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Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2 黒塗り版(Black Nickel Version)
日々、変化し続けるカメラ市場に挑戦する「フリッパー」の皆様!
ヴィンテージカメラ・レンズ専門の情報誌、フリッパーズガイドです!
本日も、ぜひ最後までご覧くださいませ!!
1 : 商品概要
Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2は、歴史的な価値と優れた性能を兼ね備えた優れたカメラレンズです。このレンズは、1932年に初めて発売され、当時のカメラ愛好家に大きな注目を集めました。その後も改良が加えられ、現在でも高い評価を受けています。
このレンズの特徴的な点は、50mmの焦点距離とF2の大口径です。これにより、被写体を明るく、鮮明に撮影することができます。また、光学系には高品質なガラス素材が使用されており、優れた解像力と色再現性を実現しています。
製造には、当時の最新技術が駆使されています。特に、レンズのコーティング技術は革新的であり、光の反射を抑えることでフレアやゴーストを軽減しています。さらに、レンズ構造も最適化されており、歪曲や像面湾曲を最小限に抑えることができます。
Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2は、歴史的な価値と優れた性能を兼ね備えた優れたカメラレンズです。その精巧な製造技術と優れた光学性能により、多くのカメラ愛好家やプロフェッショナルフォトグラファーに愛されています。
※先黒、黒塗りバージョン(Black Nickel Version)は、1932年から1936年までの期間に初期の製造ロットとして生産されましたが、数が非常に限られているため、入手が困難である事、そして、後の製造バージョンとは外観や仕様が異なるため、その希少性が高まっています。市場では、コレクターやカメラ愛好家の間で高い価値がつけられています。
※ただし、具体的な希少価値や価格は市場の変動や需要によって変わることがありますので、専門家の評価や市場の動向を確認することをおすすめします。
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2 : スペック
- レンズタイプ:単焦点レンズ
- 焦点距離:50mm
- 最大口径:F2
- 最小口径:F22
- レンズ構成:5群6枚
- フィルターサイズ:39mm
- 最短撮影距離:1m
- レンズマウント:ライカMマウント
- 重量:約200g
- 寸法:直径約50mm、長さ約40mm
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3 : 使用感
- 映像の解像度が非常に高く、細部まで鮮明に写ると評価されている。
- ボケ味が美しく、被写体との立体感を引き立てることができる。
- 色再現が自然で、写真に温かみや深みを与えると好評。
- レンズの明るさにより、暗い場所でも十分な明るさで撮影できると好意的に評価されている。
- レンズのコンパクトさと軽さが、持ち運びや使いやすさに貢献していると評判。
- レンズの造りが堅牢で耐久性があり、長期間にわたって信頼性の高いパフォーマンスを提供しているとの意見がある。
- レンズの絞りリングやフォーカスリングの操作感が滑らかで、使いやすさが高く評価されている。
- レンズの価格が他の高級レンズに比べて比較的手頃であり、コストパフォーマンスが良いと評されている。
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4 : 類似商品との比較
- Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8
- Nikon NIKKOR-S 50mm F1.4
- Canon Serenar 50mm F1.8
- Leica Elmar 50mm F3.5
- Voigtlander Nokton 50mm F1.5
Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2の利点は以下の通りです
- 高い解像度と鮮明な描写:高品質な光学設計により、鮮明で詳細な画像を提供します。
- 自然なボケ:F2の大口径により、美しいボケを実現します。
- コンパクトなサイズと軽量:持ち運びや取り扱いが簡単で、携帯性に優れています。
- 耐久性と信頼性:高品質な素材と製造技術により、長期間の使用に耐える堅牢な構造を持っています。
- 歴史的な価値:Ernst Leitz Wetzlarは、Leicaカメラの製造元として有名であり、その歴史的な価値も魅力の一つです。
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5 : 長所
- 高い解像度と鮮明な描写力
- 優れた色再現性
- 自然なボケ味
- コンパクトで軽量な設計
- 耐久性がある
- 良好な低光環境での撮影能力
- 手動フォーカスリングが滑らかで正確
- 絞りリングが使いやすい
- レンズの歪みや色収差が少ない
- 高いコントラストと良好な階調表現
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6 : 短所
- 解像度が高くない
- ボケがあまり美しくない
- フレアやゴーストが発生しやすい
- 被写界深度が浅く、絞りを絞らないと被写体がぼやける
- 周辺光量低下が起こりやすい
- 絞り環が操作しにくい
- レンズの重量が重い
- レンズフードが付属していない
- マクロ撮影には向いていない
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7 : まとめ
Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2のおすすめできるユーザーや用途は以下の通りです:
- ライカMマウントカメラを使用するフォトグラファー:このレンズはライカMマウントと互換性があり、高い解像度と鮮明な描写力を提供します。
- 自然写真や風景写真を撮影する人:50mmの焦点距離とF2の大口径により、被写体を明るく、鮮明に撮影することができます。また、自然なボケ味も魅力です。
- ポートレート撮影をする人:50mmの焦点距離は、人物を自然な視点で撮影するのに適しています。また、F2の大口径により、被写体を美しく引き立てることができます。
一方、Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2は以下のユーザーや用途にはおすすめできません:
- スポーツや野生動物の撮影をする人:50mmの焦点距離は、被写体が遠くにある場合には不向きです。また、F2の大口径では、被写体の動きに対して十分なシャッタースピードを確保することが難しい場合があります。
- マクロ撮影をする人:Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2は、最短撮影距離が1mと比較的長いため、マクロ撮影には向いていません。
- 明るい環境での撮影をする人:F2の大口径は、暗い場所での撮影に適していますが、明るい環境では絞りを絞らないと過曝になる可能性があります。
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8 : トラブル、メンテナンス
Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2に発生しやすいトラブルは以下の通りです。また、それぞれのトラブルに対する有効な対策も述べます。
・レンズの結露:湿度の高い環境下で使用すると、レンズに結露が発生する可能性があります。対策としては、レンズを湿度の低い場所で保管し、使用前に十分に乾燥させることが重要です。
・ダストや汚れの付着:レンズにダストや指紋などの汚れが付着すると、写真の品質に影響を与える可能性があります。対策としては、レンズキャップやフィルターを使用して保護し、定期的に清掃することが必要です。
・レンズの絞り不具合:一部の使用者は、絞りリングがスムーズに動かないなどの不具合を報告しています。対策としては、レンズの絞りリングを定期的に点検し、必要に応じて専門家に修理を依頼することが必要です。
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9 : 販売情報
Ernst Leitz Wetzlar Summar 50mm F2の中古品の市場相場は、状態や需要によって異なりますが、一般的には10万円から20万円程度となっています。ただし、希少な特別なバージョンや状態の良い個体は、それ以上の価格で取引されることもあります。
このレンズの流通量は比較的少なく、入手が困難なことがあります。特に状態の良い個体は需要が高いため、市場に出回る数は限られています。そのため、入手するには時間と努力が必要かもしれません。
状態の良い個体は、外観や機能に傷や汚れがなく、レンズ自体もクリアであり、ピントリングや絞りリングなどの操作もスムーズであることが求められます。また、元のパッケージや付属品が揃っている場合も評価が高くなります。中古品市場では、これらの状態が整っている個体が高い人気を持っています。
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回の商品はいかがでしたでしょうか?
全てのフリッパーズ、またカメラ愛好家にとって、お気に入りの商品を見つけるお手伝いになれば幸いです。
では、次回の記事でもお待ちしています!
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