オランダ仕込みの性格が功を奏した話。~交換留学日記#70~
日本に帰ってきてから毎日やってることは英語と中国語の勉強、引越し準備、アンネの日記を読むこと。これといった趣味がないので、アルバイトがある日の方が充実感を感じるんですよね。
たまにお食事やお茶のお誘いも来るんですけど、いくら予定が空いていても無駄な時間になるような気がしたら全て断るようにしています。
モノと同様、人間関係も断捨離して全然いいと思います。無理して付き合うのはお互いにとって悪でしかないので、麻薬の誘い同様、Noの勇気が大事!
(オランダは麻薬が合法であることから派生した例えです)
こんちゃ!よろしくお願いします!
今回はタイトル通りの内容です!
前提としてオランダ仕込みとは、オランダ人の特徴である「物事をストレートに言う」ことを指しており、日本語で言う忖度は存在しない社会です。つまり思ったことはそのまま言語化する、相手が傷つくかどうかをあまり考えない。こういったことを指します。
自分は帰国前この感覚が張り付いたことで日本社会では嫌われてしまうのではないかと危惧していました。しかし、友人から感謝されたので今回はそのことについて書きたいと思います。
ことは昨年11月か12月かな。帰国して一番最初に会った心の友からLINEで卒業論文のアンケートを依頼されました。勿論二つ返事で回答したのですが、質問文が専門用語や堅苦しい表現で回答しづらいというのが本音。
とりあえず答えるか、思ったことをクッション言葉を交えて指摘するのが日本式であるかと思います。だけど当時既に在蘭外国人になり切っていた僕は
「質問の意図がわからない、専門用語を使わずに○○って表現はどう?」
「これって相手に伝わる内容じゃないから、○○にしたら?」
「誤字脱字があるって回答者への誠意が見られない」
なんてことを平気で浴びせていました。後々見返すと少し怖い文章を送っていたことにびっくり。補足しておくと、ヨーロッパでは「沈黙は悪」というのが常識で、思ったことを口にしないなんて絶対にありえない。何も言わないことが美化される日本とは真逆の社会で、納得するまで徹底的に戦うのが当たり前。
この考えは今も活かされていて、分からないことはすぐ聞く。しつこいと思われても情報不足で失敗するよりは断然マシ、思ったことはすぐ口に出す。行動しなければ何も変わらないから。この2点は徹底しています。相手にどう思われるかより、確実に未来を変えることの方が大事。
話を戻します。帰国してからその友人は開口一番、
「ちゃんと叱ってくれたのはりくだけだった、一生仲良くしたい」
と言ってくれました。
勿論、ストレートに言うのがよくないことはあると思います。失敗して落ち込んでいる人に「実力がないから」なんて言ったら逆効果でしょう。
せっかくこの両者を学べたので、両方のいいとこどりをできるように日々心掛けたいなって思います。つまり、うまく使い分けるということ。
日本人はもっと自己主張していい、相手にどう思われようがどうでもいいことに気付くべきだと思います。ネガティブに思われたところで、それは僕が何とかできることではない所謂「ユアゾーン」なので仕方ないんです。
結局は全て自己責任!上手くいくのも行かないのも自分だ!
Have a nice day!!