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怪物になった女神様と雑談

これは私の聞き間違いかも知れません。でも確かにそう聞こえたし言葉も流れ込んできたんですがね…一応流れて来たまま書きます。


微かな涼しい風と電気的なエネルギーを感じたのでチャネリングで名前を聞くと、頭から蛇が沢山生えたおぞましい女性の顔のビジョンが送られてきました。
うわあっ!『メデューサ』キター!

いやいやいや!いくら何でもそれはありえへんてw

でも何回聞いても返って来るのはそのビジョンと『メデューサ』のワード…


まあ、アドラメレクさんの件もあるしなあ。

とにかく話してみましょうか。


アドラメレクさんの話はこちら。

テンション高めの女神様

ええと…まずメデューサさんの姿はそれで合ってますか?

すると次に送られて来たビジョンは、15、6歳位の小柄な少女でした。長くて綺麗なストレートの黒髪で、左脇に竪琴を抱えています。
それ以外は目立った特徴も無く、言い方悪いですが寧ろ『地味子』ちゃんです。


あれ?あれ?じゃあ最初のビジョンは?


「あたしの名前を当てて貰うにはあの姿の方が分かりやすいかと思って。現にあなたはビジョン見ただけであたしの名前を叫んだでしょ?」


えーと……髪の毛が蛇で出来てて、見た者全てを石に変えるというあのメデューサさんですか?同名の別人じゃあ…


「合ってる合ってる♪」


ファッ!?Σ(゚□゚*)
普通!普通すぎ!何でこんなに神話と違うんですか?


「あなたも思ったみたいに、私見た目が人間で言う所の没個性じゃない?だから色々話を盛られちゃったみたい。」


話を盛ったのは誰ですか?


「吟遊詩人とか劇作家とか。皆んなが惹きつけられるカッコいいヒーローの話を作るなら、それに負けない位インパクトのある悪役を用意しないとね。」


つまり…普通過ぎてつまらないから、悪役として味付けするための土台に白羽の矢が立ったと。もう昔の詩人と物書きやりたい放題ですやん。( ̄▽ ̄;)


「でも目に特殊な力があるのだけは本当なの。あたしの目は闇夜でも昼間と同じように見えるし、千里眼でもあるのよ。石化は出来ないんだけれどね。」


夜になると車のライトみたいにぺかーって目が光るんですか?


「面白いわねーそれ!こんな感じ?」


コロコロ笑いながらメデューサさんの目から車のヘッドライト張りの光がぺかーってなってるビジョンが送られて来ました。いや、実際違うんやったらやらんでも^^;何てノリがええんやこの女神様はw

でもあんな怪物にされて嫌じゃないですか?


「だってこの見た目のあたしが神話の中でとんでもない変貌遂げちゃってるのよ。宇宙には色んな姿の存在がいるけれど、髪の毛が全部蛇って激レアよねえ♪」


そ、そうなんや…何かこの状況を凄く楽しんでるみたいですね。
ユリシーズさんは本人と全く違うキャラにされて困惑気味だったけど、反応はそれぞれのようです。

ユリシーズさんの話はこちら。

音楽あるところに女神あり

ではメデューサさんは本来どんな仕事をされてるんですか?


「あたしはムーサなの。作曲家、演奏家、歌手の守護とサポートね。」


ああ、だから竪琴を。ムーサというのはギリシャ神話に於ける芸術の女神集団ですね。沢山いてとても名前を覚えきれませんでしたが。


「でしょでしょ?ムーサで一括りだと個々の名前を覚えて貰えないけれど、昔の人が“味付け”してくれたおかげであたしだけ有名人よ♪」


センター勝ち取ったアイドルみたいw他のメンバーをだし抜いたったーみたいな優越感はあるんですか?


「優越感は無いけど、やっぱり存在を意識してもらえるなら嬉しいわよね。でも名前や姿の誤認なんてどうでも良いの。あたしは人間の作る音楽を聞いている時が一番幸せだから。」


好みの音楽とかはあるんですか?


「あるわよ。あたしはジャンル問わず気分がアガる楽しい作品が大好き!」


わあ、話が合いそう(((o(*゚▽゚*)o)))♡

さっきから『フィガロの結婚』て繰り返し頭に浮かぶんですが、オペラも好きなんですね。


「地球に存在する音楽のジャンルの数以上にムーサは存在するの。みんな自分の好みの曲をサポートするから、あたし達が関わっていない音楽は一つも無いのよ。」


という事はムーサはとてつもない人数なんですね。


「音楽家のサポートをしているのはムーサだけじゃないんだけれどね。もし何か音楽イベントがある時はあたし達も呼んで欲しいかなあ。一緒に楽しみたいから。」


そうですね。メデューサさんみたいな性格なら、一緒にライブとかで盛り上がれそう。覚えておきますw

メデューサさん、ありがとうございました。