台風。
だいすけわたなべです。
こないだの台風で
近所の公園の大きな木がなぎ倒されていた。
次から次にやってくる天災に
心も折れそうになる。
みんなの心に平穏が戻りますように。
たのしみにしていた松江高専の学祭が
台風のため中止になってしまった。
せっかく呼んでくれたのに
行けなくてとても残念だ。
実行委員の人たちは夏の米子のライヴも
観に来てくれた。
笑顔で再会したかった。
全国各地で台風の爪痕もまだ残っている。
新しい台風も来ている。
今年は台風でイベントが中止になったのは
これで3つ目。
ROKKO SUN、GO OUT淡路島、
そして松江高専の学祭。
どれもとてもたのしみにしていたし
そこで出会えるはずだった人たちに
会えなかったことがとにかく残念だ。
音楽は出会いだ。
たまたま観に行ったライヴやイベントで
はじめて観たバンド好きになったり
ラジオから流れてきた歌を好きになったり
友達や恋人から借りたCDを聴いたり。
そういう偶然の出会いで
ボクらの音楽はひろがっていく。
少しずつ少しずつ。
一度、聴いてくれたら、
一度、観てくれたら、
絶対に好きになってもらえると信じて
音楽を作り、奏でている。
通り過ぎてしまった出会いが
必ずまた戻ってくるとは限らない。
むしろ、そのタイミングで出会えなかったら
もう出会えないことの方が多い。
そのことが、とてもかなしい。
とはいえ、相手は自然。
抗いようがない。
深刻な被害に遭われた人もたくさんいる中
音楽くらいで何をウダウダ言ってるんだと
おもわれるかもしれない。
ごもっとも。
しかし、たかが音楽。
されど音楽。
たった一瞬の出会いが
その人の人生を変える可能性があることを
ボクたちは知っている。
音楽によって変わった人生の延長線上で
ボクは今、生きている。
ボクが書いた歌詞のほんの一言が
誰かの役にたつかもしれない。
そうおもいながらいつも書いている。
言葉や音楽というのは
入ってこない時には入ってこない。
穴が何個か空いている輪っかが
心の中でクルクルと回っていて
そこに言葉や音楽という小さなボールが
転がってぶつかる。
穴から中に入るかどうかは
クルクル回る輪っかとタイミングが合うか。
出会って
タイミングが合って
ようやくボクらと音楽は
誰かの心に届く。
出会えるはずだったキミに
必ずまた会えると信じてます。
そしてニコルズの音楽が
心に届くと信じてます。
どうか、待っていてください。