードが大活躍ですが、症状のない人がどんどん広げているのであれば問題視すべきことではないのにデルタ株と同じようなリスクを感じるような報道で民意を誘導していると感じます。
まああれだけ飽きずに報道するということは、視聴率上がる(多くの日本人が求めている)ということなので国民のマインドの問題とも言えます。
2. 過去の成功体験
パンデミック以降、日本ではワクチンや入国制限についてマスコミのおかげもあり必要以上に政党支持率に影響を与えてきました。
入国制限=支持率アップ
緩和 =支持率ダウン
のため判断できない
3. リーダーの責任回避
現状、どう思われたいか?が優先されていると見ています。
総理大臣は国のトップでありながら、自民党総裁でもあります。
そのため、入国制限を緩めることでマスコミにどのように報道され、今後の参議院選挙に影響を与えるかもしれないなど国益とリスクのバランスではないところでリーダーが責任を取れていないのではと感じています。
まとめ
日本人の情緒的>論理的判断
は変えていかないとコロナ禍があけても負け続けると思います。
総理大臣に限らず、組織のトップには最も多く情報が集まるはずなので、マスコミの論調や一部の専門家(声の大きい社員)の意見を鵜呑みにしてはいけないです。
社員、お客様の声は大切ですが、その意見は全体の何%のもので問題の発生点は何かよく調べて最善策と考える一手を責任を持って打っていきたいと感じています。