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(5) すべての人は罪人 ローマ3:9−20

9,では、どうなのでしょう。私たちにすぐれているところはあるのでしょうか。全くありません。私たちがすでに指摘したように、ユダヤ人もギリシア人も、すべての人が罪の下にあるからです。
10,次のように書いてあるとおりです。「義人はいない。一人もいない。
11,悟る者はいない。神を求める者はいない。
12,すべての者が離れて行き、だれもかれも無用の者となった。善を行う者はいない。だれ一人いない。」
13,「彼らの喉は開いた墓。彼らはその舌で欺く。」「彼らの唇の下にはまむしの毒がある。」
14,「彼らの口は、呪いと苦みに満ちている。」
15,「彼らの足は血を流すのに速く、
16,彼らの道には破壊と悲惨がある。
17,彼らは平和の道を知らない。」
18,「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」
19,私たちは知っています。律法が言うことはみな、律法の下にある者たちに対して語られているのです。それは、すべての口がふさがれて、全世界が神のさばきに服するためです。
20,なぜなら、人はだれも、律法を行うことによっては神の前に義と認められないからです。律法を通して生じるのは罪の意識です。

ローマ人への手紙3章9‐20節



罪を指摘されることを喜ぶ人はまれでしょう。なおさら罪人扱いされることには抵抗があります。

聖書が明らかにしようとしている罪とは、人に対するあやまった行為のことではなく、神に対するものです。

神に選ばれた民族であると言っても罪を逃れられなかったように、すべての民族、すべての人間は、等しく、神に対して罪を犯している者なのです。


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