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Mini3 ProのNDフィルターについて考える(連載になりそう)
本日、2022年6月22日、いよいよ改正航空法がスタートした。今日から機体重量が200g以上のドローンは、国土交通省のドローン登録システムに機体情報の登録をし、(有料で)登録記号の取得をおこない、これを機体に表示させる、いわゆる「ナンバープレート制」が義務化される。
細かな話は省略するが、加えて原則「リモートID機能」の実装された機体である必要がある。
2022年5月10日に予約販売が開始されたMini3 Proであるが、この改正法施行直前に出荷開始されたこともあり、私こと急ぎ機体登録を済ませ、その他各種手続きも無事終えることができ、合法的に飛行を楽しむ環境が整った次第である。
そもそも「カメラドローン」というもの
私たちが一般的に「ドローン」と呼んでいるものには、目的によりさまざまな種類がある。
大別して「民生用」「産業用」に分かれるが、「民生用」に属するドローンは、空撮用途というイメージが一般的だろうし、民生用ドローンで大きなシェアを持つDJIも最近は「カメラドローン」という表現を使うようになってきた。
私自身、ときどき空撮の依頼を仕事で受けることがあり、どうやら今後、さらにニーズが増えそうな気配だ。
とはいえ、プロのカメラマンでもないし、元々カメラにもそれほど興味があったわけではない。
むしろ、カメラドローンを使うようになってから、一眼レフカメラのことが少し気になり始めた程度の輩である。
ドローンユーザーはカメラ好きか?
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写真は、2022年6月4日、5日に岐阜県大野郡白川村(白川郷)で行われた、「白川郷ドローン空撮ツアー」の1場面である。
県外からドローン愛好家を集め、ドローンの空撮を楽しむツアーだが、皆さん各々カメラドローンを持参し、空撮を楽しんでいただいた。
ツアー自身は今年で3年目、都合6回目を迎えた。
これまでも、さまざまな方に参加していただき地元のツアーとしても定番化の様相である。
私こと、ドローンガイドとして随行している立場から見た、参加者のニーズとして、
・とにかくフライトを楽しみたい
・フライトを楽しむと同時に美しい自然の風景を映像に収めたい
という方に分かれているように感じている。
後者の方々は、高価なフルサイズ一眼レフなども持ち込んで、フライトの合間を見てカメラ撮影をしている風景を目にする。
元々、カメラ撮影が趣味でドローンを操縦するようになった方もいるし、私のようにカメラドローンを使うようになってから、カメラに興味が出てきたという人も少なくない。
実際の空撮方法について聞いてみた
一部、映像関係の仕事をされている参加者は除き、ほとんどの方は「AUTO」モードで撮影されている。
これは、「コンデジ(コンパクト・デジタル・カメラ)」の感覚に近く、細かいことはよく分からないので、とにかく全てカメラ任せ。
最近のカメラは性能が高いので、これでほぼ十分だし、空撮を楽しむという点においては、これで十分かと思われる。
そんな話を参加者の方々としていると、良く聞かれるのは「NDフィルターの使い方」なのである。
DJIのドローンを購入した方は、「Fly more Kit」というセット商品を持っている方が多い。
ドローンのモデルによっては、NDフィルターも同梱されていて、撮影には大切なパーツだとは思っているものの、良くわかっていないけれど気になる。
という感じだ。
静止画、動画に関わらず、ISO感度、シャッタースピード、露出、ホワイトバランスなど、一般的なカメラで使われる各種設定があり、これらをどう調整すれば良いか、ということに少し興味を持っている方は実は少なくないというのもヒアリング結果から分かってきた。
通常のカメラ撮影と、ドローン撮影の場合はどう違うのか?
何が撮影のポイントなのか?
など、このコラムで少しだけ掘り下げてみようと思う。
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