高利益率 コメダホールディングス
事業内容
有名な「コメダ珈琲」(873店)です。「甘味喫茶おかげ庵」(11店)、「やわからシロコッペ」(10店)、「コメダスタンド」(1店)、「石窯パン工房ADEMOK」(1店)
コメダ珈琲(全国)…カフェ
甘味喫茶おかげ庵(愛知、東京、神奈川)…
和風の喫茶店
やわらかシロコッペ(東京、岐阜)…
コッペパン専門店
コメダスタンド(東京)…
立席のみのセルフサービス型店舗
石窯パン工房ADEMOK(沖縄)…パン屋
売上営業利益率25.4%!!
飲食業界はただでさえ利益率高くないのに、上場企業平均の10%すらも大きく上回っています。なぜここまで利益率が高いのか次に説明します。
コメダのビジネスモデル
・コーヒー、パンを自社工場で作り、配送まで
一貫して行なっている。
→流通コストや中間コストを抑える
・食材の種類を減らし、単一の材料で多くのメ
ニューを作ることでコスト低減
・フランチャイズ店が95%を占めており、店舗
費用や維持費、人件費を抑える
・客単価がそれなりに高く、都心部ではなく郊
外に出店→家賃コストが下がる。
画像は公式サイトより引用
コメダの取組み
公式ページより引用
・QSC活動
Q…食品の製造、輸送、調理を全て管理し安全
性を高める。新メニューの提供。
S…社員が働きやすい環境作り。
モバイルオーダーやセルフレジ。
C…海外展開、新モデルの店を展開。
ふかふかソファ、木造の建物にして居心地
のいい店内空間。
・ESG(環境に配慮した経営)
エコストロー、コメダの森の活動、
店舗を木造建築にすることで長寿命。
社長(臼井興胤)
・日本マクドナルド最高執行責任者
・セガ代表取締役社長
・米グルーポン社東アジア統括副社長
・コメダホールディングス
と凄い経歴の持ち主で確かな経営手腕の持ち主です。
また臼井さんは現場主義であり、マクドナルドでもコメダでもアルバイトとして隠れて現場に入っていたみたいです。
現在でも週1で朝6時から9時まで接客をしているというエピソードもあるようです。
業績
株探より引用
コメダ公式より引用
コロナ前までは6期連続増収増益。
今期1Qの決算はEPS -52.9% ながらも黒字。
飲食店は赤字が多い中で、減益ながら黒字というのはさすが名経営者だと思いました。
1Qではテイクアウトの売上を大きく伸ばしており、コロナ収束後、店内売上に加えテイクアウト売上を上乗せされこれまで以上の業績が見込めると考えています。
月次を見てみると4、5月は大きく下げていますが、6、7月は前年比80%以上とかなり売上を戻してきており、回復も比較的早いのではないかと考えられます。
今後の展望
ビジネスモデルも非常に良く、新しいことにも着手していく姿勢、海外展開もこれから行なっていくため伸び代はまだまだあると思います。月次を見るとかなり回復してきており、ウィズコロナの考え方も出てきていることから、これから大きな自粛はないと考えると元の業績に戻るのも早いかもしれません。
個人的には、今期の業績予想を出して、それを見てから買っていこうと考えています。これからの月次にも要注目です。以上!