もっと気楽に、自分も一緒に楽しむ『おもてなし』
お客さんが来る、そう決まった時から主婦はそわそわ、ですよね。
何を出せばいいんだろう、、どうもてなせば良いのだろう、、掃除どうしよう、、そんな気持ちになりますよね。
主人の仕事柄(暮らしのアドバイザー)わが家は、来客も多く、そのまま食事をすることも普通の家庭より、かなり頻繁です。
自分の友達なら何とかなるのですが、仕事先の方、私の知らない人が来る、となるとその度にプレッシャーもかかります。
それでも、回数を重ねるごとに、コツがわかってきて、今ではおもてなしも、かなりラクして、自分も楽しめるようになってきました。
どうしたら、おもてなしがうまくいくかを聞かれることも多くなったので、そのヒントをまとめてみます。
自分の食べたいものを出す
普段出来ない贅沢も、お客さまに出すとなると財布の紐も弛みがち。その自分の気持ちに便乗し、普段は手の出せないちょっと高級なお肉やデザートなど、自分が食べたいものでメニューを考えるとそれだけでちょっと楽しくなります。
スペアリブの塩麹メープルグリルは前日に仕込んでおけば、焼くだけのラクチンメニュー
お惣菜も買ったパンもオッケー
レストランに来ているわけではないのです。集まる場を提供すると言うだけでも十分なおもてなしです。おいしいパンとおいしいお惣菜を食べるだけで、みんな嬉しいし、自分もハッピーです。
「メツゲライクスダ」のシャルキュトリはわが家の大のお気に入り。
ちぎって盛るだけの彩り野菜とナッツのサラダ
美味しいお酒とノンアルの飲みものを用意する
家でもてなすときは、帰りの運転手が必要なことが多いです。そんな方にも楽しんでいただけるように、お酒だけではなく、ノンアルコールの美味しいものを用意してあげると、とても喜ばれます。
お皿は安いものと良いものを用意する
せっかくなので良いお皿でもてなしたい気持ちはありますが、割れないかとヒヤヒヤすることも。お客様が手に取る皿やグラスは割ってしまっても許せる価格のものを用意しています。
ただ、ポイントになるお皿には自分の好きなものを使うと料理の見栄えも良くし、雰囲気もワンランクアップします。
IKEAの取り皿とグラス
お皿の色は艶消しの方が、作家ものの器とも、調和良くまとまります。
白菜のグリル
友人の「one kilen ceramics」のオーバル皿。
何を盛っても映えるので重宝しています。
メニューを説明すると盛り上がる
レストランなどでも良いお店ではメニューの説明がありますよね。自分が食べているものが何なのか、どうやって作られたのかを聞きながら食べるとより美味しく感じます。買ってきたものも、どこで買ったのか、など情報交換の場にもなります。
自分の得意料理を一品極める
食べたメニューを全て覚えている人はそういません。あの〇〇がおいしかった、と言う料理が一品出せれば、それでお料理上手の印象はバッチリ残せます。
何を出そうか、と考える時間が1番大変です。その時に自分の得意料理があれば、メニューはかなり決めやすくなります。
私の一品はフライドポテト。
丸ごと蒸して、冷蔵庫で一旦冷やしたものを手で割って低温でじっくり揚げると外はカリカリ、中はねっとりで美味。
電化製品をうまく利用する
猫の手も借りたい、と思う時に頼れる電化製品があるとかなり重宝します。私はホットクックを愛用しています。材料を入れてしまえば火加減は気にしなくて良いので、ホットくだけで一品出来上がる優れものです。
ホットクックの2.4ℓを愛用中です。
ワインは人に任せる
我が家はワインは完全にお任せして送ってもらっています。世界中のおいしいワインの中から自分たちが飲むものを決める、と言うのは相当に大変なことです。信頼できる方にセレクトを任せてみると、自分はただ飲むだけなので、とても気が楽になります。
北海道の信頼する友人「2番通り酒店」から定期的にナチュールワインを送って貰っています。
お客様がおしゃべりするのを聞く
実は、これが1番大切なホスト側の役割だと思っています。人は自分の話を気持ちよく聞いてくれる人がいると、とても嬉しく満足した時間を過ごすことができます。
せっかく出会えてその場を共有するのだから、お客様に気持ちよくなってもらえれば、自分も自然と気持ちよくなります。
おもてなしとは表も裏もなく人と接すること、だそうです。頑張り過ぎて疲れてしまっては、お客様にもその気持ちは伝わります。
まずは自分が楽しもう!と思って用意をすることが最高のおもてなしだと、思います。
とは言え、お客様が帰られた後は毎回心地よい疲労感はあります。それでも、出会えた人たちと共に撮った写真を見返し、会話を思い出しながら片付けるのもまた良い時間と思えるようになってきました。
長文に、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事がどなたかのお役に少しでも立てることを願っています。