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SUSURUTVは何を啜るのか、あるいは変わっていく事について(エッセイ)

大晦日。起きたら夜の6時でした。

年々、堕落しているような気がする。子供の頃って、よく考えたらすごい。きちんと朝の7時に起きて、10時には寝ていた。なにその健康生活。ヤバすぎでしょ。子供の頃に出来ていた事が、大人になって出来なくなる。これ、もしかして退化してる?今すぐにお腹の中帰った方がいい?

買ってあった蕎麦を茹でて、啜る。SUSURUTVも今日は蕎麦なのだろうか。そう思い調べてみたら、年越しは啜るものなら何でもいいらしい。年越しうどんでもラーメンでもフォーでも。パスタは分からない。パスタを啜って食べたら、イタリア人にパスタ掬うときに使うでっかいトングで殴られるかも知れない。そこは自己責任でお願いしたい。

SUSURUTVといえば、今年キアヌリーブスと対談して話題に。キアヌリーブスと公的に対談した人の中で、一番気が狂っているSUSURUTV。多分そう。「毎日ラーメン健康生活」という言葉のパワー。「矛盾?何それ?矛のほうが強いに決まってるしょっ!」と言って、盾貫いてるようなパワー。日本の誇りだよ、SUSURUTV。ヤバいクレーマーネタも全国を駆け巡った。店主さんが土下座している様子がサブチャンに上がってないのですが、いつ上がるんですか?

そんな事を思いながら久しぶりにSUSURUTVを見ると、一本あたりの動画の長さが、昔と比べて倍くらいになっていた。なんか、街ブラコーナーが追加されていた。何だそれは。必要なのかそれは。まさかじゅん散歩の後釜を狙っているのか。ズル散歩、いっちまうのか。斉藤和義と啜ってしまうのか。

そうか。SUSURUTVでさえ、変わってしまうのか。ラーメンを啜っているだけでも、人はゆっくりと変わっていくのか。変わらないものなんて、この世には何一つないのか。一瞬のきらめき、一瞬の火花散らすように。

2021年も終わる。笑ってはいけないも終わってしまって、僕はテレビを見なくなってこの文章を書いている。年を越す事は、変わっていく事だ。それが良い変化なのか悪い変化なのかは分からない。ただ、変わっていくという事は確かだ。SUSURUTVのように。だからまあ、出来るだけ良い方向に進めればな、と思っている。

そういえば、今年自分にとって一番大きな変化はこのnoteを始めた事だろう。これはとても良い変化だった。本も出した。一冊も売れてないけど。それでも、出せた事が嬉しかった。プロになる気もないし。ほら、笑ってはいけないが終わったりするばかりじゃない。良い変化も、きっとある。

読者の皆さん、昨年はお世話になりました。来年も何か書いていきますので、よろしくお願いします。それでは、良いお年を。

追伸
SUSURUTVは、大晦日に中本を啜ったそうです。うま辛い!

短編集「過去に失望なんかしないで」発売中!

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