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自転車乗りこそ使え! VENTAPAK

普段はアナログ写真に関連したお話が多いですが、今回は旅に関連したお話です。

というのも、最近使ってみてかなり気に入ったアイテムがあり、自分で使うのみならずこの良さを布教したいという思いに至ったので記事を書くことにしました。

VENTAPAKとは

VENTAPAKという、リュックに取り付ける背面パッドのようなアイテム、これが最近僕の中でヒットしたアイテムです。

このアイテムの目的は単純で、VENTAPAKをリュックに取り付けることで、背中とリュックの間に空気が通る空間ができるので、汗をかいても乾きやすく、蒸れにくくなります。

そんなアイテム他にもあるだろう、と言われれば確かにそうなのですが。
おそらく、僕が知る限りではこの手の商品の中でもVENTAPAKはダントツで空気の通りが良く蒸れにくいです。


たとえば同じコンセプトの他の商品の例↓↓

こういった同様のコンセプトの製品は他にもあるのですが、VENTAPAKが最も優れているのは、背中とリュックとの空間の広さです。


他社製品がリュックと背中の間にメッシュの板状の立体構造物を挟むことで空気を通りやすくしているのに対して、VENTAPAKはそれ自体が湾曲しているため(湾曲具合は好きに調整できる)、余裕で手が抜き差しできるほどの空間が作られます。こんなの涼しくないわけないじゃん!!

標準でこういった背面構造になっている登山用リュックもありますよね。

この背面空間を作るためにリュックの方が曲がった形状をしているため、歩くときはいいのですが、パッキングがしにくいのが欠点です。それってリュックとしてどうなんだい。
あと、汚れたときに外して洗えないとか、穴が空いたり裂けたときにリュックごと買い替えざるを得ないということを考えると、そこまでして背中に空気を通したいか?と思うところはあったわけです。
こういったリュックの存在は随分昔から知ってはいましたが、上記のような理由でこれまで手をつけていませんでした。

VENTAPAKは好きなリュックに取り付けできるので、リュックの収納力はそのままに、快適性を向上させることができて、外して洗えるし壊れたらVETAPAKだけ買い換えればいいわけです。ちょっといい値段はするけどね。


自転車と相性抜群

僕がこのVENTAPAKを使って感動したのが自転車に乗ったときです。

先日小豆島に行ってきて島内を約60km、駅から自宅や港までの間も含めると計80km程度、ずっとVENTAPAKを付けたリュックを背負ったまま自転車を漕いでいました。

日差しの中や峠道をヒイヒイ言いながら漕いでいたわけですが、シャツの背中が汗でビショビショになったり、蒸れて気持ち悪いとか、背中を王汗が流れていくといったことは一度もありませんでした。
断っておきたいのは、汗をかかないわけではありません。普通に自転車に乗っていても背中に汗はかきますので。それがなくなるわけではありません。
ただ、リュックを背負って自転車に乗った事がある方なら経験するであろうあの不快感は全くなくなりました。


そして、リュックの背面に風が通るようになるというVENTAPAK本来の目的以上に、この製品が特に自転車向きだと感じた理由は、リュックのフィット感が格段に良くなったからです。

上記の通り、リュックを背負って自転車に乗ると背中に汗をかいて蒸れたり、玉汗が流れていくのを感じて気持ち悪かったので、わざとリュックを緩めに背負って密着させないようにしていました。

するとどうなるか。

自転車に乗る姿勢が悪くなるし、変な姿勢で自転車に乗るので肩や腰を痛めることに繋がります。

VENTAPAKを使うと、リュック(というかVENTAPAK)にしっかりと密着して背負うので、荷物ぶれも起きないし姿勢も崩れません。
それでいて背中に風が通るのだから素晴らしい!

自転車に乗る姿勢って前傾姿勢になりがちで背中が丸まっているので、フレームが入ったリュックや硬めの背面のリュックだとなかなかフィットしなくて、部分的に骨に当たって痛かったりしますよね。
VENTAPAKはメッシュ部分に背中が当たるのですが、このメッシュがトランポリンのように弾力があるので、背骨の形に沿うようにフィットして、とても背負心地がいいです。
そして何度も言いますが、そんなにフィットしているのにもかかわらず背中に風が通って涼しい!これだけの要素を叶える商品って、リュック単体でも背面パッド単体でも、なかなか無いと思うのです。


VENTAPAKがもたらした自転車旅の変化

ここからは私事になるのですが、VENTAPAKを使うことでリュックを背負ってサイクリングすることが苦ではなくなった結果、副次的に得られた恩恵として、自転車が軽量化できたことが挙げられます。
背中に汗をかくのが本当に嫌だった僕は、自転車に乗るときは極力背中に荷物を背負わないように、自転車に荷台(キャリア)を取り付けてキャリアバッグを積んで走るようにしていました。

3年前の琵琶湖一周キャンプツーリングのとき

自転車に荷物を満載にして走るのもそれはそれで楽しいのですが、荷台を取り付けた分だけやはり自転車自体が重くなってしまいます。
ちょっと駅まで行く程度の用事でも、自転車には常に荷台が取り付けられているわけで、意外とこれが漕ぎ出しや走行中の重さを感じる要因になっていたわけです。


小豆島一泊二日のキャンプ旅をしたときの装備

キャリアを外して、自転車後部に載せられなくなった荷物を少々リュックで背負うことになったわけですが、キャリアがないだけでこんなに軽快に走るものかと驚きました。
自転車本体の重量が減ったことで、輪行する際の負担も軽くなり、以前よりも楽に輪行できるようになりました。
自転車が軽くなったことで以前よりも走りやすく、もっと軽快に動けるようになったわけです。


自転車に乗るならVENTAPAKオススメ

正直今までは、「自転車に乗るときにリュックを背負うなんてありえない!」と言うほどにリュックに抵抗感がありました。
でも、VENTAPAKを使うことで荷物を背負っても背中の快適性が保たれて、且つ背負心地も抜群ということで、今は積極的にリュックを背負って自転車に乗るようになりました。
自転車に荷物を乗せるのもそれなりに面倒ですからね。リュックを背負えるのならその方が手軽です。
そして、物事は手軽な方がフットワークが軽くなります。

軽快に気持ちよく自転車に乗りたいなら、VENTAPAKはかなりオススメなアイテムです。
値段は他と比べるとなかなか…ですが、値段の差の分だけ快適性もおおきく実感できると思います。

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