2024年11月18日(月)

1限があるので7時半にアラームをセット。起きれたが、二度寝してしまった。これは本当に不思議というか、不可抗力というか、自分の体を自分の意志で操作できないという恐怖。それで結局2限からギリギリ出席。

久しぶりの人たちと喋った。他のゼミの人たちと話すことはなかなかないから面白い。他のゼミの、論文の進みが遅すぎてやばいやつの話を聞いたりする。

久しぶりの友達に、清水寺のライトアップに誘われた。正直面倒だと思った。ライトアップに魅力を感じない。でもまあ、断るのもアレだし、と思った。

論文をコピー。見つからないやつをレファレンスカウンターで相談。素敵な人が優しく対応してくれた。つるんとした肌できゅるっとした目で、サクサクと手続きを進めてくれた。キャラクタライズしやすそうな顔だなあと思う。結果、他大学への複写依頼が1件、マイクロフィルム資料閲覧が1件。マイクロフィルムは手続きが面倒。

帰宅。明るい時間に家に帰ったのは久しぶり。録画しておいたNHKの筒井康隆の番組を見る。筒井康隆の機運が俄かに立ち上がる。我が家にある未読のツツイは『残像に口紅を』と『文学部唯野教授』。うーん。その前に読まねばならん本が色々ある。

マクドナルドで食事。後ろに座った男女が恋バナをしていた。女性が「だから私恋愛って好き、そういう点で言えば」と言っていた。文脈は全然わからないが、超かっこいい。

友達と清水寺。混んでいる。山腹からビームが放たれている。どんな写真を撮っても青い線が映り込むのが面白い。近くで撮るとライトセーバーみたいだった。

二人で歩いていたら、見知らぬ外国人男性に英語で話しかけられた。「芸者ロードはどこにある?」という感じだった。芸者ロード? どこだよそれは。とりあえず先斗町に案内すると言って、私は「ふぉろみー」と言った。彼はナルトのオタクで、よく見るとナルトのキャラグッズのジャンパーを着ていた。口下手な我々のことを察してか、いろんなことを訊いてくれた。どこに住んでるのか、大学では何を勉強してるのか、ガールフレンドはいるのか。

それから彼は、「『初めまして』の『はじめ』とナルトに出てきた『始め!』の『はじめ』は同じ言葉だが、どういう意味か?」と訊いてきた。それで私は、「『はじめ』には"first"と"start"の二つの意味があって、『初めまして』の『はじめ』は"first"、『始め!』の『はじめ』は"start"だ」と拙い英語で答えた。納得したようだった。

遅まきながら彼に、「どこから来たの?」と訊いた。喋っていたのは英語だったが、彼は"favorite"を「ファヴォリート」と発音していたから、ラテン系のどこかかな、と思っていた。彼は「クープルス」と答えた。クープルス? どこだよそれは。彼は重ねて、クープルスは小さい島だと言った。地図アプリを呼び出して彼に示すと、キプロスを示した。ああ、クープルス、キプロスね。日本語の訛りはすごい。やがて先斗町の入り口に着き、握手をして別れた。遠くクープルスにまでナルトの名声は轟いているのか。

そういえば、清水寺に一緒に行った彼も、最近彼女ができたと言っていた。なんだなんだ。みんなすべりこみで恋愛を成就させていく。焦った方がいいのか? そのうち、自分だけが独身で誰とも遊んでもらえなくなるんだろうか。

帰宅。NHKのTiny desk concert。小沢健二。すごく手が込んでいて、オザケンらしい。嬉しい。Tシャツも買おう。

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