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リモートワークが上手くいく要素5選

こんにちは、はじめまして。ゴリラです。
私はプログラマー歴10年超の経験を持ち、これまで社外CTOとして多数のDXプロジェクトに携わってきました。

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さて、みなさんの会社はリモートワークを採用していますか?
弊社も多分に漏れず、2020年4月のコロナ禍を機にフルリモートワーク体制に移行しました。
それまでは私も
「出社しないとかやばいでしょ・・・」
「コミュニケーション破綻して終わるで・・・」
と思っていました。

しかし、現在はリモートワーク最高!リモートワークしか勝たん!と思っています。
巷では出社回帰している会社が増えてきているようですが、うちの会社は今後も戻す気はありません。

ただ、かく言う私も、この4年間で色々と経験してみて、軌道修正しながら上手くいかせてきたことも事実です。
そういう経験を積み重ねる上で、リモートワークが上手くいく会社と上手くいかない会社のそれぞれの傾向も自分なりに分かってきました。
そこで、今日は「リモートワークが上手くいく要素5選」をお伝えしたいと思います。

上手くいく要素その①: 少人数

これは元も子もない話かもしれませんが、リモートワークはそもそも少人数向けの仕組みだと思います。
相手の顔や個性、責任範囲が分かっていないと、どこまで踏み込んだコミュニケーションができるのかが分かりません。
仕事は踏み込んだコミュニケーションが求められる場面が絶対にあるので、それができないと生産性を高めるのは難しいです。
大規模な組織では、そもそも個々の役割や個性を把握するのが難しく、リモートでの円滑なコミュニケーションが阻害される可能性があります。

少人数であれば、各メンバーの強みや弱み、仕事のスタイルを深く理解することができ、それに応じたコミュニケーション方法を選択できます。
チーム内の信頼関係も構築しやすく、リモートでの協力体制が取りやすくなり、意思決定のスピードも速くなり、柔軟な仕事が可能になります。

上手くいく要素その②: 性善説で回ってる

ガチガチにセキュリティが重視されて、資料をアップロードするにも上長の許可が必要だとか、何かお気に入りのソフトウェアをダウンロードしようにも稟議が必要とか、性悪説で回っている会社にリモートワークは無理です。
リモートワークを上手くいかせるには、社員の仕事のやり方などに対して一定以上のブラックボックスさは許容しなければなりません。

リモートワークの成功には、従業員への信頼が不可欠です。
過度な管理や監視は、従業員のモチベーションを下げ、創造性を阻害する可能性があります。
もちろん、セキュリティの重要性は無視できない会社もあるのは理解しています。
その場合であれば、リモートワークをそもそも諦めるか、厳格すぎるルールではなく、従業員の判断力を信頼し、必要最小限のガイドラインを設けることが重要です。

上手くいく要素その③: 成果の透明性

上手くいくために必要な要素として、GitHubやAsanaのように、全社に各自のタスクが見える化されている必要があります。
先程も述べたとおり、性善説で任せている以上は一定以上のブラックボックスさは許容しなければならないのですが、各自の生産性へ評価はフィードバックしていく必要があります。
そのため、成果の透明性は、リモートワーク環境において特に重要です。

余談ですが、過去にうちの会社にも、「何があろうと毎月絶対にAsanaのタスクを2つしか消化しない人」がいました。
それが徐々に社内で話題になっていき、「あの人はサボっているのではないか」という疑念が生まれました。
そんな人を発見し、客観的な評価につなげるためにも透明化が必要になります。

また、管理面の他にも、各自のタスクや進捗が可視化されることで、チーム全体の状況が把握しやすくなり、協力や支援が必要な場面を早期に特定することもできます。
そういった透明化は、個々の責任感を高め、自発的な行動を促進します。

ただし、透明性を追求する際は、過度なプレッシャーや競争心を煽らないよう注意が必要です。
目的は互いの状況を理解し、協力し合うことであり、個人を批判することではありません。

上手くいく要素その④: テキストコミュニケーションが活発

リモートワークは、それぞれが孤独や疑念の中で仕事をするのが基本です。
この課題を解決するために、普段のテキストコミュニケーションの活性化が重要です。

特に大事なのは「感情の共有」です。
「昼にこんなランチ食べて美味しかった」とか、「最近こんなつらいことがあった」とか、そんなことを共有しあい、スタンプなどでレスポンスしあっていくことが、普段の心理的安全性ひいては生産性の向上にも繋がります。

オフィスで働いていれば自然と生まれる雑談や、表情、声のトーンなどから読み取れる感情の機微が、リモートワークでは失われがちです。
テキストコミュニケーションを工夫することで、この課題を克服していく必要があります。

例えば弊社では「times」という取組みをしています。
簡単に言えば、社内で独り言を呟けるチャンネルを容易しています。
昨日の私のtimesでの発言は以下のような感じです。

朝熱あったけど、さっき💩したら治った気がする

こんなくだらない内容でも、共有すること自体が重要です。

上手くいく要素その⑤: 「ここぞ」というときの口頭コミュニケーション

リモートワーク環境では、なぜかひっきりなしに電話する人がたまにいます。
その理由の多くは「ちゃんと自分の発言や行動意図が理解されているか不安だから」です。
気持ちはわからんでもないですが、電話かかってくる方としては、シンプルに迷惑ですよね。
せっかく1人で集中できる環境に置かれているのに、もったいないです。

ただ、同僚と視座を合わせたり、できるだけ多くの人と背景を共有して阿吽の呼吸を作り出していくことが重要なことは言うまでもありません。
なので、テキストだけで補えない部分をカバーするためにも、ミーティングは適度開いた方が効果的だと思います。
ただし、ダラダラとミーティングをしたり、意図のわからないミーティングは有害です。
「ここぞ」というタイミングで、みんなが前のめりになれるようなミーティングをしなければなりません。
これはリモートワークかどうかに限らないことです。
出社していても、意味ないミーティングに参加させられることが多い人はたくさんいると思います。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もまた、具体的なDXなどについて共有していきます。

さて、さいごに宣伝させてください。
読者の中には、
「ゴリラの言っていることが全然わからんのだが・・・?」
「そんなDX人材身近にいないんだけど・・・?」
という方もいるかもしれません。

そんな方に、ゴリラが無料で相談に乗りたいと思います。
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この記事が何かあなたのお役に立てると嬉しいです。
それでは。

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