【ドラゴンボール超】世に蔓延るサイヤ人仕事論の落とし穴
どーも。くまぽん(@Dusthacker)と申します。
みなさん最近瀕死になるまで仕事してますか?
私はコンサルという職種の関係上、ハードワークになりがちなので、瀕死の状態に陥ることがしばしばです…。
そんな時、年齢が比較的近い先輩社員からは「瀕死の状態から立ち直ると戦闘力が格段に増す」という戦闘民族サイヤ人理論により鼓舞されることがよくあります。
この「瀕死の状態から立ち直ると戦闘力が格段に増す」という理論は、漫画ドラゴンボールに出てくるチート設定からきていて、主にフリーザ編でインフレした敵の戦闘力に、サイヤ人である悟空やベジータが何度も瀕死の状態になりながら、立ち向かう際に用いられていたものです。
つまり先輩社員曰く、我々コンサルタントは企業戦士という括りでは戦闘民族であり、その中で瀕死の状態になりながらもハードワークをこなしていくことで、より戦闘力が増す=デキる社会人になれると言うのです。
悪ノリとしては中々筋が通った主張のように思えますが、ドラゴンボールが大好きだからこそ私はこのサイヤ人理論をかざす人間に声を大にして言いたい。
仙豆はないんです。
と
そもそもこのサイヤ人理論は瀕死の状態から立ち直ることを前提としていますが、瀕死の状態から立ち直る術が我々企業戦士にはありません。
仙豆もデンデも傷を癒すあのマシンすら無いです。
一度瀕死の状態になってしまうと、もうじっと耐えるしかないんですね。
耐えきれず身動きすら取れなくなった戦士は皆さんご察しの通り
動けないサイヤ人など必要ありません
ね。
散々こき使われたあげく、ナッパのように粉微塵になって捨てられるのがオチです。
では我々企業戦士はナッパのようにならないにはどうしたらいいのでしょうか。
それは実にシンプルで
瀕死になる状況を避ける
です。
追い詰められた状態で「オラワクワクすっぞ」とか言ってるドMも、サイヤ人としての誇りが邪魔をして無茶するプライドの塊も瀕死の状態に陥りがちです。
自分の実力を加味して道着を脱ぐ、チャオズを置いてくる判断ができるということは実は企業戦士として必要なことではないかと。
要は少しでも危機に陥ったらすぐにアラートをあげる、もしくは手を引くことが大事だと思っています。
若いうちにがむしゃらに仕事をすることは必要なことだと思いますが、無駄に瀕死状態になりながら頑張る人間こそ戦闘力は上がらないんじゃないでしょうか。
ただし、ヤムチャのように己を鍛えることを放棄するヤツみたいにはなりたくありませんね。