森で材料を採ることから始める「自然を編み込むリース作り」In 北海道」
日本の南の端っこ鹿児島に住む私が
北の端「北海道」にて
ワークショップを開催させていただきました。
鹿児島と北海道では植物の植性も異なり
材料をとることがメインのワークショップのため
そこをどうクリアするかが課題だったのですが
大好きな友人の店で一緒にリース作りをしたい!との思いから
どうやって開催にこぎつけたのか
と実際の様子をご案内いたします。
リース作りのワークショップにも様々なスタイルがありますが、私がやっているのは、リース作りに使うすべての材料を近くの森からとってくることから始めます。
そのため、開催場所は自然の近くに限られます。
そこでまずは北海道の植物をインターネットで探してみましたが、実際の植性を調べるのには難航しました。
ワークショップの前に下見するのは交通費的に無理があります。そこで、頼るは現地の植物に精通した人です。
ラッキーなことに、開催場所の近くの森に住む植物の名手ナミちゃんに偶然出会いました。たった1度の出会いでしたが、開催するなら彼女に頼ろう!と会った瞬間に思い、早速相談をしました。
快く引き受けてもらい、それからはLINEでやり取りを重ねて、自分が使いたい植物の希望を伝え、現地で彼女が植物を見て探してくれました。
いよいよ本番です。
当日の朝、現地の森にナミちゃんと一緒に入りました。
彼女の家は森の中。
とても緑豊かで鹿児島とは全く違う植物が生えているのに驚きました。
これならできそう!と確信し、その後は彼女が事前に確保してくれていた山葡萄のツルを2人で編みながら打合せ。
出会って2回目なのに、植物から趣味まで話は尽きません。一緒に手を動かしながら作業するだけで、自然と会話がはずみます。
全員が集まったら出発です。
植物を取る際に注意すべきことなどをお伝えし、いざ森へ。
とってきた材料をテーブルの横に並べて、作業場所を確保したら、リース作りスタートです。
奥様がリースを作っている間、
旦那さまたちは打上の準備をして下さいました。
作り始めてから約1時間半。
全員の作品が完成しました!
それぞれに作ったリースを手に持って集合写真。
皆さんの笑顔が、このリース作りの楽しさを物語ってくれています。
長文に最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
リースを作ってみようと思われた方のため、
長く楽しむための方法をお伝えします。
リースの素材はまだ生きているものばかりです。
ドライになっていく過程を楽しみながら、きれいに色を残すために、以下の点にご注意ください。
日の当たらない風通しの良いところに飾ることで、色が抜けにくくなります。
乾いていく過程で下に葉っぱが垂れていくのを防ぐため、リースがドライになるまでの1〜2カ月間は定期的にリースの向きを替えて飾ると綺麗な形を維持できます。
自然の中のものを使っているので
虫やカビが発生することがあります。
注意深く観察してください。
リースを作る過程、飾る過程、
その全てを楽しんでいただけたら幸いです。
今回、こんなにも楽しくワークショップを
開催できたのも
ニ番通り酒店のお二人のおかげです。
心より感謝しています。
そして参加してくださった皆様
本当にどうもありがとうございました。
また来年、
この場所でお会いしましょう。