DVT (深部静脈血栓症/上肢)の初回完治(落ち着く)まで
上記事のとおり
- 初回処方として3週間イグザレルトを2回/日
- 4週目から12週目までは1回/日で飲むみつつ、1ヶ月に1回、Dダイマーを検査
この記事内の数値経緯(まとめ)
1. 初診断:令和5年4月22日(Aクリニック)
Dダイマー値:2.0(報告を受けたのは診察2回目)
イグザレルト7日分(1日2錠)
初診断時、エコーと血液検査で右上肢静脈に血栓が見つかる
薬の合う合わないや、進行具合も診たいとのことで1週間分を処方される
1週間後に通院になるまた息苦しさはないものの、肺に血栓がないか?が心配なため造影CTの予約を令和5年5月1日に予約した
2. 診察2回目:令和5年4月28日(Aクリニック)
Dダイマーを確認したかは忘れてしまった・・が、おそらく腫れも少しおさまりつつで、順調そうだったので、そのまま処方
イグザレルト14日分(1日2錠)
これがおわると急性期3週間が終わる
3. 造影CT:令和5年5月1日:胸部〜骨盤部, 上肢
初診断時より10日目に造影CT
まだ10日なので以下のように血栓が認められる
胸部
右腋窩静脈に血栓, 血栓の長さ7cmほど
肺血栓塞栓症は認められず
肺野
右肺尖部に小さなブラあり, その他に明らかなabnormal densityは指摘なし
右肺尖部(うはいせんぶ):肺の上端の突出している部分、つまり肺野の一番上の部分を指します
胸水貯留なし
縦隔肺門部リンパ節腫大なし
腹骨盤部
4. 診察3回目:令和5年5月11日(Aクリニック)
イグザレルト急性期が終わるタイミング
エコー検査を行ったが血液検査を行ったかが、手元に資料なし
おそらくDダイマーは測定したと思っている
エコー検査結果としては、まだ血栓残存疑いありだが、確かDダイマー数値が下がっていることから、このまま1日1回のイグザレルト処方を続けるになったと記憶している
次回診察は1ヶ月後
エコー
鎖骨下静脈の圧迫変化は良好
鎖骨下静脈から腋窩静脈に変わる辺りで
血管経が大きくなっている部位あり
一部血流が微弱で、圧迫変化も弱くなっており血栓残存が疑われる上腕の静脈と血流は良好
処方
イグザレルトOD15mg 28日分(1回/1日)
5. 診察4回目:令和5年5月17日(Aクリニック)
血栓とは別に、風邪を引いてしまったので通院。このときに採血しDダイマー検査。検査結果は次回だったと思う
6. 診察5回目:令和5年6月9日(Aクリニック)
5月17日(もしくは5月11日)に採血したDダイマーの値が0.8と正常値に。エコー検査はなし。エコー検査は、しょっちゅうできない模様
この日にもらった42日分が一旦の最後になった
イグザレルトを飲み始めてから3ヶ月間(標準的な期間)
1. 7日分(1日2錠)4/22処方
2. 14日分(1日2錠)4/28処方
3. 28日分(1日1錠)5/11処方
4. 42日分(1日1錠)6/9処方
*合計:91日分(約3ヶ月)
処方
イグザレルト 42日分 (1日1錠)
7. 経過観察期間
一旦、対処としては、イグザレルトOD錠(15mg)を令和5年7月21日まで飲んだ
以降は、2,3ヶ月に一度、エコーやDダイマー値で経過観察するとなった
趣味のテニスも復活
手元の検査報告書などの資料をみると以下の経緯をたどり、
令和6年2月27日に完治となった
発症し約10ヶ月と5日での完治
令和5年8月21日
Dダイマー値:0.5未満
令和5年11月24日
Dダイマー値:0.5未満
エコー
右鎖骨下静脈に血栓像なし
右腋窩静脈は、一部静脈弁部分が拡張している状態。圧迫にて完全に潰れず。ただ内腔には血流確認できる
弁周辺に壁在血栓の残像の可能性は否定できないが、はっきりした血栓像はみられない
令和6年2月27日
Dダイマー値:計測しなかった
エコー
前回と同様に右腋窩静脈の静脈弁の部分が拡張。圧迫変化がつけにくい部位ではあるが、はっきりした血栓像はみられない
前回よりも血流信号がみえやすくなっており、末梢部を圧迫することで良好な血流が確認できる
その他、右鎖骨下静脈や右上腕静脈に血栓像はみられない