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推しぬい作り②創作ぬい編

 各位。いつもお世話になっております。さて、創作ぬいを作っていきましょう。光一くんのぬいを作っていく前に、一旦創作ぬいを挟んでみることにします。今回はこの子を作ります。イメソンは、OPはKinKi Kidsの「銀色 暗号」、EDは1期がKinKi Kidsの「Night+Flight」、2期がJUJUの「こたえあわせ」です。どれも素敵な曲なので、ぜひ聞いてみてください。
 私も今回この辺を作業BGMにしてやっていこうと思います。(追記:アマプラでブラックペアンとドクターXとDr.STONE流してました)

この子を作ります

 例によって私は刺繍の才能が大爆発しているし、インターネットお絵描きマンとしてのバズりぢからはド底辺ですがそれなりに実力派な上(自分で言うか?)平気でクリスタを持ち出し型紙をいじくり始めるので、初心者のぬい作りの参考にはあまりならないかもしれません。お手数ながら貴方にて容赦しといてください。


型紙の準備

 今回は、15cmぬいを作る予定でしたので、15cmの型紙で好みのものを見繕いました。まろまゆさんのこちらの型紙がすごく可愛かったので、製作動画を拝見したところ、なんと頭と首をコの字綴じでくっつける方式(弊方はコの字綴じが不得意)。この体で、頭と縫い合わせる形にしたい、どうすればよいのか。

 『かんたん! かわいい! はじめての推しぬい&ぬい服』にも、15cmぬいぐるみの型紙が入っています。首と身体で別々の型紙を使えばよいのでは?と思い至りました。首周りは少し調整が必要ですが、クリスタでなんとかしました。
 前回の反省を生かすべく、まずは書籍付属の型紙をスキャナで取り込み、体部分を配布型紙と入れ替えます。首周りは、書籍付属型紙と同じ形にする必要がありますので、レイヤーを重ねて、加工を行いました。書籍の方もまろまゆさん監修の型紙となっており、幸いあまり苦労しませんでした。皆さんも「首はこっちがいいけど体はこっちがいいな」という時は自己責任で型紙を合成してみてください。
 ついでに、アイロンプリントがし易いように、スキャンした型紙データをギュッと寄せて、プリントしやすいようにします。22cmぬいのも、ついでにやっておきます。顔だけ離れているのは、あとで顔の刺繍をすることを考慮した配置となっています。

合成された型紙

全体的なデザイン決め

 15cmぬいの体型とはあまり合っていませんが、大体このような見た目で作るぞ、という設計図を描いておきます。手足などをかなり長めに描いてしまいましたね。白いシャツが縫い付けられた黒いワンピース、できれば袖にフリルを少々、足にはブーツを履かせて…と思っていますが、これは体ができた後の私に丸投げするとします。

顔のデザイン

 上記のデザインを元に、顔のデザインを決めます。まろまゆさんのフォスぬいを眺めてモチベーションを高めつつ。前回のnoteでは書きそびれてしまったのですが、ぬいは綿を詰めると、かなりバランスが変わります。顔の位置をかなり下げないと、顎が学園ハンサム※になってしまいますので、こんなにやっちゃっていいのか?と思うくらい、寄り目にして、顔をガッツリ下げます。下図の通り、デザインを仕上げましたが、もう少し目を寄せた方が良い気がしましたので、あとで修正をしました。
※弊方は学園ハンサムミリしらであること申し添えます。

 髪は銀色、目は黄緑のグラデーションにします。そして製作前に、ぴよぴっこさんのこちらの動画も拝見しました。下縫いをすると仕上がりがきれいになったり、縁取りをするとミシン刺繍のように見えたりするということで、早速今回からこれらの技法を取り入れて、作ってみようと思います。

仕立て

生地にアイロンプリントで転写された型紙

 生地に型紙の絵柄をアイロンプリントで転写し、自作ぬいパタ風味に。少し生地の伸び具合が減ったのが気になりますが、綿を詰める段階になれば、アイロンプリントが剥がれようが割れようがお構いなしですからね。それにしてもスムーズに終わって本当に気持ちがいいです。
 ちょっと接着芯?のような気持ちになりますので、接着芯不要になったりして?とも思いました。アイロンプリントもさまざまでしょうから、ここは皆さんで試して頂ければと思います。
 刺繍が一番楽しいので、モチベーションを保つべく、まず縫えるところから縫っていきますと、裏にアイロンプリントがある分、生地が硬くなってしまい、縫うのにかなり力が必要です。指が少し痛くなるので、根気が必要です。それに布の伸び具合もかなり減る気がしますので、顔の配置もそれを踏まえて再調整しなくては……(した)

顔の刺繍

下縫い

 今回は下縫いと言うのをやってみましたが、輪郭がガタガタになってしまう、と言うことが避けられるそうです。そのテクニックを取り入れて見たところ、かなり綺麗に仕上がりました。次回も取り入れるつもりです。そして仕上がった刺繍がこちら。 

完成した刺繍

 かなり……上手いのでは?ぬいの顔を2回目に作る人ってレベルじゃないぞ……?千切れる刺繍シートに変更したことで、刺繍シートを洗って取る時間や、乾き待ちの時間も省略され、非常にスムーズに進められました。

完成!

 横に映っているのは、顔デザイン用のデータになります。比較してみると、アイロンプリントで生地が伸びにくくなっている分、生地の伸びをさほど気にせず顔をデザインしてもよさそうです。目のハイライトを中央寄りにすることで、目が合うお顔に仕上がります。

 服を作る気力がちょっとすぐに出なかったので、光一くんぬい(小)をくださったフォロワさんがくれたぬい服を着せてみました。かわいい!現場に向けて自爪養成中なので、ネイルを外さなければよかった。外すと伸びっぱなしに見えてしまう……

 ということでネイルをやり直して写真撮影し直し。ネイルも可愛いのでぜひご覧ください。

今回の振り返り

  • アイロンプリントは必須級。
    手写しによるズレが減るだけで仕上がりも抜群に上がり、ストレスも減る。但し私が買ったアイロンプリントは、転写すると布が硬くなり、力が必要になる点はデメリットかもしれない。

  • 鼻、下まつ毛などはフレンチノットではなく、2本取りの短いストレートステッチの方が綺麗に見える。

  • 鼻をダーツの端の真横にするとバランスがよさそう。目もほんのり上に調整する。アイロンプリントの分、綿を詰めてもあまりバランスがかわらなかった。この知見は次回に生かします。

<参考書籍等情報>


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