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悩んだときのボカロ曲とか、青春を感じる曲とか(ボカロ沼第2弾 アンケート回答まとめ)
待ってました… 2021年の春にNHKで、ボカロ沼 第2弾が放送決定となりました。そこで、今回も、アンケートに回答させていただきました!
1回目のアンケートでは、いささか自分の趣味に偏った回答になってしまったので、2回目の決選投票の方の回答を載せておきます。
すっごい真剣に考えた…考えちゃいますよね。考えちゃうんですか?☺️
Q1:「悩んだときに励まされた、この曲に救われたボカロ曲」で投票が多かった曲のうち、あなたの好きな曲を3つ選び、その理由を教えてください
■自傷無色
【選定理由】
落ち込んでいる時は、どんな些細な間違いを犯したのだとしても、消えてしまいたいと感じてしまうことがあります。
この曲を聴くと、たとえ、この社会に居場所がないと感じる時でも、自分を許すことができるようになる気がします。
■ハロ/ハワユ
【選定理由】
ミクが声量を抑えて歌うさまが、壊れやすくなっている人の心に染み入る気がします。
生きているだけで精一杯の「私」に、平等に昇る朝日は残酷だ、と訴える歌が、穏やかなメロディに乗って世界中を温かく満たしていくかのようです。
■No Logic
【選定理由】
ルカの声とジミーサムPさんの歌詞が、なんとなく聴く人を肯定するかのようです。
しかし、それは傲慢である、という視点が「神様が望んでいない」いう言葉の中に隠れています。
Q2:「学生生活で“青春”を感じた泣けるボカロ曲」で投票が多かった曲のうち、あなたの好きな曲を3つ選び、その理由を教えてください
■積乱雲グラフィティ
【選定理由】
この曲を聴くと、夏の空にそびえ立つ積乱雲に向かって、どこまでも走って行ける、そんな気がします。
■Fire◎Flower
【選定理由】
たとえば夏の花火のように、恋心は一瞬で儚いもの。喧嘩別れすることもあるかもしれない。
それでも「生まれも育ちも 様々なぼくら」と、相手と自分自身を肯定できるなら、それが青春の1ページになるのだと思います。
■メルト
【選定理由】
青春の恋は思い込みだらけで、後で思い返すと頭がおかしいとしか思えないのですが、当の本人たちにとっては大真面目なイベントです。
お互いがお互いを王子様やお姫様だと信じる、素晴らしい日々。
4分間だけ、そのときの想いに浸れる曲です。
Q3:「出会いと別れの季節…春に聴きたいボカロ曲」で投票が多かった曲のうち、あなたの好きな曲を3つ選び、その理由を教えてください
■メルティランドナイトメア
【選定理由】
孤独な女の子に、夢の中でしか会えない少女「メルティちゃん」が語りかけてくれる歌。
たぶん、メルティちゃんも孤独だから、歌声が切なく響くのだと感じます。
■タイムマシン
【選定理由】
スマートフォンゲームに収録されたのを機に、久しぶりに聴いて、大好きな曲となりました。
美しく懐かしい曲調に聞き入ると、故郷で暮らす当時の自分に戻れる気がします。
■桜ノ雨
【選定理由】
卒業のときは、未来に何が待っているかなんて、はっきりと分からないものだから、多くの人は、今いる仲間たちに別れを告げるだけで精一杯になると思います。
この曲を聴くと心が動かされるのは、「僕らはひとりじゃない」という言葉が、卒業する当人たちにとって本当に必要だからだと思います。
Q4:「鏡音リン・レンといえばこの曲」で投票が多かった曲のうち、あなたの好きな曲を3つ選び、その理由を教えてください
■炉心融解
【選定理由】
はっきりと意識しなくても、自分はどうだっていい、(「消えてしまいたい」ではなく)消えてもいい、と感じる、私たちの個人的な絶望に答えてくれる曲。
リンちゃんの声が本当にカッコイイです。
■ジェミニ
【選定理由】
スローテンポで奏でられるリン・レンの2人の物語に心が癒されます。後半のラップも大好きです。
誰かと喧嘩した後に聴くと仲直りしたくなります。
■ココロ
【選定理由】
SF好きなら一度は夢想する、機械の少女が心を持つ、という物語。VOCALOID・鏡音リンの存在は、その配役として見事なはまり役だと思います。
2014年のMIKU EXPOで、ニューヨーカーたちの前で伸びやかに歌うリンちゃんの姿が印象的でした。
Q5:アンケート第1弾のボカロ曲に対するみなさんの思いの中で、【ボカロ曲こそ人生、ボカロ曲に救われた】といったコメントが たくさん寄せられました。 そこで、普通の曲にはない、ボカロ曲だけにある魅力について教えてください。 なぜ、ボカロ曲がみなさんの心を動かすのでしょうか?実際のエピソードなどを交え、教えてください!
私は、学生時代からクラッシック音楽ばかりを聴いていました。何かを考えたり、気分転換をしたいときに、人の声を必要としないと思ったからです。
このためいわゆる歌謡曲を聴く機会がなく、アイドルやアーティストたちの存在も、さまざまな音楽文化も知らずじまいでした。
ところがある日、動画投稿サイトで出会った、初音ミクの「メルト」は、そのような私に、歌と、決して有名ではないが素晴らしい作り手たちの存在、そして初音ミクという存在を知らしめる力を持っていました。
「VOCALOIDが流行ったのは、曲が良かったからだ」
という言葉をどこかで見かけたことがあります。
私は、良い曲と私たちを結びつける、VOCALOIDという存在に、たびたび心を動かされています。もしかしたら、VOCALOIDは、人間ではないからこそ、私たちに歌を届ける力を持つのかもしれません。
…って、まじめかっ!☺️