【映画】ゆれる
平成18年の映画ですが、もっと古い感じがします。
出演者がまだ若いから、そう感じるのかもしれませんが、70年代、80年代の雰囲気も感じます。
主演はオダギリジョー、その兄が香川照之
兄弟の幼馴染が真木よう子
香川照之演じる稔は頑固な父には、良き長男。
弟には良き兄として、父と一緒に田舎町でガソリンスタンドを営む。
猛(オダギリジョー)は東京でカメラマン
母親の法事で帰郷した猛は昔の恋人、智恵子と再会。
稔のガソリンスタンドに勤務している智恵子は、猛との再会で今の自分を見つめ直す。
そして、二人は一夜を共にする。
そんな中、事件が起こる。
三人で出かけた川。
猛は吊り橋を渡り森の中で写真を撮っている。
その間に吊り橋を渡る稔と智恵子が口論。
智恵子は橋から落下して亡くなってしまう。
はたして、事故か事件か?
稔の証言は一転二転し、法廷は混乱。
この香川照之の演技に、つい引き込まれてしまいます。
弟思いだった良き兄は、既にそこにはなく、猛はある決断をする。
数年後、再会する二人。
ラストシーンで見せた、稔のこの笑みの真意はいかに。
期待せずに観たけど、素晴らしいミステリー作品でした。
2006公開