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フェブラリーS回顧

こんにちは。昨日は、中央競馬で今年初のGⅠフェブラリーSが行われました。1週間前の出走メンバーを見ると、なんともクセのなるメンバー構成でどんなレースになるんだろう?と思っていましたが、予想を超える非常にレベルの高いレースとなりました。

1、フェブラリーSレース全体回顧

レースのラップタイムは

12.5 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 11.9 - 12.1
上り 4F 47.9 - 3F 35.9 勝ちタイム 1.34.4

レース前は、逃げ先行馬が内枠を引いたことでハイペースになると思いましたが、前で競り合ったのは、ワイドファラオとエアアルマスの2頭でしたね。行くと思っていたインティが控えたことにより、思っていたより逃げ争いは落ち着きました。ただ、レースラップは前半3Fが34.7、5F通過が58.5と早いペースで流れmした。このペースを人気のカフェファラオは果敢に3番手追走、人気馬ではアルクトス、オーヴェルニュはカフェファラオを見るように4、5番手を追走しました。一方で、サンライズノヴァはスタートで出負け、後方2番手では今の東京競馬場ダートの馬場状態を考えると厳しい位置での追走となりました。

直線では、逃げ争いしたエアアルマスが粘る中、1番人気カフェファラオが力強く抜け出し、外から追い込むエアスピネル、内から脚を伸ばしたワンダーリーデルの追撃を凌ぎきり、1.34.4のすばらしいタイムで先頭でゴール番を駆け抜けました。2着は外から伸びた9番人気エアスピネル、3着には内から伸びた8番人気ワンダーリーデルが入りました。人気馬では、3番人気のレッドルゼルが直線大外から伸びるも届かずの4着でした。先行集団につけた2番人気アルクトスは9着、オーヴェルニュは13着と直線で伸びを欠きました。4番人気サンライズノヴァはスタートの出遅れが響き11着と大敗しました。

今日の東京ダートは、同条件の3歳OPヒヤシンスSでラペルーズ(この馬の勝ち方も非常に強く今後ダート戦線で注目の1頭になるかもしれません)が出したタイムが1.36.8と時計が極端に出る馬場状態ではないことを考えるとフェブラリーSの勝ちタイムは非常に秀逸なタイムと言えるでしょう。当日は、急な用事が入りレースを生で見れず、radikoのタイムフリーで実況を聴きましたが、直線の攻防が効いていただけでも非常に面白かったです。ただ、◎サンライズノヴァは残念でした。

2、各馬ごとの振り返り

1着 カフェファラオ

 3歳時のユニコーンSで1.34.9というタイムを叩き出しているだけあって東京ダート1600Mのパフォーマンスは非常に高いですね。その後は、中京ダートのシリウスSを勝利するもGⅠチャンピオンズカップでは6着と古馬の壁に跳ね返されました。ただ、フェブラリーSで初GⅠ勝利したことで、将来の展望もまた大きく広がりました。今後の課題としては、東京ダートだけだとレースは限られてしまうので、地方のダート交流重賞やGⅠでも結果を出すことがダートで実績を重ねる上では重要になってくると思います。鞍上のルメール騎手、今年最初のGⅠを勝利しました。今年のGⅠを何勝するのか非常に楽しみです。

2着 エアスピネル

 エアスピネルは前が流れた展開も味方はしましたが、それでも早い時計に対応しGⅠの強い相手に2着と結果を出したことは非常に大きいです。8歳になってもまだまだ衰えのないことを証明しました。まだまだ、重賞でも非常に楽しみな馬だと思います。

3着 ワンダーリーデル

3着も8歳馬ワンダーリーデルが頑張りました。もともと東京ダートでは武蔵野Sを勝利するなどの実績がありました。前走根岸Sでは2着と復活の兆しを見せていましたが、この強い相手でも連続して結果を出したことは大きいです。8歳ですが、エアスピネルと共にまだまだダートレースでも楽しみな1頭です。

4着 レッドルゼル

 初のGⅠで1600Mと初距離でどこまでやれるかと思いましたが、距離延長でもしっかり脚を伸ばしてこの馬の力を出し切りました。1600Mで結果を出したことで今後のレース選択についても幅が広がりましたね。終いの脚はダート界でも屈指のものがあるので、今後の成長次第では大きいレースを勝利するチャンスもあると思います。

5着 エアアルマス

逃げたエアアルマスは5着に粘りましたね。カフェファラオにかわされてもずるずる後退することなく粘ったレース運びは立派でした。この馬は、砂をかぶると一気にやる気をなくすという欠点がありながらも自分の競馬に徹することができれば粘り強いところがありますね。展開次第では一発のある馬だと思います。

6着以下では、6着のインティはこれまでの競馬を一転して差し競馬をしましたが、しまいはしっかり伸びていたのでこの馬も差し競馬も要注意ですね。7着ミューチャリーはこの相手に7着、時計も1.35.3といい競馬をしていたと思います。地方の交流重賞ではもっとパフォーマンスが上がると思いますし、この馬も注目の1頭です。人気のアルクトスは直線の引きれず9着でした。朝貢の動きがよく、パドックの雰囲気も問題なかったですし、南部杯で早い時計も出して勝っているので、伸びきれなかった原因はイマイチわかりませんが、力はある馬なので今後の巻き返しに期待です。

 4番人気サンライズノヴァは11着、スタートので負けで位置を上げることができなかったら、前残り有利の馬場では万事休すでした。13着のオーヴェルニュはレース以前で、軽めの調教で−16kgというのは完全に馬の調子が悪かったのでしょう。先週のディオスバリエンテもそうですが、力のある馬でも調子がよくないところっと大敗してしまうのが競馬の怖い所です。3連勝で重賞も勝利した馬なので一度立て直しが必要だと思います。

以上フェブラリーS回顧記事でした。来週からは、中山開催がスタートし、クラシック戦線が本格化していきますね。この時期の中山開催は最終週の皐月賞まで本当に楽しみです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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