いつまでも自分のことがよくわからないアラサーサラリーマンが「自分探し」を終わらせた物語
「自分ってどんな人間なんだろう」「自分のやりたいことってなんだろう」
就活生や社会人なら誰しもが一度は考えることだと思います。私もそのひとりでした。
就活で考えたやりたいこと、就活の軸に沿った会社に就職し、やりがいを感じながら現場で活躍していました。しかし、突然心と身体がついていかなくなり休職することに。
なんとか復職できましたが、自分のやりたいことが全くわからなくなり、仕事のモチベーションもわかない状態が続きました。それから約2年半、「やりたいことなんだろう」とずっと考えていましたが,納得できる答えは見つからず。
これは、そんな自分がPOSIWILL CAREERを受けてやりたいと思えることを見つけ、それを叶えるための目標をたてるまでに至った体験談です。
私の経歴と、抱えていた悩み
年齢 29歳
業界/職種 ITエンジニア
経歴 新卒1社目で、入社7年目
私はシステムエンジニアです。新卒で現職に入社し、要件定義から設計、開発、テスト、運用保守と、エンジニアが経験できる一連のフェーズを経験しました。また、新人研修の運営やOJTトレーナーとして後輩教育にも積極的に取り組んでいました。
入社4年目のタイミングで、さらに難易度の高い仕事に挑戦すべく、グループITコンサル企業に出向し、顧客の業務を含めた要件定義をやっていました。ある日、朝起きた瞬間から動悸が止まらないことがありました。医療機関を受診したところ、うつ状態と診断され、休職することになりました。
要件定義という、若手エンジニアにとってはチャレンジングな仕事をしていて、自分の中ではやりがいを持って仕事をしてきたはずなのに、いつの間にか仕事があまり楽しくなくなっていることに気づきました。今の会社でできる仕事はやりたいこととあってないのかな、と思い転職を決意します。
エンジニア職で転職活動をやってみたものの、面接を受けると「ここで働きたくないなあ」と思うことばかりで、一度転職活動を諦めました。
その後、書店で「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」という本を見つけ、著者の八木仁平さんを知りました。XやYouTubeで自己理解について発信されていることを知り、LINEに追加するともらえる自己分析のワークをやってみました。その結果、マーケティング職が自分に向いていそうとわかり、やってみたいと思いました。しかし、未経験の職種への転職に自信が持てず、マーケティング職に就くための行動が取れない状態がしばらく続いていました。
POSIWILL CAREERとの出会い
POSIWILL CAREERはインスタの広告で見つけました。キャリアチェンジについてなにかいい話が聞けたらいいな、という思いで無料体験を申し込みました。
無料体験では、いまの仕事にワクワクしなくなった理由やマーケティング職につきたい理由を徹底的に深掘りされ、うまく答えられない自分がいました。
担当の方からは、「未経験の職種への転職」ではなく「今の自分」に自信がないこと、人生や仕事の成功イメージがなく、マーケティング職も心の底からやりたいとは思えていないのではないか、と指摘されました。
もちろん安い買い物ではありませんでしたが、自分ひとりでの自己分析は限界にきていたこともあり、「キャリアコーチングを受ければ、今まで見えていなかった価値観ややりがいが見えてくるかもしれない」と感じて、POSIWILL CAREERの受講をを決意しました。
トレーニング中は
毎回の面談の前にワーク(宿題)が出されます。
ワークでは、家族についてや子供の頃のエピソード、学生や就職してからの取り組んだこと、結果や感じたことなどを記入します。
POSIWILL CAREERを受ける前から自己理解を進めていたため、そこまで時間をかけずに回答できましたが、子供の頃の経験や感じたことなど、普段思い出すことのないことを可視化し、整理することができました。
初回の面談で、POSIWILL CAREERで達成したいゴールをトレーナーの方と一緒に定義します。
自分がたてたゴールは以下でした。
自分の中で意識しなくても頑張れる要素を言語化する
自分がどういう価値を提供できれば、どういうフィードバックを得られればやりがいやモチベーションになるのかを言語化する
なおかつそれが満たせる仕事(=この仕事だった苦じゃなく頑張れるというもの)を見つける
そして、5回の面談では、ワークに記載したことのなかから、ゴールに沿ったエピソードについて深掘りしていきます。
深掘りしたなかで、トレーナーの方が気づいたことや、ゴールに設定した問いの答えになりそうなことをおっしゃってくれます。具体的には「過去の実体験について、その時はこんなことがモチベーションで行動していたのではないですか」や「その行動に至るまでに、こんなことを考えていたのではないですか」などです。
まるで点と点が1本の線で繋がったような感覚になりました。自分だけで自己分析をしていた時は、過去のエピソードの振り返るだけで終わってしまっていたため、それまで気づかなかったことをたくさん教えていただきました。これがキャリアコーチングを受ける最大のメリットだと思います。
また、考える時間が長くてなかなか行動に起こせないことを相談したら、
「いま抱えている問題の対処したいことはなにか、どうなったら問題が解決したと言えるかを明確にすることが大事」というアドバイスをいただきました。
理想と現実のギャップが明確になれば、どう動けばいいか(方向性)を考えられるとおっしゃっていただき、ストレートで本質的な解決策だと納得しました。
コーチングを受けて感じたこと、変化したことが大きく3つありました。
「本当の自分」を探さなくなった。頑張って探して出てきたものは、頭で考えたこと(=心の底から思っていることではない)ということに気づいた。
キャリア設計に正解はなく、ひとりひとりの経験や感じたこと、性格などにより、その人に適したキャリアの形がある。また、適したキャリアはその後の経験などによって変わっていくものだと実感した。
自分にもやりたいことがあり、やりたいことをやれば心ときめく日々を送れるような気がした。
また、自分の得意なこと、苦手なこと、向いていることは、過去の自分の経験からしかわからないのだと感じました。まずは思い切って、やりたいと思ったら経験することが大事だと思います。
トレーニングを終えて
自分探しを終わらせる体験でした。過去の経験を必死で思い出してじっくり考えれば本当の自分がわかると思っていましたが、トレーナーと対話をする方が何倍も納得感を持って自分のことを理解できました。
いままでは、「ほんとうの自分の価値観やモチベーションってなんだろう」「まだ見えていない価値観があるのではないか」と永遠に考えていましたが,心で感じたことこそが自分の価値観ややりがいそのものであると知ったことで、以前よりも自分の感覚や気持ちに意識を向けられるようになりました。
また、自分の経験や考えていることなどを他人に話すのが苦手でしたが、克服するための練習になりました。
話すことで自身の価値観や経験を批判されるかもしれないと思って怖かったのですが、トレーナーの方はちゃんと親身に自分に向き合ってくれたので、いい結果が得られたのだと思っています。
これから以下のことを実行し、やりがいを感じながら楽しく社会に貢献していきます!
やりがいを得られそうな仕事をみつけ、転職し、「やりたいことやっているんだ」と実感できる状態を作る
心で感じたことを大事にし、周りの人との対話を大事にし、フットワーク軽くさまざまなことに挑戦してみる
休職や自己理解、POSIWILL CAREER、転職活動での経験を周りの人に伝えて、同じようなことで悩んでいる人の助けになる