2024年11月17日(日)
早起きして今度こそ『ゴンドラ』を観に行こうと思ったら、目覚めたのは12時だった。明日観に行こう…と思ったら明日の1限から教職の講義が再開するんだった。ぐえ。
ケンタッキーでチキン食べる。店内BGMではもうすでに竹内まりやが歌っている。やば。マライア・キャリーより早いんかい。あの曲、昔CMで聴いてたときは「楽しかった、出来事を、消し去るように」だとずっと思っていて、変な歌詞だな意味わかんねーなと思っていた。ほんとは「悲しかった、出来事を、消し去るように」で、真逆だった。「悲しかった」が「楽しかった」に聞こえるの、何事?!と思うけれど、今でもCMで聴くと「楽しかった」に聞こえる。
いやーしかし、クリスマスソングってのはいつ聴いてもいいもんですな、ガハハ!幸せな気分になりますですよ、ワハハ!
まりやでも達郎でもユーミンでもいいし、マライアでもワム!でもいいけど、とにかく何か素敵なことがありそうという予感がある。
丸善でセレクション歌人のシリーズが徐々に減っているのを見かけて、売れる前にと江戸雪さんのを買った。まだ読んでないけど『百合オイル』ってすごくいいタイトルよね。あとモリミーの『恋文の技術』の新版が出ていて、スキローの人が絵を描いてて、初版限定の冊子も付いていたので買い。あと気になっていた『能美先輩の弁明』も買う。中村明日美子の新刊も気になったけど一旦保留。セレクション歌人シリーズは裏表紙にバーコードがなくセルフレジで会計できなかった。対面レジの店員さんもその罠に一旦引っかかって、そのあと手打ちしていた。
コメダで読書。
帰宅。『能美先輩の弁明』読む。ありがちな流れはだるいと思ってしまうけど、結果的にはよかったっす。受けが非常に怠惰なクズなんだけど哲学を愛していて優秀で、フランス語が読めて教授の翻訳仕事を手伝ったりしていて、1年の段階でゼミのレジュメを自分で作ったりとかしていて、学部3年で学会発表とかもできちゃう、後半はほぼ浅田彰みたいなすごい奴なのだが、なぜか専攻はニーチェで、ドイツじゃん、という。攻めもまた優秀な1年で、ちゃんとデカルトの読書会に出ていて、図書館でメルロ=ポンティを読んだりしている。でもタイトルから分かる通りテーマはプラトンで、プラトンはプラトンでも『饗宴』のアリストファネスの魂の片割れの話で、ギリシアじゃん、という。あと『饗宴』の主題ではないじゃん、という。でもよかったですね。絵も好き。
版元が光文社だから、漫画なのに帯に光文社古典新訳文庫の『饗宴』と『ソクラテスの弁明』が載っていて、投げ込みチラシでは古典新訳文庫に入ってるメジャー哲学書を受け&攻めが紹介していて、プラスアルファで同性愛文学の名作も載っている。これすごくいいね。他のBL漫画の紹介はないんかい、と思うが別になくていい。