
全部、フリ
先日は、『第2回コマド寄席』ご来場、配信視聴ありがとうございました。
早くも気付いたら2回目で今回もゴキゲンなメンバーに囲まれ素敵なステージになりました。
皆さんに、感謝です。
ネタはそれぞれ、専門分野に特化した芸人の地肩の強さはもちろんのこと、トークコーナーもそれぞれの特化した世界をお伝えして大変盛り上がったと思います。
お茶会までお客さんも楽しそうで良かったです。
寄席っぽくなったのが本当に良かった。皆が相乗して一体感できてる感じが心地好く素敵な空間でした。
また一緒にやりたいです。ありがとうございました!
そうそう、
言ってる間に12/11(土)独演会(単独ライブ)
前回(5月)の反省点を活かしつつ、より濃密に刺激を与えられるライブにしたいと思っています。
約半年間であった溜まって貯まった脳内のイメージを具現化できるように、それが“技癢”に変化できるよう励みます。
世に出るキッカケの大きな大会によって、本来、楽しめるモノも楽しめなかったりする人が増えていってる気もします。
もちろん、その頂きを目指すのはとても尊く、正直、僕には無理です。
いわば、アスリート
オリンピックに出られないアスリートでもめちゃくちゃ凄い人はたくさんいます。
仮に柔道日本代表選手が、オリンピックで金メダルを獲ったとした場合、日本2位でその選手に敗れ、代表落選した選手は銀メダルくらい強いのではないか。
お笑いの大会の三回戦くらいになると皆、とても面白いです。
準々決勝、準決勝、決勝はほぼ、その日の運とか審査員の相性とか、コンプライアンス的になんやかんやとか(いや、とにかく面白い○○ってルールならそこは主催がそれに闘うのはどうかぃ?的な私的意見あり。)
もう本当に、紙一重の闘いの連続で決まるような気が年々しています。
超競技的。
これはこれで苦しくないか?と僕のようなスタジアムのさらに隣町の海を渡った遠い外野は思ってしまいます。
もちろん、リスペクトは大前提です。
なんで、夏ごろから年末にかけて、ヒリヒリして、緊張して応援をしないといけないのか。
熱いお笑いファンの方で、推しの大会の結果で一喜一憂し、メンタルが変になる人もいるみたいです。
これは、いかがなものかと。
だから、競技的なモノと同じくらいリラックスして観れる“完全娯楽エンタメ種目(ジャンル・企画)”を作らないといけないんですね。
競技的なモノと同じくらい、完全娯楽エンタメ種目に出ても有名になれる、稼げる、メジャーになる。という構造と夢を作らないとどんどん辞めていく人が増える気がします。
テレビが昔はそうだったと思いますが、今は一つテレビ出たところでほとんど何の影響も無いと思います。(ゴールデン特番、年末特番などスペシャルなモノは別ね。)
それだけ、テレビに出てる人間、種類、業種が増えたから芸人があまり目立たなくなってるのかなと思います。
今は配信もあって、拡大されたそのフィールドは昔よりメジャーになりやすい時代になったのは凄く良いことと思います。
ま、どうあれ、やりたいからこの世界入ったんだから、やりたいことやりゃいいし、辞めたきゃ辞めれば良いと思う。
その人の人生だし、誰かに頼まれてやってないからね。
僕はそう思います。
そもそも、この世界は93~97%(個人的な見解)の人間は芸一本じゃ食っていけてないと思います。
そりゃそうです、メジャーというお店に並べられる商品には賞味期限も新商品もどんどん入って来るから。移り変わりは常にあります。
そして、何かスキャンダル起こしたら、販売停止。
僕の周りも何でこんな面白い人が世に出てないのかな。食っていけてねぇのかなぁと思う人がたくさんいます。
15年以上、末端なりにこの世界に携わってると、他の職業に比べて、ビジネスとして破綻し過ぎてるんですね(笑)
ギャラの解らない、受かるかどうか解らないテレビのオーディションに自腹の交通費かけて行って、手応え無いまま終えて、二次オーディション急遽決まって、バイト削って、睡眠時間削って、借金して、ネタ作って、衣装買って、小道具買って、稽古して、交通費かけて、二次オーディション行って、二次オーディション受かって、急遽、新ネタ作るためバイト削って、睡眠時間削って、バイト先に詫びって、ちょっと気まずくなって、三次オーディション交通費かけて行って、手応え無いまま終えて、三次オーディション受かって、ちょっと喜んで、急遽決まった最終オーディションの為、バイト削って、交代してもらって、気まずくなって、新ネタ作って、稽古して、小道具作って、衣装買って、最終オーディション気合い入れて行って、手応えあって、落とされる。
いやいや、
最終で落ちるまでの経費、いくらマイナスなんやと(笑)
ほんで、受かったところで、そのギャラでペイできんのかと?
仮にその番組出演でハネて仕事増えるかもしれんけど、それはもはや、運やろと。
もちろんその番組に出たければ全力でやったらいい!
好きでやってんだから。
でも、本当にそんなことしたいのか?俺は?ってここ数年、そんな事を考えるようになった。
好きなことしてるのに文句を言うのは違うなと。
だから、俺は独演会(単独ライブ)をやる。
食うとか売れるとか、そんなこたぁどうでもいい。
頭に浮かんだ、人にこれ言って笑ってくれるか、それをぶつけれる環境に感謝しながら俺はそれを淡々とやりたいと思う。
そんな奴が一人でも増えて行ったらもっと幅が広がって楽しくなるはず。
何年かかるか解らんけど、この世界をもう、グルゥングルゥンかき混ぜないといけない気がするわ(笑)
だって、皆、めちゃくちゃ面白れぇからな(笑)
俺みたいな奴でも勝手に続けて、そこそこ食っていけてる!そして、何より楽しそうにやってるわ!あの緑髪の人!気持ち悪いぃけど!どこの国の人かわかんねぇけど!楽しいからおれも、わたしも、おいらも、わしも、やっていこー!
そんな人達を観にいこーっ!
ってなりゃいいね。
“貫く美学”をよくライブなどで一緒になってた今回のMー1決勝メンバーをみて、僕は感じました。
私も、種目は違いますが、
勝手に開いた大会12/11(土)
闘います。
スベりすぎて失神するかもしれんけど(笑)
それも笑ってくれたらええですわ。
とにかく野良の剥き出しの刺激的な薬味を堪能しに来て下さい。
12月11日(土)
第二回 服部拓也独演会
『野良わさび』
開場18時30分
開演19時
(20時終演予定)
会場/cafe COMADO
前売予約1800円/当日2000円
(ワンドリンク込み)
出演
服部拓也
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