LEICA M9
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本日はカメラ界のフェラーリ、ライカのデジタル世代機のご紹介になります。
ぜひ最後までご覧くださいませ!!
1 : 商品概要
LEICA M9は、ドイツの高級カメラメーカーであるLeica Camera AGによって製造されたデジタルカメラです。M9は、2009年に発売され、LeicaのMシリーズの伝統的なデザインと操作性を受け継いでいます。このカメラは、35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載し、合成樹脂ではなく、メタルボディで作られています。
M9は、ライカの伝統的なマニュアルフォーカスシステムを採用し、光学ファインダーを備えています。また、高い画像品質と色再現性を提供するために、画像処理アルゴリズムが最適化されています。このカメラは、写真愛好家やプロフェッショナルにとって、高い品質と堅牢性を備えた優れた撮影ツールとして評価されています。
2 : スペック
- モデル: M9
- ボディカラー: ブラックペイント仕上げ、
- イメージセンサーサイズ: フルサイズ(35mm判、36×24mm)
- 撮像素子: コダック製CCD、総画素数1,850万、有効画素数1,800万
- 撮影感度: ISO80〜2500
- 連写機能: 約2コマ/秒、最大8コマ
- 記録メディア: SDHC/SDメモリーカード
- 液晶モニター: 2.5型23万ドット
- シャシー: マグネシウムダイカストのフルメタル
- カバー: 合成皮革
- トップカバーとベースプレート: 真鍮製
- 本体サイズ: 139×80×37mm(幅×奥行き×高さ)
- 重量: バッテリー込みで585g
- 同梱ソフト: Photoshop Lightroom(Capture One 4から変更)
- 対応OS: WindowsとMac OS X
3 : 使用感
- 画質が非常に高く、色再現性が素晴らしいと絶賛されている。
- マニュアルフォーカスシステムの操作性が抜群で、撮影の精度とコントロールが楽しめる。
- フルサイズセンサーの採用により、写真のディテールやダイナミックレンジが素晴らしいと評価されている。
- ライカの伝統的なデザインと高品質なボディは、使い心地や耐久性において信頼性が高いと感じられる。
- レンジファインダー方式のファインダーが鮮明で、被写体の合焦が瞬時にできるため、瞬間を逃さずに撮影できる。
- ブラックペイント仕上げやスチールグレーペイント仕上げの美しい外観が、所有する喜びを与えてくれる。
- Mシリーズの伝統を受け継ぐことで、写真愛好家やプロフェッショナルのニーズに応えるカメラとして高く評価されている。
4 : 類似商品との比較
- Canon EOS 5D Mark II
- Nikon D700
- Sony α900
- Pentax K-7
LEICA M9の利点は以下の通りです:
- フルサイズの35mmセンサーを搭載しており、高い画質とダイナミックレンジを提供します。
- レンジファインダーシステムを採用し、独特のフォーカス体験と正確な合焦を実現します。
- ライカ独自のデザインと堅牢なボディが備わっており、耐久性に優れています。
- 伝統的なマニュアル操作と操作性が特徴であり、写真愛好家やプロフェッショナルにとって理想的なツールです。
- フィルムライクな色合いや描写を実現し、特有の写真表現を楽しむことができます。
- 高い色再現性と優れた画像処理アルゴリズムにより、写真の細部まで美しく表現することができます。
- ライカブランドの高い信頼性と品質があり、所有する喜びを与えてくれます。
5 : 長所
- 高品質なフルサイズの35mmセンサーによる優れた画質とダイナミックレンジ
- レンジファインダーシステムによる正確なフォーカスと合焦体験
- ライカ独自のデザインと堅牢なボディによる耐久性
- 伝統的なマニュアル操作と操作性の優れたカメラ体験
- フィルムライクな色合いや描写による特有の写真表現の可能性
- 高い色再現性と最適化された画像処理アルゴリズムによる美しい画像表現
- ライカブランドの信頼性と品質による所有の満足感
6 : 短所
- 高感度撮影においてノイズが顕著に現れる傾向がある
- ファインダーの倍率が低く、一部のレンズでのフレーミングが困難な場合がある
- センサーコーティングの剥離問題があり、修理が困難である
- マニュアルフォーカスシステムは操作が煩雑で、迅速な合焦が難しい場合がある
- 現行のカメラと比較して、高価な販売価格が設定されている
- ビデオ機能やモダンなオートフォーカスシステムなど、一部の最新の機能が欠けている
- メニュー操作や操作系が使いにくいと感じるユーザーもいる
7 : まとめ
おすすめできるユーザーや用途:
- フィルムライクな写りや高画質を追求する写真愛好家
- マニュアルフォーカスやレンジファインダーシステムの操作に慣れたユーザー
- ライカブランドのデザインやビルドクオリティを重視するユーザー
- ファッション、ポートレート、ストリートなどのジャンルでクラシックな撮影スタイルを追求するユーザー
おすすめできないユーザーや用途:
- オートフォーカスやビデオ機能を頻繁に使用するユーザー
- 高感度撮影や低照明条件での撮影を主とするユーザー
- メニュー操作や高度な機能を求めるユーザー
- 予算に制約のあるユーザー(LEICA M9は高価格帯に位置するため)
- センサー修理の受付が終了していることに懸念を抱くユーザー
8 : トラブル、メンテナンス
LEICA M9には以下のようなトラブルが発生することがあります。
1. センサーコーティングの剥離: センサー上のコーティングが剥がれることで、白いポツポツが写り込む可能性があります。対策としては、対策済みのセンサーを搭載したモデルを選ぶか、メンテナンスを定期的に行い清潔な状態を保つことが有効です。
2. 高感度撮影時のノイズ: M9は高感度撮影時にノイズが顕著になることがあります。対策としては、適切な露出やノイズリダクション処理の活用、光量の十分な条件下での撮影などが有効です。
3. フォーカスの精度や正確性の問題: マニュアルフォーカスやレンジファインダーシステムの操作に慣れていない場合、フォーカスの精度や正確性に課題を感じることがあります。対策としては、練習や経験を重ねて操作に慣れることが重要です。
4. メニュー操作や操作系の使いにくさ: M9は直感的で簡素な操作系を持っていますが、一部のユーザーはメニュー操作や設定の変更に苦労することがあります。対策としては、取扱説明書やオンラインリソースを活用し、操作方法を理解しておくことが役立ちます。
これらのトラブルに対処するためには、十分な知識と経験、適切なメンテナンス、操作の熟練が重要です。また、Leica公式のサポートやアフターサービスに相談することも有効です。
9 : 販売情報
LEICA M9の中古品の市場相場や入手の難易度は以下のような状況です。
- 中古市場相場: LEICA M9の中古品の市場相場は、様々な要素によって変動します。一般的に、使用状態やセンサーコーティングの状態、付属品の有無などが価格に影響を与えます。現在の相場では、一般的な状態のM9の中古価格は約40万円〜60万円程度とされていますが、状態や市場の需要と供給によって変動することがあります。
- 入手の難易度: LEICA M9は生産終了後のモデルであり、新品の供給は限られています。中古市場においても、特に状態の良い個体や対策済みセンサーを持つ個体は入手が難しい傾向があります。市場に流通している数も限られているため、希少性が高いと言えます。
- 状態の良い個体の状況: 状態の良いLEICA M9は、センサーコーティングの問題がない、外観や機能が良好な個体です。通常、良好な状態の個体は、センサーコーティングの対策済みセンサーを搭載し、操作に問題がなく、外観も傷や汚れが少ない状態であることが期待されます。しかし、これらの個体は入手が困難であり、市場に流通する数は限られています。
なお、市場相場や入手の難易度は時間とともに変動することがありますので、実際の状況については中古カメラ店やオンラインの中古市場を確認することをおすすめします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回の商品はいかがでしたでしょうか?
全てのフリッパーズ、またカメラ愛好家にとって、お気に入りの商品を見つけるお手伝いになれば幸いです。
では、次回の記事でもお待ちしています!