2024年8月28日(水)
7時に家を出る。京都駅で朝食を調達しようと思いバス待合の進々堂でパンを買う。改札を通るとお土産屋さんは既に開店していて、そんなことなら柿の葉寿司でも買えばよかったと思った。
新幹線は素晴らしい乗り物だ。速いし、静かだし、何より外の景色が見える。
豊島区のTの家へ。荷物だけ置いて出る。Tは起きたばかりのようだった。鶴屋吉信のつばらつばらを渡したが、渡した後で東京にもあるんだったなと気づく。しかしTは知らないようだった。知らないふりをするような間柄ではない。
神保町でKと待ち合わせ。暑い。京都とは違う暑さ。湿気だ。京都はただ気温が高く、風がないぶん空気が籠る。東京は京都ほど暑くなく風もあるが、ものすごい湿気。汗とともに額に滲む水分がそれを物語る。
男の客しかいない回転が速すぎるカレー屋で昼食。気が急いてしかたない。もっとゆっくり食べたかった。食事はゆっくり摂ってなんぼだ。
落ち着かない気持ちはKも同じだったようで、喫茶店へ。本当に古い店かどうかわからないが、古めかしい内装と設備が面白い。半地下のホールを囲む煉瓦らしい壁には過去の客たちが名前やメッセージを書いていた。いつやめたんだろう。一番新しい書き込みは2015年だった。
SOMPO美術館で「ロートレック展」。デッサンが抜群にうまい。デッサンを楽しむ展覧会だった。しかしそれはすべて写実ではなく、言ってみれば「アニメ的」。宮崎アニメ的な躍動感とほどよい誇張が楽しい。
夜、Tと合流し3人で友人Uのお笑いライブへ。無料らしい。Uは大学を出たら養成所に入るのだそうで、今は友人と組んでライブに出たり賞レースの予選に出たりしているらしい。頑張ってほしいとは思うが、果たしてネタはあまり面白くなかった。他の芸人たちもピンキリだった。しかし生で芸人のネタを観たのは初めてだった。
夕食は寿司。高くもなく、安くもない。味と値段のバランス、このくらいがちょうど良い。