有観客LIVEをはじめた理由。
だいすけわたなべです。
東京、大阪、静岡と
有観客でのLIVEをはじめました。
来てくれたみんな
本当にありがとう。
配信で見てくれたみんなもありがとう。
なんだかスルリと
網の目をすり抜けたような感覚です。
何かが少しズレていたら
開催できなかったような気がします。
ご尽力いただいた関係者のみなさん
ありがとうございました。
なぜ今、有観客でのLIVEをやるのか。
やったのか。
その理由は、必要だからです。
LIVEはボクらとファンのみんなが
ひとりじゃないんだぞ、と
教え合える場所です。
キミはひとりじゃない。
いやいやあなたこそひとりじゃないよ、と。
その場所が必要なんです。
生きることは不安との戦いです。
その不安をちょっとだけ打ち消し合えるのがLIVEです。
完璧な人間や、完璧な日々など
この世にはないんだと改めて確認して
だからボクらはお互いが必要なんだと
知ることができるのがLIVEです。
ボクにはLIVEが必要です。
ファンのみんなが必要です。
ニコルズが必要です。
音楽が必要です。
久しぶりにステージに立って
そこから客席のみんなの顔を見た時
「もうダメだ」とおもいました。
マスクなんかじゃ隠し切れない。
みんなの目を見ただけで
想いが伝わってきました。
涙をこらえながら、うたいました。
6公演やったけど
全公演ダメでした。
ブルブルと音をたてて心が震えました。
こんなにも誰かの力になれるような人間に
自分がなれるとはおもいませんでした。
それがうれしかった。
そんな風におもってくれる人たちのために
生きていくだけでも
ボクの命には意味があるとおもえました。
それとシンプルに
ニコルズの曲っていいな、とおもえました。
演奏していて
うたっていて
とても楽しかった。
やってよかった。
やれてよかった。
語弊を恐れずに言います。
ボクはコロナウイルスに少し感謝しています。
とてもたくさんの大事なことを教えてくれたし
改めて気づかせてくれました。
もちろん憎たらしいけど。
とかなんとか言ってるけど
実は一番うれしかったのは
メンバーやスタッフが
「いいライヴだった」とか
「楽しかった」って言ってたことです。
それが本当にうれしかった。
これからどうなるか
誰にもわかんないけど
とにかくみんながんばりましょう。
ボクもがんばります。
またLIVEでみんなに会える日を
楽しみにしています。