メンタルの弱さも見方を変えれば長所
こんにちは。
今日は、多くの人が悩んでいるであろうメンタルの弱さについて書きたいと思います。
私自身も豆腐メンタルの持ち主で他人から言われたことを魔に受けて、仕事終わりももやもやが消えず、1日中塞ぎ込んでいた日もありました。実際、適応障害にもなりましたし、会社も退職しました。
ただ、あまり長所と思われないメンタルの弱さ、神経症的傾向も見方を変えれば武器にできるのではと思ったのでこの記事を書きたいと思います。
1、無理にポジティブ思考にならなくてもいい
メンタルの弱さというのにコンプレックスを持っている人は多いのではないでしょうか。私も以前は、メンタルの弱さゆえに悩んで塞ぎ込むこともありました。
そして、そのような人向けに巷では、ポジティブ思考への転換を謳った自己啓発書がたくさん書店に並んでいます。
正直、メンタルの弱い人が無理やりポジティブになろうとしてもそれは無理なものです。ある研究によると、メンタルの強さ、弱さというのは遺伝で決まるという研究も出ています。無理やりポジティブ思考になろうとしても、思考の癖はそう簡単に変えることはできないので、結局変えられない自分に自己嫌悪してしまいます。
であれば、メンタルの弱い自分自身を受け入れて、この特徴を活かすにはどうすればいいかを考えたほうがよっぽどいいと思います。
では、その方法を書いていきたいと思います。
1、メンタルの弱さは感受性が豊か
メンタルが弱く人のいうことを魔に受けてしまうというのは、それだけ感受性が豊かだということが言えるのではないでしょうか。いくら他人から酷いことを言われても、感受性が豊かではないと激しく落ち込むようなことはないのではにでしょうか。
メンタルの強い人は自分自身の考えを持っているので、他人から厳しいことを言われても嫌だなという感情を一時的に持ちつつも、そんなこと気にしても仕方ないと受け流すことができますが、メンタルの弱い人はそうもいきませんね。
逆に、落ち込んでいる時こそ、メンタルの弱さという武器を発揮するチャンスだと思います。落ち込んでいるときには、人間の分析能力がアップすると言われています。これは言われてみればそうですよね。
気持ちが沈んでいる時の方が細かい言葉で傷ついたり、細かいところに気づきますよね。逆に、気分がいい時はちょっと気になってもまあいいかとなりますよね(こらが原因で離婚や破局の原因にもなりますが)。
であれば、落ち込んでいる時こそ、少しひとりになって、自分自身の感情を入念にチェックするのがいいと思います。そういうときに何か発見があるかもしれません。
あとは、基本的にメンタルの弱い人は警戒心が強いと思います。この警戒心の強さを上手に使うことができれば一つ大きな武器になりますよね。この警戒心を将来のことで考えたりすればより良い成果にも現れるのではないでしょうか。
警戒心が強く細かいミスにも気づくことができれば、仕事でも役立つことが多いでしょう。
3、メンタルの弱さは継続力にもつながる
これは意外に思うかもしれませんが、メンタルの弱い人は心配事や警戒していることには常に考える癖があります。
メンタルが弱い人は、未来の不安を常に感気ているのではないでしょうか。実際、心配事を考え続けるというのは、考え続けるという継続力があると言い換えることができるのではないでしょうか。考え続けることができるということは、創造性も高いと行ってもいいと思います。
なので、何にか気になったことがあればなかなか思考のループから抜け出せなくなるのではないでしょうか。私自身も気になることがあれば突き詰めて考える方です。
これを活かせば、人生をより良くすることができると思います。不安だからこそ将来のことを深く考えるというのは間違いなく長所です。この不安から未来を良くするための考えを思い浮かべることができればその長所を遺憾なく発揮できますね。
あとは、神経症的傾向のある人には、ものすごい博学(言い換えればオタク)の人も多いと思います。これは、好きなことにはとことん突き詰めて考えたり調べたりする性質があるからではないでしょうか。これも、専門知識を活かす仕事では間違いなく必要な力ですよね。
そう考えるとメンタルの弱さというのも決して悪くないよな、と思います。
4、ただしこれらのことは諸刃の剣
以上、2つのメリットを考えましたが、当然この2つの長所も間違って使ってしまってはさらに状況を苦しくしてしまいます(これは、どの長所にも当てはまりますが)。
将来のことを突き詰めて考えるというのは、逆に不安の反芻思考に陥り、自己嫌悪に陥ってしまうリスクは常にあります。また、感受性豊かゆえにやはりマイナス思考に陥りがちにもなります。
さらに、これらの思考を繰り返すうちに時間をテレビのニュースやSNSで無駄にしてしまう傾向も強いです。実際、以前の私は何となくテレビをつけていないと不安に襲われる感じでした(今はテレビのない部屋で生活しているのでんあくても特に問題ないです)。
そういう時は、あらかじめ不安な感情が襲ってきたら、運動をしよう、部屋の掃除をしよう、小説を読んで気を紛らわそうとするなど決めておけばいいと思います。それを習慣化できれば非常に時間も有効に利用できると思います。
5、まとめ
以上、メンタルの弱さも決してマイナスのことばかりではないよ、ということを記事にしました。
社会人になると、メンタルを鍛えるために軍隊のような検証を行う会社も多いですが、個人的にはそんなことをして離職率を上げるくらいなら、もっとそれぞれの個性を活かして自社でどのような役割を期待したいのかビジョンを明確にして教育した方が人材も育つと思います。
もちろん、社会人になると決していいことばかりではないですし、苦しいこともありますから、メンタルの強さというのも求められる場面はあるでしょう。
そういう時は、嫌な気分不快な気分になって落ち込んでいる自分はメンタルの弱さをまずは受け入れて、考えてみるのもいいと思います。感受性の豊かさという創造性も高いという点では武器ですから。
あとは、メンタルの弱い人は人から感謝されたり、上手にコミュニケーションを取ることができるとメンタルの強い人より気分が良くなると思います。不安傾向が強いですから。なので、他人とコミュニケーションを取ることは尚更大事になってくると思います。
私自身、気の合う友達がいなければ今頃引きこもりになっていた可能性もあります。そういう意味でもメンタルの弱い人こそ他人との関わりを非常に大事にした方がいいと思います。
ポイントとしては、
①無理にメンタルを強くしようとしない。自分のメンタルの弱さを受け入れる ②メンタルの弱さは、創造性の高さや好奇心、継続力もあるのでそのことを武器にする ③他人との関わりは、メンタルが弱いからこそ必要
以上の3点です。どんな性格にも長所はあるので、その長所をプラスにできるように考えていくことができればいいですね。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。