【45歳から始めた中小企業診断士試験合格までのよもやま話(5)試験勉強の王道とは? その1】

前回は早朝の勉強時間を利用して、関連資格の勉強について触れさせてもらいましたので、
今回は中小企業診断士の勉強そのものがどうだったのかをお伝えさせてもらいます。

6月の半ばから通学講座に通い、勉強を開始したのですが、当初はテキストの予習と復習を行っていただけでした。

ただ最初の勉強科目の企業経営理論は経営者として関心のある内容(経営戦略・組織人事・マーケティング)であったために、毎回楽しくテキストを読んでいました。

8月の初めには自分実力を知るためと本試験慣れをするために一次試験を受験しました。
結果的にまだ全体の半分ほどだけ勉強をしていた企業経営理論の1科目に合格することができました。

ただまったく勉強もしたことが無い、経済学と運営管理の科目が1問足らずの56点で不合格だった(その他の科目は20~30点でしたが)ために、ほんの少し勉強すれば合格できるのではと勘違いをしてしまう原因になり、関連資格の勉強に注力してしまい、その後診断士の勉強が完全におろそかになっていくのです。

このような中途半端な状態で日本マンパワーの通学講座での勉強も進み、11月で前半の3科目が終了し、3科目(企業経営理論・財務会計・運営管理)の中間試験があり、結果的に1科目も50点以上を取ることすらできず、大惨敗してしまう情けない状態でした。

すべては通学講座の時だけ勉強し、予習や復習をおろそかにしたことが原因です。
いま思えば基本に忠実に勉強することが大切で、講義で学んだことを忘れないうちに復習することが知識の定着につながりますし、予習をしておくことで講義に集中することができます。

日本マンパワーではテキストの他にロジックノートというサブ教材を自宅学習用に支給してくれていました。

この中には各テーマの重要な部分だけをまとめたページがあり、予習がしやすくなるようにしてくれていました。

また巻末には二次試験対策にもなるようにキーワードからそのキーワードを文章で書けるようにするための問題集も付いていました。復習をするための最適な教材であったと思います。

情けないのはせっかく学校が勉強しやすいように準備をしてくれているのに、上手く活用することができなかったために、中間試験で情けない点数しか取れなかったのだと思います。

ここで試験対策の重要なポイントは、予習→講義の受講→復習のサイクルを何度も回し、暗記するのではなく、理解することだと思います。

ただしこのパターンは時間を掛けて勉強できる人のパターンであり、時間が少ない人には無理な勉強方法かもしれません。

できれば余裕を持った試験へのチャレンジ体制を作っておくことが大切です。


試験勉強の王道とは? その2につづく

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