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菊花賞追い切り注目馬とステップレースについて

こんにちは。

本日、菊花賞の最終追い切りが行われました。この記事では、最終追い切りを終えての追い切り注目馬と菊花賞に向けての参考ステップレースについて書きます。

今年は、皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞になるのでステップレースについても非常に重要な予想ファクターだと思います。

では、初めていきます。

1、菊花賞追い切り注目馬

まずは、菊花賞の追い切り注目馬について見ていきます。

①ヴィクティファルス

1週前 CW 良 6F 79.6-64.4-50.6-37.5-12.3 単走、好タイム      最終 栗坂 良 54.4-38.5-24.2-11.9 単走、終い伸びる

ヴィクティファルスは、1週前の追い切りの動きが非常に抜群でした。6Fで80秒切りは好タイムです。最終追い切りは1週前にしっかり追い切ったので、軽めに流しましたね。

今回は、輸送もないですし、距離の3000Mをこなすことができれば、穴馬として非常に面白い存在だと思います。

②オーソクレース

1週前 南W 稍重 6F 84.6-68.5-53.3-38.7-12.5  併せ馬、内、先着最終 南W 稍重 6F 85.2-69.2-53.8-38.7-11.8 併せ馬、内、併入

オーソクレースは、1度使って明らかに馬の動きが良くなってきた印象です。

1週前では、併せ馬でしっかりと先着を果たしましたし、ルメール騎手を乗せて陣営の本気度も伺えます。

最終は輸送もあるので、軽めに流すも、終いの1Fは11秒台の好タイムを叩き出しました。明らかに状態は良化しているので、あとは輸送をしっかりこなすことができれば好勝負でしょう。

③グラティアス

1週前 南W 稍重 6F 82.0-66.8-51.5-36.6-11.7 単走、好タイム 最終 南W 稍重 6F 84,5-67.5-53.0-38.0-12.2 単走

続いて、追い切りの動きで注目したいのはグラティアス。この馬追い切りは非常によく動く馬ですが、そのことを加味しても菊花賞に向けての好タイムは非常に期待したいです。

1週前と最終で6Fしっかりと追い切りを消化できましたし、最終は軽めの追い切りも終いしっかりまとめていたので、好気配でしょう。

この動きを見ると、穴での一発を期待したいですね。

④ステラヴェローチェ

1週前 CW 良 6F 82.3-65.6-51.2-38.5-11.9 併せ馬、外力強い伸び 最終 栗東坂路 良 52.3-38.1-24.7-12.6 併せ馬、外、先着

1週前でしっかりと仕上げたので、最終は折り合いを重視した追い切りだと思います。

1週前の動きは抜群で、調子は前走からさらに良くなっているでしょう。この追い切りを消化できれば、最終は折り合い重視でいいと思います。

追い切りの動きは非常にいいので、あとは馬体重をできる限り減らして、当日のテンションは注目でしょう。

⑤タイトルホルダー

1週前 南W 重 7F 97.1-81.1-66.3-51.4-37.0-11.7 単走、負荷かける 最終 美浦坂路 稍重 52.6-38.6-25.1-12.7 併せ馬、内、好タイム

続いての注目馬は、前走セントライト記念からの巻き返しを狙いたいタイトルホルダーです。

最終追い切りでも、輸送を控えている中、坂路でしっかりと動いています。追い切りの動きは前走同様抜群です。

なんとか前走の無念を晴らしたいところでしょう。

⑥ディープモンスター

1週前 CW 良 6F 82.2-67.0-52.3-38.8-11.6 併せ馬、内、先着  最終 CW 良 6F 83.4-66.4-51.3-37.4-11.3 併せ馬、内、好タイム

続いての注目馬は、前走ダービー以来のレースとなるディープモンスターです。

久々の実戦になりますが、追い切りの動きは非常によく、1週前も最終も6F追い切りをこなしています。

タイムも非常にいいですし、追い切りの動きを見ると春からさらなる成長を感じます。

阪神はすみれSを勝利した舞台ですし、輸送がないのも大きくプラスになると思います。

追い切りの動きを見ると期待したくなりますね。

⑦レッドジェネシス

1週前 CW 良 7F98.7-82.0-66.3-51.8-38.6-12.0併せ馬、内、併入 最終 CW 良 6F 86.2-69.8-54.2-39.7-12.0 単走、軽め

レッドジェネシスは、1週前に7Fで長めしっかり追い切り、最終は軽めの追い切りで前走から調子をキープしている印象です。

1週前に長めに追い切ったことは菊花賞の距離を意識していると思いますし、最終の追い切りは軽めでも十分でしょう。

急坂のある阪神3000Mの距離をこなせるかは未知数ですが、前走の走りを見る限りはスタミナはありますし、このメンバー構成であれば実績的にも上位だと思います。

人気にはなるかもしれませんが、楽しみな1頭です。

以上、追い切り注目馬7頭をピックアップしました。

2、菊花賞ステップレースについて

続いて菊花賞のステップレースについて見ていきたいと思います。

混戦模様の菊花賞でステップレースを見ることは非常に重要だと思います。

①神戸新聞杯

1着ステラヴェローチェ 2着レッドジェネシス 3着モンテディオ     7着セファーラジエル

ハロンタイム 13.1 - 11.4 - 12.5 - 13.6 - 13.2 - 12.8 - 12.5 - 12.4 - 11.9 - 12.2 - 12.4
上り 4F 48.9 - 3F 36.5 勝ちタイム2.18.0

当日の雨で不良馬場まで悪化して開催された神戸新聞杯。

勝利したのは、2歳時にサウジアラビアRCで不良馬場をこなしているステラヴェローチェ。2着は、前々走中京で開催された京都新聞杯の勝ち馬レッドジェネシスでした。

圧倒的1番人気に支持されたダービー馬シャフリヤールは、不良馬場に伸び切ることができず4着。そのダービー馬シャフリヤールに先着し菊花賞優先出走権を手にしたのが、モンテディオ。

最初の5F通過は1.03.8。不良馬場を加味してもペースは流れませんでした。ただ、馬場も非常に悪かったので直線は底力比べになった印象です。

勝利したステラヴェローチェは重馬場も高速馬場もこなすオールマイティ。ただ、この神戸新聞杯ではだいぶ消耗しているので、当日の馬体の雰囲気には注意を払う必要があるでしょう。追い切りの動きはいいですが、阪神3000Mを走り切るには、やはりある程度のスタミナも必要になります。その点で当日の馬体には注目でしょう。

2着レッドジェネシスも得意の中京コースから阪神コースに舞台が変わるので、どこまで走ることができるか。

3着のモンテディオ。道中は2番手追走からレッドジェネシス、ステラヴェローチェに交わされてからもしっかり3着に入った内容は馬自身非常に成長しています、ただ、夏から使い込んでいるのでどこまでコンディションを維持できるかは取捨選択の鍵になるでしょう。

以上、神戸新聞杯についてでした。

②セントライト記念

1着アサマノイタズラ 3着オーソクレース 5着ヴィクティファルス 9着グラティアス 11着ワールドリバイバル 13着タイトルホルダー

ハロンタイム 12.3 - 11.8 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 11.5 - 11.7 - 12.2
上り 4F 47.4 - 3F 35.4 勝ちタイム2.12.3

続いて、菊花賞登録馬の中で最多の6頭が出走登録しているセントライト記念についてです。

1000M通過は、1.00.5。前半のペース自体はそれほど早くないですね。ただ、そのあと12秒前半の時計が続き、最後の3Fが11.5 - 11.7 - 12.2と逃げ先行馬にとってはなかなか急坂もあり厳しい流れになりました。

勝利したのは、道中は後方待機から一気に末脚を繰り出したアサマノイタズラ。先に抜け出したソーヴァリアントを差し切っての勝利は非常に強いの一言です。ソーヴァリアントも無事出走できれば菊花賞上位人気は確実の馬なので、力は春に比べてつけているでしょう。

あとは、輸送と菊花賞の行われる3000Mに適応できるか、焦点はそこだけでしょう。個人的には、距離延長はあまりいい気はしませんし、さすがにセントライト記念はかなりできすぎた印象なだけに人気になるようであれば軽視したいと考えています。

逆に距離が伸びて期待したいのは、3着オーソクレース。セントライト記念は、ホープフルS9着以来の実戦となり、さすがに追い切りから若干重い印象もありました。それでも中団から伸びて3着は確保しているのはこの馬の地力でしょう。

最後は上位2頭からは離されてしまいましたが、復帰2戦目となる今回は期待したいところです。鞍上ルメール騎手で過剰人気にはなりそうですが、抑えは必要だと思います。

5着のヴィクティファルスは、関西馬で神戸新聞杯ではなく、セントライト記念を使ってきました。関東遠征は、春からずっと続けているので、輸送自体は慣れている印象。セントライト記念では、終いしっかり伸びて5着と掲示板を確保。

今回は、輸送もないですし、春の共同通信杯では皐月賞馬とダービー馬に割って入った実績のある馬です。その馬たちがいない今回は当然チャンスはあると思います。

9着グラティアスは、不完全燃焼のレースで見せ場がありませんでしたね。積極的にレースを運びましたが、今回は先行馬総崩れの流れで苦しかったですね。ただ、追い切りの動きはいいので、このメンバー構成であれば巻き返しがあっても全く不思議ではないと思います。

さらに不完全燃焼だったのは、セントライト記念で1番人気に支持されたタイトルホルダー。道中は2,3番手の好位をキープしましたが、直線では完全に前が壁になって万事休すでした。これが、この馬の力ではないですし、今回は人気馬に差し追い込み馬が多いことを考えるとタイトルホルダーの前残りは十分に考えられると思います。

以上、セントライト記念の回顧でした。

③その他のレース注目馬

過去の皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞では、トライアル組以外から馬券に絡んだ馬も多く波乱の可能性も十分に考慮に入れる必要はあると思います。

まず、ラジオNIKKEI賞。過去は、フィエールマンがこのレース2着から菊花賞を制しています。今年のラジオNIKKEI賞を勝利したのはヴァイスメテオール。この時の勝ち方は内を一気に抜け出して2着のワールドリバイバルに2馬身以上の差をつける完勝でした。ただ、この時の2,3着馬が次走のセントライト記念で二桁着順に敗れている内容を見るとレースのメンバーレベル自体はそこまで高くない印象。夏を超えてそこまで馬が成長しているかが鍵になるでしょう。

続いては、ヴェローチェオロが勝利した三田特別(3歳以上2勝クラス)素質馬オヌールに完勝した内容は、GⅠでも非常に楽しみ。

あとは、ディヴァインラヴ、マカオンドールが出走し1,2着となった木曽川特別。2頭で3着馬を3馬身離した内容は非常に強いですが、マカオンドールは2走前に同じ2勝クラスで6着に敗れていますし、ディヴァインラヴも2連勝の内容は強いと言ってもいきなりのGⅠ、しかも距離3000Mというのは非常に厳しい印象があります。

他の、九十九里特別、金山特別もメンバーレベルを考えると即GⅠで通用というのは厳しい気がしますね。

以上、ステップレースについてでした。やはり、トライアルの2レースがメンバーレベルを考慮に入れても中心になってくるでしょう。条件戦の勝ち馬で注目したいのは、レベルの高い2勝クラス三田特別を完勝したヴェローチェオロでしょう。

3、最後に

以上、追い切り注目馬とステップレースについて見てきました。

波乱の予感もするメンバー構成ですが、レースを見るとやはり順調に使われてるセントライト記念、神戸新聞杯組が有利の印象ですね。

あとは、追い切り注目馬で挙げたディープモンスターが追い切りの動きは絶妙なので、穴候補としてあげたいですね。

記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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