しぶ子と新谷仁美に共通して感じる事

笑顔を前面に押し出されるしぶ子だが、あの全英で彼女の凄みを感じたのは、笑顔から切り替わった攻める時の表情だった。その凄みからの笑顔、そしてまた切り替え。
当たり前なんだけど、いつでも集中100%は無理な事で、逆にいつもヘラヘラしてて勝てる訳がなくて、凡人がヘコタレて卑屈になってついヘラヘラしてる日常を、それじゃ駄目だと分かっているのにヘラヘラしまくってる自分の日常を、そんなんでヤリ切れる訳ねぇがなって見せて来る魅力かな。
その立ち向かう姿勢に心が感じ鳥肌が立ち勇気が出るのであって、それを際立たせるのが対極のあの笑顔なのだ。
会見などで本質の部分に触れる質問に対して答える時に見せる芯の強さと言うか、スジが通った取り組む姿勢とかがアスリート渋野日向子なのであって、そこでの笑顔だけを寄せ集めたり求める事の無意味さな。プレー中も然り。

今、知る人ぞ知る、知らない人は知らない、飛ぶ鳥も落とす勢いで衝撃的な復活劇場絶賛公開中の新谷仁美。
彼女の辞書に妥協という文字は無い。やる時は鬼の形相で常時全開。
自分に厳しいにも程がある。
先日のヒューストンでその人が見せた戦う場での笑顔と、その裏話を色々と見聞きして垣間見た後に、インタビューに答える最近のしぶ子の動画を見ながらあの時の渋野日向子を思い返した時に、あぁそうか、この子も新谷仁美と一緒じゃんってなった。
笑顔の逆の、攻めてる時の目が、顔が表情が同じだと思った。
新谷と比べりゃまだまだ青いけど!

しぶ子が良いコーチと出会って勢い宜しく突っ走っているのと、新谷仁美が良いコーチに巡り会って華麗な復活劇を繰り広げている点も似ている。
勿論コーチの存在だけでなく、周りにいる様々なサポーター全てのお陰様であって、こんな名前の正式なチームは存在してないのだが「チームしぶ子」と「チームNIIYA」には同じ匂いというか、競技の違いはあれど、事が上手く回る為に必要なモノが揃っている強さと、安心感とか安定感の様なモノを感じる。
引き付ける力なのか、惹きつけられる魅力なのか、そういう何か吸心力の様なモノに反応して必要な人が吸い寄せられて来るのか、そういう人達の周りをめがけてそれぞれ生まれ落ちるのか、必要不可欠な人達がそのタイミングでそこにいる不思議。天才などいないと言うけれど只者ではない力を感じる。
これまでの全ての経験があって今このタイミングだから機能するチームNIIYAであり、チームしぶ子なのだ。


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