安田記念追い切り注目馬とレース展開予想
こんにちは。
安田記念、出走各馬の追い切りが行われ、枠順も確定しました。この記事では安田記念の追い切りで動きのいい馬をピックアップして、枠順確定後のレース展開予想もしていきたいと思います。
人気各馬の追い切り映像を見ましたが、人気馬3頭とも万全とは言い難いところでもあり穴馬にも付け入る隙があると思います。
1、安田記念追い切り注目馬
①インディチャンプ
1週前 栗東坂路 良 51.6-37.9-24.5-12.4 併せ馬、内、先着 最終 栗東坂路 良 51.8-37.3-24.1-12.3 併せ馬、内、先着
スプリントから久々のマイル参戦。タイム全体もよく、動きは悪くないと思います。ただ、やはりスプリントを使っていたということで若干かかり気味なのは気になるところです。
②ギベオン
1週前 CW 良 6F 81.3-66.6-51.7-37.6-11.4 単走 最終 CW 良 5F 64.7-50.2-37.0-11.9 単走
2週連続で好タイムをマーク。調子は非常によく、当日の雰囲気次第では面白い1頭だと思います。金鯱賞で久々の勝利をおさめてから、調子は復調気配を感じています。
展開次第では面白い1頭にもなりそうです。
③グランアレグリア
1週前 美浦坂路 良 60.4-33.7-29.5-14.9 単走、軽め 最終 美浦坂路 良 53.6-38.6-24.9-12.5 単走、軽め→強め
中2週、軽めの追い切りが続いているのが気になるところ。藤沢厩舎なので、時計面はあまり気にする必要はないと思いますが、やはり中2週のローテで軽めの追い切りは気になるところです。この状態なら、他馬に付け入る隙も十分にありそうです。
④ケイデンスコール
最終 栗東坂路 良 54.97-38.9-24.4-11.6 単走、軽め→強め
1周前の追い切り映像がないので比較はできませんが、中間も順調に乗り込まれているようです。これなら、最終追い切りは輸送も控えて負荷もかけることなく順調な動きです。追って最終1F11.6のタイムが出ているのですから好調でしょう。追い切りの中ではメンバーの中で最もよく見えた1頭です。
⑤サリオス
1週前 南W 良 5F 67.3-51.6-38.2-12.0 併せ馬、内、先着 最終 南W 良 70.6-55.2-40.1-12.8 併せ馬、内、併入
1週前の動きは非常に良く、この動きなら本番も非常に楽しみだと感じました。ただ、最終追い切り、手前をかえるのに苦労し、全体のタイムも若干不満が残る点も気になるところですね。
ただ、その後の動き自体は問題なく、調子自体は問題ないと判断しました。あとは、当日の馬体の雰囲気は注視したいところでしょう。
⑥シュネルマイスター
最終 南W 良 5F 68.1-52.9-38.6-12.6 併せ馬、内、併入
こちらも1週前の追い切り映像はありませんが、最終追い切りの動きを見ると特に問題はない感じがしています。古馬との斤量差があるので人気馬の状態も気になるところではあるので、十分チャンスはあると思います。
鞍上は横山武史騎手。非常に楽しみなコンビだと思います。先週のダービーは本当に無念でしょうから、ここで巻き返しの勝利をしてほしいですね。鞍上込みで期待の1頭です。
⑦ダイワキャグニー
1週前 南W 良 5F 66.6-51.3-37.1-12.2 併せ馬、外、先着 最終 南W 良 5F 68.0-53.0-39.0-12.8 単走
人気はあまりないと思いますが、追い切りの動きは非常によく見えたため取り上げました。1週前の動きがとにかく抜群で、東京コース適性も加味すれば面白い1頭ではないでしょうか。
調子は非常にいいと思います。
以上、7頭を取り上げました。追い切りで注目したいのは、ケイデンスコールとシュネルマイスターの2頭でしょうか。
人気馬3頭はどの馬にも若干の不安があり、当日の雰囲気まで判断して取捨選択したいところです。
2、レース展開予想
今日枠順が発表されました。人気馬では、サリオスが最内枠の1枠1番、グランアレグリアは4枠5番、インディチャンプは5枠8番に入りました。
出走メンバーを見ると、逃げ馬はトーラスジェミニが濃厚ですが、それ以外の馬で、先行馬が揃っています。内枠に先行馬が揃っているので、2番手以降の争いは激しくなりそうです。最内枠を引いたサリオスはある程度包まれずに前を追走したいところでしょうか。特に、グランアレグリアよりは前の位置につけたいところでしょう。
2番手争いは、ギベオン、ダイワキャグニー、カラテ、ラウダシオン、ダノンプレミアム、ダノンキングリーあたりは、かなり激しくなりそうです。まず、この争いが落ち着くかが1つ展開の大きな鍵になるでしょう。
先行争いが激化し、ペースが早くなれば今の東京の馬場だと、なおさら差し追い込み馬有利になるでしょう。
人気馬では、グランアレグリアは中団につけたいところでしょうか。ルメール騎手、今の東京競馬場の馬場状態も熟知しているので、中団にゆったり構えて、直線馬場のいいところを選んで追い込んでくるでしょう。
インディチャンプは、先行力もありますが、今回のメンバーを見ると無理に先行争いには参加せずに、グランアレグリアよりは前のポジションで中団追走の形になりそうでしょう。
シュネルマイスターは、外枠の13番を引いたので、無理に行くことはせず、中団で足をためて行く形になるでしょう。ただ、グランアレグリア、インディチャンプには差し脚比べになると厳しいのでこの2頭よりは前の位置につけたいところでしょう。だからと言って、先行争いには巻き込まれたくないところでしょう。非常に乗り方は難しいところですが、そこは横山武史騎手の手腕に期待したいところです。
ケイデンスコールは、末脚には自信を持っていると思うので、自信を持って中団を追走するでしょうか。岩田騎手は、この馬のことを熟知しているので自信を持って乗ってくるでしょう。調子は非常にいいだけにどんな走りをするか非常に楽しみです。
勝ちタイムの予想ですが、金曜日に纏まった雨が降ったため馬場状態が難しいところですが、土曜日は曇り、日曜日も一時的雨の予報も出ていますが、今日みたいにまとまった雨にはならないと思うので、良馬場でスピード決着が予想されそうです。ペースは、ミドル〜ハイペース予想で勝ちタイムは、1分31秒台前半でしょうか。先週ほどの早い時計にはならないと思ういますが、ここは土曜日の芝レースを確認したいところです。
レース展開は以上ですが、まとめるとレース展開の注目は
①先行馬多数いるので、この争いが落ち着くかどうか。 ②グランアレグリアの仕掛けどころ。圧倒的人気を背負うので、ある程度早めに仕掛けるともいます。他の差し馬はこの動きを見てどう反応するか。 ③サリオスの位置どり。最内枠を引いてしまったので、ある程度前に出して包まれたくないところ。今の外差し馬場をみるとうちから押し切るのは厳しいので、松山騎手がうまく馬場の真ん中に出せるかどうか
この3点になると思います。
以上、追い切り注目馬とレース展開予想でした。
3、最後に
安田記念は、2年連続でアーモンドアイが敗れ、過去5年のレース結果を見ても1番人気が勝利していない非常に難解なレースです。この1番人気には、圧倒的な人気を背負ったアーモンドアイやモーリスも含まれています。春のGⅠシーズン終盤戦でコンディションの維持が難しく、馬場状態も開催が進んでいるので難しいのがレースを何回にしていると個人的には思っています。
今年は、圧倒的1番人気でグランアレグリアが出走しますが、圧倒的人気に応えることができるか注目です。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。