【日経225OP】ロングストラングル(ロングプット・デルタヘッジ)
久しぶりに検証の記事をアップしようかなと。最近は、ネガティブガンマで長期で建玉を持つことが多いので、限月毎に日々のトレードの詳細を書きのような感じでアップしております。
ネガティブガンマで建玉を維持しつつ、ボラが吹きそうな時には短期でポジティブガンマの戦略を取っております。
今回はポジティブガンマのポジションを実際に取るかどうか迷ったので、バーチャトレとして、こちらで検証をしていきたいと思います。
相場の状況
下記チャートは2021年8月21日現在の日経平均の日足チャートになります。
赤のレジスタンスラインを見ておわかりのように、2/16に高値を更新して以来、高値の切り下げが発生しております。
また、青のサポートラインが右下がりになっているように、安値も切り下げが起こっている最中です。
現在は、短期目線では、最安値を更新後に直近の高値を切り上げている上昇トレンドが発生しており、今後は赤のレジスタンスラインまで戻すことを想定しておりますが、その前に短期では黄色のラインがレジスタンスになりそうです。実際、本日は綺麗に反発して終わりました。
また、下記のチャートは日経VIの日足チャートです。
現在は20を下回ってボラが低い状態です。17くらいまで下げれば、ポジティブガンマを取ってみたいところですが、まだ時間がかかりそうです。
チャートに黄色〇部分を観て欲しいのですが、短期の5MA(黄色ライン)を陽線でうわ抜いていくと、その後、ボラが急上昇しているのがわかると思います。特に、陽線が2回続くとさらに可能性が高まるようです。酒田五法的にいうなら赤三兵になりそうな時といった感じかな。
本日の日経VIは、5MAはギリギリライン上のようですが、陽線2本でボラが吹きそうな感じもしましたので、検証してみようと思いました。
ポジション紹介
今回は軽めのポジションにしたいと思ったので、デルタが-1であった09P25750@103円で1枚ロングし、先物ミニ1枚でヘッジして、ロングストラングルとしました。
ポジティブガンマの場合、プットサイドでもコールサイドでも玉を建てることはできるのですが、プットを選択しております。なぜなら、FOTMのプットの方がボラ上昇時の上昇幅が大きいからです。
以前はATMでロングストラドルを組んでいたりもしましたが、ロングストラドルよりロングストラングルの方が資金効率が良いことを以前検証しました。
損益チャートはこんな感じになりますね。
このままボラが低下していく可能性も高いのですが、その場合は、ネガティブガンマで利益が乗るはず。近い将来でボラが吹くような展開があれば、早期に利確したいと思います。
損益推移
8月13日(金)
本日の日経平均はレンジ相場でボラも低下。個別のボラも前日から-1.19ポイント低下とポジティブガンマにはつらい展開だった。
8月16日(月)
本日の日経平均は前場から500円下げる展開もあり波乱のスタート。途中、27,427円まで下げる展開があり、日経VIも10%跳ね上げたが、含み損は増える展開。
この下げでプラ転しないとなるとかなりつらい💦 P25750のIVも減少している...なぜだ🤔 バーチャトレなのでもう少し検証してみます。
8月17日(火)
本日の日経平均は寄りかた高く始まったが結局は寄り天。後場にかけてズルズルと下げ、マイナスで引けた。
トレード結果
8月18日(水)
本日の日経平均は上昇となり、さらにボラは低下しました。玉を建ててから4日間経過していることもあり、このあたりでロスカットといった感じでしょうか。
▲57,000円の含み損💦 実際に建ててなくてよかったw
まとめ
まずは、今回のトレードの日経VIのチャートを確認してみましょう。
日経VIが18%台で陽線が2回続いた時にエントリー(黄色矢印)しました。その後、予想どおり日経平均が500円下げる展開があり、ボラが吹く場面もありましたが、ここでプラ転できなかったのが敗因か。
今回は、プット買いと先物ミニのロングでボラ買いを試みましたが、この先物ミニのヘッジがよくなかったか。先物ミニではなく、コール買いにしてロングストラングルにしておけば違う結果が出たのかもしれません。
基本短期目線なので、ボラが盛らない時は早々に撤退することを考えて、ここではリスクを取るべきであったかなと思います。
やはり、ポジティブガンマは難しい💦 今後とも研究を重ねていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!