「演じるということは...」
こんにちは、ピエロの学校にかようためにスイスに移住したダンボです。
ぼくが学校の授業のなかで一番好きな授業はインプロ(即興劇)。
自我をのりこえ、何かになる瞬間...それらはとても楽しく、まだ見ぬ可能性を感じさせてくれます。
今日は演技がみせてくれる新たな可能性を感じるショーを拝見しました。
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〈ここだけ読めばわかるまとめ〉
・演じることって楽しいと感じるようになる
・”Circoncentrique”が織りなすショーをみて、演じることの大切さを改めて実感。
・現代のサーカスはリズムや演技など、さまざまな要素を組み合わさっている。
・演じることがこれからショーをつくるうえで必要になってくる
・インプロ(即興劇)の授業は演技に必要なことを学ぶことができる
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10月17日に”Circoncentrique”というグループがピアノの音楽をベースにサーカスを繰り広げるショーを拝見しました
彼らのHPはこちら ↓
http://www.circoncentrique.com/circoncentrique%E2%80%A6/Accueil.html
彼らはジャグラーとシルホイーラー、ピアニストの3人で世界をつくりあげる。
演技の内容は玉をジャグリングしたり、玉乗りをしたり、シルホイールという鉄製の円を使ったりする。
みたことのない技術や魅せ方といった内容に思わず声が漏れる。
なんといってもリズム、エネルギーの使い方、おもしろおかしく演じられる彼らの演技にはとても惹きこまれた。
現代のサーカスについて知らない方もいらっしゃると思うので補足します。
いままでの日本のサーカスは技を見せて拍手をもらう芸の魅せ方をしていますが、
いまのサーカスはダンスや演技を取り入れた新たなサーカスショーが展開されている。
今回紹介する「Circoncentrique」のショーも現代サーカスのカテゴリに含まれます。
技だけではなく、全体のリズムを考え、一つのストーリーをつくり、演技をする。
いままでに開発されている技が何倍にも濃く楽しくみることができました。
彼らのショーをみて、学ぶことは
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「お客さまに楽しんでもらうために内容をどれだけ濃くすることができるか?」
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その一つの手段が”演技”。
さまざまな要素を取り入れ、進化していくサーカスショーに思わず興奮を覚えました。
そして、”演技”がこれからのショーをつくるために必要になることを理解する。
さて、学校で行われるインプロ(即興劇)の授業では、イメージを膨らませるようにするためや演じる幅を広げるためにお題に合わせて演じる授業が進められています。
何ができるようになるかというと、「エネルギーの使い方」や、「間の使い方」、「機転の付け方」など。
小さな動きから大きな動きに変化をつけ、徐々に自分ではない何かになっていく。
Circoncentriqueのようにサーカス芸ができることは当たり前。
これからは”演技”をどのように習得し、表現していくか改めて考える必要があると感じました。
だから、より深く楽しめるようにさらに頑張っていきます!