NHK「今夜も生でさだまさし」の番組に出演するキッカケ話②

昨日の続きを話します。

昨日の話はこちら。
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【NHK「今夜も生でさだまさし」の番組に出演するキッカケ話①】

その問題とは…。

最終まで残ったのは約30人の若手芸人。その30人がスタジオに呼ばれて収録する事になったのだが、ネタを披露出来るのは、その場でダウンタウンさんにランダムに指された6人だけという事。

なので、本番にならないとネタを披露できるのか分からない。最終審査が収録という嬉しいような嬉しくないようなシステムに、30人の若手芸人達がソワソワドキドキ。果たして、私は指されるのだろうか。

本番前のリハ中(本番さながらに流れを確認する作業)も、ダウンタウンさん役を代打で演じるスタッフさんに指される事もなく…リハ終了。「もし本番で指されなくてもここまで来れただけでも良かったと思おう」と落ち込む自分を自分で励ましながら、本番へ…。

リハとは打って変わっての緊張感の中、憧れのダウンタウンさんがパネルに書いてある様々な50音を指差し、指された50音を持っている芸人が前へ出て行く。

一人、また一人と50音のネタを披露していく中「あと一人か…この流れじゃ無理そうだな…」と諦めかけたその時!?

『これ見たい!この50音、誰?』と浜田さんに指していただき、前へ。

まさか最後に指されるとは思わず、緊張しながらもダウンタウンさんの前で『さだまさしさんの50音のミニエピソード』披露させていただきました。

その時に振られた50音は、

【こ】コーヒカップを左手で持つと小指が立ってしまう。
【た】大金を持ってると怖いので精霊流しの印税で長崎にお墓を買った。
【る】ルーツは中国。おじいちゃんが中国大陸からシベリアを股にかけて活躍したスパイだった。

の3つでした。

スタジオも温かい雰囲気でダウンタウンさんも笑ってくださり、ネタが披露出来た喜びはもちろんですが、さだまさしさんのネタで滑ったら「一生顔向けできない」と思っていたので、嬉しい以上に安堵しました。

そして、放送日。

無事に私のネタの部分も放送され、周りから「面白かったね!」と声をかけていただいて、その度に「いや、さださんのエピソードが凄いんですよ!」と話のキッカケになったりしながら普段通りの生活に戻っていると、チーフマネージャーから一本の電話が。

『橋爪、今夜も生でさだまさし知ってるか?』

「もちろんです!毎月観てます!」

『出演のオファーきてるぞ』

「え?????どういう事ですか???」

『ゲストで出て欲しいって』

「え?????どういう事ですか???」

言ってる事は分かるけど「何でこんな無名の芸人に??ドッキリか??いや、ドッキリを無名な芸人にして、誰が見るんだ??」と一人パニックになってると、

『水曜日のダウンタウンをスタッフさんが見てくれてたらしいよ』

と教えていただき、パニックだった私もやっと理解が出来て、感極まって電話越しに泣いてしまいました。嬉しさのあまりめちゃくちゃ泣く私に、笑いながらもちょっとどころじゃなく、しっかり引いてたチーフマネージャーも『良かったな。50音ネタ、ブラッシュアップしとけよ』と声をかけてくれました。

母の影響で幼少期からさだまさしさんの曲を聴き、サッカーで怪我をし不良の道へ歩んでしまった時もさださんの曲で救われ、お笑いを始めてからしんどくて辞めたいと思った時もあったけど、ずっと夢に抱いていた「さだまさしさんにお仕事でお会いして、お礼を伝えたい」をモチベーションに頑張れてきたこと、それが叶おうとしてる事。まさかこういった機会でお話をいただけるなんて。『お笑い続けてきて、本当に良かった!』と心底思いました。

そして後々聞いたのですが、ダウンタウンの松本さんは、さだまさしさんのファンでコンサートまで足を運ぶぐらい好きという話を聞き、だからこそあの場でダウンタウンさんが指してくださったんだなというのを知り、これもまた感激してしまいました。

そして、本番まで夢かもしれないとずっと半信半疑だった、 NHK「今夜も生でさだまさし」にもゲストとして出演させていただきました。こんな無名な私を呼んでくださった生さだのスタッフさんには感謝しきれません。

さださん!スタッフの皆様!

本当にありがとうございました!!

また生さだに出演させていただいた時の話はまた後日noteでしたいと思います。

また明日noteで逢いましょう。

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