自分に合った選択と自己評価 〜イヤホン購入から考える〜
先日、新しいイヤホンを購入しました。選んだのは、シャオミというメーカーの約2000円のモデル。
シャオミ(Xiaomi) ワイヤレスイヤホン Redmi Buds 6
これを選ぶまで、実はかなり悩みました。
BOSEやゼンハイザーといった高価な選択肢も頭をよぎりましたが、最終的にはこの手頃な価格の製品を選び、今のところ全く不満がありません。
それどころか、「これで十分」と思える満足感があります。この経験を通じて、ふと考えさせられたことがありました。
高いものは本当に良いもの?
当初、高級イヤホンに惹かれたのは、「高い=良いもの」という考えがあったからです。しかしよく考えてみると、自分には音の微妙な違いを判別する耳もなければ、紛失や故障のリスクを抱える心の余裕もありません。
それに気づいたとき、「安くてホドホドで十分」という結論に至りました。
この選択をしたことで、あることに気づきました。
それは、「高いものは必ずしも自分に合ったものではない」ということ。
商品選びに限らず、私たちはしばしば他人の評価やブランドイメージに引っ張られて、自分に本当に必要なものを見失いがちです。
例えば、ファッションや趣味、仕事の道具など、周りからの評価を意識するあまり、自分のニーズにそぐわない選択をしてしまうことはありませんか?その選択が心地よければまだ良いのですが、どこか違和感があったり、負担を感じたりすることもあるでしょう。
自分の足元を見つめ直す
今回のイヤホン購入を通じて感じたのは、「まずは自分自身を知ることの大切さ」です。
仕事においても、これと同じことが言えると感じました。
忙しい日々の中で、私たちはつい周囲の期待や評価を気にしがちです。
しかし、重要なのは他人の評価ではなく、自分自身が自分をどう評価するか。自分の強みは何か、弱点はどこか、そして何にワクワクするのかを、しっかり見つめ直すことが大切だと思います。
今年は特に、この自己評価を意識して生活したいと考えています。たとえば、次のような質問を自分に投げかけてみるのです。
自分が得意とすることは何か?
今の自分に必要なもの、不要なものは何か?
本当に心から楽しめることは何か?
"十分"という感覚を大切に
イヤホンを実際に使い始めて感じたのは、「これで十分」という感覚です。価格が手頃であることに加え、私の生活にピッタリとフィットしていることが、満足感につながっています。
「高価なものを選ばなかった」という後悔は一切なく、むしろ、自分に合った選択をしたという安心感があります。
この"十分"という感覚は、日常生活においてとても大切だと思います。何かを選ぶときや、目標を設定するとき、完璧を求めすぎて苦しくなることはありませんか?そのときに、「自分にとって十分な状態はどんなものか」を考えてみると、心が少し楽になるかもしれません。
おわりに
イヤホンひとつの購入でしたが、そこから得た気づきは私の生活や考え方を少し豊かにしてくれました。
私たちは日々、多くの選択をしています。そのたびに、高価なものや他人に評価されやすいものを選びたくなる誘惑に駆られることもあるでしょう。でも、少し立ち止まって、自分の本当に必要なものや、自分にとっての"十分"を見つめてみる。そうすることで、選択に対する満足感も、日々の生活に対する充実感も、きっと高まるはずです。
今年はそんな視点を大切にしながら、日々を丁寧に過ごしていきたいと思います。そして、この文章を読んでくださった方が、少しでも日常の中の「自分に合った選択」について考えるきっかけになれば幸いです。