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犬が去った
2011年5月、推定5歳で実家に貰われてきた犬と2023年の大晦日にお別れした。最後にひと目みるにはちょっと半日ほど間に合わなかった。家族に見守られて息を引き取ったと聞いているのでよかったと思う。
ダックスフントであったので、白内障やヘルニアといった種族特有の疾患があり、ここ数年は自分のわかる場所をのんびりと歩き、人間に愛嬌を振りまきつつもかなり省エネな感じになっていたが、それでもかなり長生きをしてくれたと思う。
とんでもなく食欲旺盛で、一緒にすみ始めてすぐに父のメンチカツを盗み食いしてもうだめかとヒヤヒヤした。なぜか元気だったが、本能でちゃんと回避してほしかった。怖いので。
人懐こく、たまに実家に帰るだけの人間にも家族として接してくれるよくできた犬であった。
犬の方もそこそこ楽しく暮らせた家だったと感じていてくれますように。
しばらくは湧き出る思い出をうまく絵とかにできたらいいと思う、どうあがいてもいつかは忘れてしまうので。。
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