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英チャンピオンズデー回顧
こんにちは。
昨日海外のイギリスではブリティッシュチャンピオンズデーでGⅠ合計4レース行われましたが、そのうち英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス、クイーンエリザベス2世S、英チャンピオンSについて回顧したいと思います。
1、英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス
まず、スノーフォールが出走した英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスについて回顧します。
このレースの注目はなんといってもディープインパクト産駒のスノーフォールです。非常にタフな凱旋門賞以来中1週のレース間隔のためどこまでレースの疲労が残っているかが焦点だと思います。
スノーフォールはこれまで通り後方の外めを追走し、最後の直線で追い出す形になりましたが、追い出してからが凱旋門賞の疲れが残っていたのか伸びきれませんでしたね。
先に仕掛けた仕掛けたアルバフローラも交わすことができず、ゴール前は逆に離されてしまいました。そのアルバフローラは、先に抜け出した伏兵のエシャーダを交わすことができずに2着でした。
スノーフォールに夏までの勢いはなく、若干使い詰めの印象もあるので、一度体制の立て直しが必要だと思いますね。
以上、英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスの回顧でした。
2、クイーンエリザベス2世S
続いて、アスコット競馬場の直線8ハロンで行われるクイーンエリザベス2世Sです。
このレースの注目はバーイードVSパレスピアの新旧マイラー対決です。
バーイードは、これまでデビューから5連勝という快進撃を続けています。前走のGⅠムーンランドロンシャン賞では、去年のブリーダッズカップマイルの勝ち馬オーダーオブオーストラリアを退けて勝利しました。今回は、10戦9勝のマイル界の怪物パレスピアと初対決。どちらの馬が果たして強いのか本当に楽しみですね。
対するパレスピアは4歳馬でこれまでのマイル戦績で完璧な実績を積み上げてきました、まさにマイル界の怪物です。3歳無敗馬のバーイードとの対決が非常に注目されますね。
レースは、逃げたのはベンバトル、パレスピアは4番手追走する形でレースを進めました。その直後にバーイードがレースを進めました。
最後のゴール前はバーイードVSパレスピアの激しい叩き合い。最後は、マイル戦線で無敗の快進撃を進めているバーイードが外から伸びて勝利しました。勝ちタイムは、1.42.85と非常に時計はかかりましたね。
バーイードはこれでデビューから6連勝。重馬場でもなんなくこなしましたし、これはヨーロッパのマイル界を引っ張っていく存在になるでしょう。本当にこれからの活躍が楽しみです。
デビューから6連勝の大活躍で今後のローテーションに注目ですね。果たして、中1週でブリーダーズCに向かうのか。
2着のパレスピアも内で必死に抵抗するもバーイードを交わすことができませんでした、デットーリ騎手も完璧な騎乗だったと思うのでこれは勝ったバーイードの強さを褒めるしかないと思います。
これまでの成績は、11戦9勝2着1回3着1回というとんでもない成績ですね。9戦のうちGⅠは5勝という単純にすごいとしか言いようのない成績です。このレースで引退と言われていますが、種牡馬になっても名マイラーを輩出して欲しいですね。
表彰式では、エリザベス女王がプレゼンターをお務めになられていましたね。英国の競馬が、本当に権威があることを考えましたね。
以上クイーンエリザベス2世Sについて回顧しました。実力のある馬同士の非常に見応えのあるレースでした。
3、英チャンピオンS
続いて、英チャンピオンSについてです。
有力馬の1頭ボリジョイバレエが出走を回避し9頭立てでレースは行われました。
注目馬については、こちらの記事で書いたのでご覧ください。
レースは、アデイブが先行するも外からアダイヤーが並びかけ、ミシュリフは中団の4,5番手を追走する形を取りました。
最終コーナーにかけての登りは本当に急でかなりタフですね。この登りを使ってアダイヤーが先頭に立つも、あっさり外の差し馬に交わされ、代わって先頭に立ったのはシリウェイが力強く伸び、勝利しました。2着はドバイオナー、3着マックスウィニーが入りました。1番人気ミシュリフは伸びきれず4着、アダイヤーも直線で力尽きその後5着に敗れました。
勝利したシリウェイは3歳馬。今年の仏ダービー2着、凱旋門賞5着と力のある馬ですが、ミシュリフ、アダイヤーを破ってのこの勝利は非常に価値が高いですね。今後の活躍が非常に楽しみです。
2着のドバイオナーはハンデキャップ競走を勝利した後にGⅡ連勝でこのレースに臨みましたが、このメンバー相手に2着好走は非常に価値が高いです。この2着がどうなのかは、今後の成績次第だとは思いますが、3歳馬なので非常に楽しみです。
1番人気のミシュリフは4着。直線の手応えもあまりよくなかったですし、外からドバイオナーに被されて進路が狭くなり、馬場の真ん中にに出さざる得なくなったのが痛かったかもしれませんね。これまでの走りを見るとこの4着が実力ではないと思うので、次走巻き返して欲しいですね。
アダイヤーは直線で伸びきれず5着でした。直線向いて先頭に立つまでは良かったのですが、そこから完全に差し馬の目標にされて大敗してしまいました。
凱旋門賞の疲れがあるかもしれませんが、同じ凱旋門賞から参戦したシリウェイがこのレースを勝利しているので、それだけが原因ではに気がします。やはり、凱旋門賞までに一頓挫あったのが原因かもしれません。一度放牧にだすかどうかはわかりませんが、体制の立て直しは必要になると思います。
以上、英チャンピオンズデーに行われた3レースを回顧しました。実力馬同士で決まるレースもあれば、一筋縄ではいかないレースもありました。
このレースを見て感じたことはやはり競馬に絶対はないということですね。実力のある馬でも競馬場や馬場状態が変われば途端に苦しくなりますし、馬の調子次第では着差も簡単にひっくり返ります。ヨーロッパの起伏の多い競馬場であれば尚更でしょう。海外競馬発売もラヴズオンリーユーが出走予定のBCターフも海外馬券発売の可能性もあるのでそのステップレースは注目ですね。
グリーンチャンネルのGoRacing、ALL IN LINE世界の競馬やJRAvanWorldなどで世界の競馬の情報も入るのでしっかり確認して日本の競馬だけではなく世界にも目を向けるとさらに競馬が楽しくなります。
私の競馬の楽しみ方は賭けるだけではなく、迫力のある競馬のレースを楽しむことなので、世界にも目を向けて記事も今後は書いていきたいと思います。
今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。