音霊魂子バースデーSS
表紙は、たまちゃん@たまっ子💜☪️(@otamahan3010)様より提供頂きました。ありがとうございます!
はじめに
こちらのSSは音霊魂子さんのお誕生日をお祝いするお話です。
もし読まれた方で、音霊魂子さんをまだ推してないという方がいらっしゃいましたら、この機会に何でもいいので音霊魂子さんの配信のアーカイブを見て、気に入ったらチャンネル登録と高評価を!
そして、ご本人様のTwitter宛に「ハピバ!」とお祝いのリプを送ってあげてください。
たまっ子は、このお祭り騒ぎをより盛り上げるべく、まずは主人公を自分だと思ってこれを読んでくださいね?
では本編をどうぞ。
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「ねぇねぇ、今日は何の日かわかる?」
リビングで写真を整理していたら、突然魂子がそんなことを言ってきた。
カレンダーを見ると12月8日であることに気付く。
「えっと、針供養の日だっけ?」
「何その日?」
「その年に使った針や曲がった針を、豆腐やコンニャクに刺して神社に納める日だよ?」
「へぇー、そんな日があるんだ。って、それじゃなーい!」
ほっぺがプクーっと膨らんで可愛らしい。
「わかんないかなぁ?」
ジト目で睨まれる
「えーっと、アルバムセラピーの日かな?」
「アルバムセラピーの日?」
「過去の自分を写真から振り返ることで、新たな喜びや幸せを発見するための取り組みの記念日だよ。ちょうど今見てるから、魂子も一緒に見る?」
「え!見る見る!」
そう言ってすぐ隣に座りに来た。
「わっ、懐かしい〜。これ高校の頃の写真じゃん。」
「魂子はこの頃から比べて、ずいぶんしっかりしたよね。その分甘えん坊も加速してて嬉しい限りだけど。」
「えへへ、そんな褒めても何にも出ないよー?」
「家事は相変わらず壊滅的だけど。」
「ふぇ…、なんでそんなイジワルいうのぉ?どうせ、私なんて掃除もできないし、料理もそんなできないし、洗濯物もキミにお任せだけどさ〜。これでも頑張ってるんだよ?」
「そうだね?その分、僕が兼業主夫してるからいいんだよ。魂子がお仕事頑張ってるのを見てるのが好きなんだから。」
「えへへ〜、だからキミのこと好き〜。」
そう言ってくっついてくる辺り、ほんとに可愛い。これ押し倒しても良いのかな?
「ハッ!!本来の目的を忘れるところだった!今日が何の日かって聞いてるの!」
「えっと、太平洋戦争の開戦日だったよね。」
魂子の瞳からハイライトが消えた。
「スゥー…。オーケーならば戦争だ。」
「ぷぷ、ごめんイジワルしすぎたね。」
「ぶぅー、付き合い長くなりすぎて、もう忘れちゃったの?」
「はて、なんの事だか。」
「…もういい!」
怒ってそっぽを向かれてしまった。
さすがにからかい過ぎたか。
「ごめんね。ちゃんとわかってるから機嫌直して?」
そう言って後ろから魂子を抱きしめる。
「魂子の誕生日だよね。ちゃんとわかってるよ。」
耳元でそう呟く。
「もう、わかってるなら最初からそう言ってよ。」
ブーたれてる魂子も可愛すぎる。
「ごめんね。拗ねてる魂子も可愛くて、ついイジワルしちゃった。」
席を立ち、冷蔵庫に向かう。
「お詫びじゃないけど、魂子の為にケーキを焼いたからこれで許して。」
そう言って、二段積みのケーキを取り出す。
「ちなみに、チャーシューケーキを乗せたラーメンもこちらに用意しております。」
更に、チャーシューのスライスをケーキに見立てて重ねたものも用意した。あとはお手製豚骨スープを温めて、麺を茹でるだけだ。
「どっちから食べたい?」
「もちろんラーメンから!」
そう言うだろうと思ってスープの解凍は済んでいる。
魂子の為にラーメンとケーキをご馳走して、お腹が膨れたところで、玄関のチャイムが鳴る。
「洗い物してるから、良かったら魂子出てくれる?」
「うん、わかった。」
そう言ってスリッパをペタペタと鳴らしながら、魂子が玄関に向かう。
「わぁー!これなに?なにこれ?ええぇぇぇ!」
玄関の向こうから魂子の悲鳴が聞こえる。
バタバタと走ってこっちに来た。
「ねぇ!これ!」
「お誕生日おめでとう。」
現れた魂子の両腕の中には大輪のバラの花束が入っている。本数は99本だ。
「で、これで花束の完成だね。」
そう言って隠し持っていたバラを1本花束に追加する。
これで100本のバラの花束が完成した。
「なにこれ!すごい!はじめてもらった〜。え?何すればいい?手でハート作れるよ?見る?」
魂子は気が動転してるようで、あわあわしている。
「ところで、魂子は100本のバラの花束の意味は知ってる?」
「…えっとー、あれでしょ?うん、知ってるよ?うん、私知ってる。あれだよねー。えっとー、ちょーっと待ってねー。」
そう言ってこっそり(全然こっそりできてないが)スマホで調べようとしているので、検索結果が出るまでに次の仕込みに移る。
「あ、そういう意味の…」
そう言いながら、魂子の顔が真っ赤になっている。意味がわかって照れているようだ。
「同棲をはじめて今日でちょうど4年になるよね。魂子の誕生日と同じ日だからどうしようかと考えててさ。」
そう言って小さな箱を取り出す。
「まずは誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。はじめて出会った日から変わらず…。いや、あの頃以上に魂子の事が大好きだよ。愛してます。」
そう伝えると、魂子は感動したのか涙を流している。
「そして、同棲して5年目を迎えるこのタイミングだからこそ、言わせてください。」
魂子の前に、小さな箱の蓋を開けて差し出す。
「これからも魂子を愛し続けます。僕と結婚してください。」
箱の中には指輪が輝いている。
「…ぐすっ。ねぇ、私でよかったの?」
「魂子だからいいんだよ。」
「私、家事できないよ?」
「それは僕が得意だからいいんだよ。」
「すぐヤキモチ妬くよ?」
「そんなとこも可愛くて好きなんだ。」
「耳舐めるくらいしか特技ないよ?」
「そう言いながら、実はウブな女の子が好きなんだ。」
「…ほんとにほんとに私でいいの?」
「だぁーもー!魂子だからいいの!ほら左手もらうよ!」
そう言って魂子の左手を取り、薬指に指輪をはめる。
「これで予約をさせてもらったからね!問題ある?」
「ううん、何にも問題ない。何にも問題ないよ。私もキミが好き。大好き!」
そう言って抱きついてくる。
そこから、魂子の好き好き耐久が始まったのは言うまでもないだろう。
魂子と出会って、沢山の思い出がある。
高校の時は
友達作りに奔走したこと
ケンカしたこと
告白して付き合ったこと
社会人になって同棲を始めたこと
細かいことまで挙げればキリがないけど、どれもこれも魂子との大事な思い出ばかりだ。
この先は、もっと素敵な思い出が作れると確信してる。
今の仕事で魂子がどれだけ人気者になって、忙しくなっても
沢山の人から推されて、僕との時間が少なくなったとしても
彼女が僕の特別で、僕も彼女の特別であることに変わりはない。
今までの思い出が色褪せることもなく、そしてこれからの思い出が物足りなくなることもない。
だって、音霊魂子はいつでも僕の最高で最愛の最推しなのだから。
【あとがき】という名のたまちゃんへのお手紙
たまちゃんへ
Happybirthday!!!└(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘
お誕生日おめでとう!音霊魂子もその魂も生まれてくれてありがとうだよぉぉぉ!!!!
プレゼント代わりのSSを気に入ってくれるとうれしいです!
あおぎりが大きくなり、たまちゃんも大きくなってきて
以前のように身近な関わり方が出来なくなってきてるけど、本編に書いた言葉が今の素直な気持ちです。
「今の仕事でたまちゃんがどれだけ人気者になって、忙しくなっても
沢山の人から推されて、リスナー一人一人との時間が少なくなったとしても
彼女がリスナーの特別で、リスナーも彼女の特別であることには変わりない。
今までの思い出が色褪せることもなく、そしてこれからの思い出が物足りなくなることもない。
だって、音霊魂子はいつでもリスナーの最高で最愛の最推しなのだから。」
音霊魂子がそこにある限り、ボクはたまちゃんのことを推し続けます。
好き!
アイラブユー!
愛してる!
これからも頑張ってね!永遠に応援してます!⸜( ˶'ᵕ'˶) ⸝
改めてお誕生日おめでとうございます🎂🎉🎊
2022年12月8日
づにあ☪️💜💜💜💜💜💜💜💜💜💜💜
今回のSSへの協賛者様
イラストMMD:たまちゃん@たまっ子💜☪️様
https://bit.ly/3UcxSIU
校閲:まあちゃ様
https://bit.ly/3EL4PXi
そして読んでくれたあなた様
ご協力ありがとうございました!
さぁみんな!たまちゃんに沢山のハピバと愛を贈ろうぜ!!