2020.10.14 DX関連 まとめNEWS
毎日定期的に厳選されたDXやテクノロジーに関するNEWSを配信。
今回は、DXとはなにか、DXの必要性、実現に向けての動きをまとめました
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DXとはなにか
・第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを作り競争優位性を確立する
・アナログからテクノロジーの転換をただすればいいものではなく、今までの蓄積されたデータを活かすシステム作りが必要
・PoC(Proof of Concept: 概念実証。戦略仮説・コンセプトの検証工程)を繰り返し、ある一定の投資を行い、実ビジネスにつなげる
・ワークフローの見直し、ログデータからの活用、システム内製化による柔軟性向上、マイクロサービス化による拡張性を得ることができる
DXの必要性
・あらゆる産業において、デジタル技術活用によるゲームチェンジが起きつつある。各企業は、競争力維持・強化のためDXをスピーディにすすめる必要がある
・国全体がDXを推進し、世界での競争力を身につけるようサポートしている
・ログデータの活用を行うことにより、業務の効率化、ユーザーエクスペリエンス向上、パーソナライズ化が可能になりサービス向上することができる
・マイクロサービス化により、影響範囲の局所化、システム運用・維持の負担軽減が可能
DXの問題点
・何をどのようにシステム化、デジタル化するのかが不明
・経営戦略からのDXがつながっておらず具体的な方向性が定まらない
・PoCを作ったはいいが、目的を見失い、ビジネス化へつながっていない
・ベンダーロックインからの脱却ができず、未だレガシーシステムへの依存が強固
・既存システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化の中で新しいテクノロジーを取り入れても効果が限定的になってしまう
・既存システム維持のコスト負担、技術的負債の増大、人材不足となりセキュリティリスクへとつながる
・将来に向けての投資のため、現状困っていない事が多く(なんとかやれてしまう)問題を先送りにしてしまう
既存システムの問題点
・システムの中身がブラックボックス化してしまい、影響範囲がわからず改善改修が難しくなってしまっている
・モダナイズを行っても、ブラックボックスの領域が存在し、再度レガシーシステムになってしまう
既存システム運用コスト
・IT関連費用の80%は現行ビジネスの維持・運営(ラン・ザ・ビジネス)に割り当てられている
2025年の崖
・既存システムの老朽化により、複雑化、ブラックボックス化が加速
・2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性
DX実現スキーム
1. 経営戦略とDXの位置付け明確化
どの事業分野・どういった戦略、どのような価値(新ビジネス、即時性、コスト削減等)を生み出すことを目指すのか
2. データ活用の範囲決め
1を実現するために、どのようなデータを活用、収集するのか。それにはどのようなデジタル技術が必要かの決定
3. 経営層と現場とのスピード・目標一致化
失敗例)戦略なきPoCを繰り返す。ビジョンがないままトレンドテクノロジーを使ったシステム。レガシーシステムによる費用増加を戦略なしに刷新に踏み切るなど。
経営層と現場のスピード感、目的を一致することが重要
4. 体制づくり
少人数によるDX部隊を組成。ITに精通した人材を中心に、業務内容とITをいかに効率よくデジタル化へ移行できるかが鍵。
5. ユーザー企業自身での判断・選択
ベンダーに丸投げするマインドをやめ、ユーザー企業自身にて理解し、判断を行う。ベンダーに依存しない進め方が必要
6. 情報資産の仕分けと移行プラニング
① 頻繁に変更が発生し、ビジネス・モデルの変化に活用すべき機能は、クラウド上で再構築
② 変更されたり、新たに必要な機能は、クラウドへ追加
③ 肥大化したシステムの中に不要な機能があれば、廃棄
④ 今後、更新があまり発生しないと見込まれる機能は、その範囲を明らかにして、塩漬け
7. 継続化
DXの取組は一つのシステムを刷新すれば終わりではなく、常に技術・トレンド・ビジネスと共に進化しているため、継続的に行うことが必要
参考文献:DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~ 経済産業省
総括
昨今、DXが言葉として先行してしまっているが実態は各企業が模索している段階で具体的に進められていない企業が多数存在している。
既存データを新システムに活用すると言っても、何をどのように実現・活用すれば良いのかがわかっていない現状。
まずは、As-IsからTo-Be。既存フローから理想のフローを定義し、その中でのデジタル化を進めていくことが一つのきっかけになるのではないかと思われる。
また、小さな検証を繰り返し、実ビジネスにつなげる方法は手段が目的になりがちになるため、ゴールを最初に決め、定性・定量の判定を適切に行うことが必要。
デジタルにすれば、DX化すれば全て解決という訳ではなく、当然だがPoCを繰り返し、PDCAを回すことにより具体化するDXを進められる。
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