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香港国際競走注目馬について1

こんにちは。

今週末は、香港シャティン競馬場で香港国際競走4競走が行われます。

この記事では、香港国際競走の注目馬について2回に分けて注目馬を触れたいと思います。

1、香港スプリント

まず、去年は、ダノンスマッシュが勝利して層の厚い香港勢に勝利しました。

今年もダノンスマッシュをはじめ、スプリンターズS勝利のピクシーナイト、同レース2着のレシステンシアが出走予定となっており、日本馬にかなり注目が集まります。

ただ、香港勢も短距離は非常に強く、去年こそダノンスマッシュが勝利しましたが、それまでに香港スプリントを勝利したのは、世界のロードカナロア1頭のみでした。

実際に香港馬のスプリントの層は非常に厚く、日本でも活躍したサイレントウィットネスやエアロヴェロシティもこのレースを勝利しています。

ただ、今の香港のスプリント界もまだまだ混戦模様の状態だと感じています。新たな香港スプリントを引っ張るのはどの馬か注目のレースです。

まず、日本馬。3頭とも非常に強力ですが、中でも注目は秋のスプリンターズSを勝利した3歳馬の新王者ピクシーナイト。今年は、年明けのシンザン記念を勝利した後に夏からはスプリントに路線変更。CBC賞、セントウルSを連続で2着と好走し、秋のGⅠスプリンターズSで初GⅠ勝利。内から一気に抜け出した福永騎手の好騎乗でした。3歳馬で成長著しい馬ですし、香港の強豪馬、日本の非常に強いスプリンター相手にどんな走りを見せるか注目です。

続いて、春秋スプリントGⅠで2着と好走している快速牝馬レシステンシアです。今年初戦の阪急杯でスプリント路線に変更し、高松宮記念では2着とスプリントの素質を一気に示した内容でした。ヴィクトリアマイルでは6着と結果を残すことはできませんでしたが、秋初戦のセントウルSではピクシーナイトの追い込みをゴール前凌ぎきり勝利しました。やはり、スプリント能力は非常に高いです。スプリンターズS2着の内容からも十分に香港の強豪馬相手にも戦える内容だと思います。今年のGⅠではなかなか勝ちきれないレースが続いているので最後のレースで結果を期待したいですね。

そして、去年のこのレースを勝利したダノンスマッシュ。今年は、高松宮記念でGⅠ連勝を決めて、その後のチェアマンズスプリントでも勝利を期待されましたが、スタートが決まらずに外を回されて最後は6着と伸びきれませんでした。そして、秋初戦のスプリンターズSも6着と高松宮記念の勝利から消化不良のレースが続いていますが、去年勝利したレースで偉大な父ロードカナロアに次ぐ連覇に期待したいですね。

以上、日本馬3頭について触れました。この3頭、どの馬も非常に強力ですし、どの馬にも勝利するチャンスは十分にあると思います。

対して迎え撃つ地元の香港勢です。香港勢の注目では、クーリエワンダーでしょうか。去年の秋から5連勝でGⅠでも期待されましたが、秋のプレミアボウル、ジョッキークラブスプリントで連続で5着と結果が出せずにいます。ただ、5連勝というのはなかなかできることではないと思いますし、鞍上の雷神Jモレイラ騎手もかなり期待している馬なので、香港勢で1番手としてあげたいと思います。

そして、春のチェアマンズスプリントを勝利したウェリントン。春のGⅠを勝利したあとはなかなか調整がうまくいかず、ジョッキークラブスプリントでも7着と惨敗してしまいました。一度レースを使ってどこまで状態が戻っているかが取捨選択の大きな鍵になるでしょう。

あとは、プレミアボウル、ジョッキークラブスプリントで連勝しているラッキーパッチは地元勢の中でも1番勢いのある馬でしょう。この勢いのままGⅠも勝利することができるか注目です。

香港のスプリントは、非常に層が厚く、日本馬が歯が立たない状況も続いていましたが、今は過渡期の状況。対して、日本馬3頭は今の日本のスプリントを代表する3頭ですから今年は日本馬が勝利するチャンスは非常に高いと思います。注目したいレースですね。

以上、香港スプリント注目馬についてでした。

2、香港マイル注目馬について

続いて、日本からダノンキングリー、インディチャンプ、サリオス、ヴァンドギャルドの4頭が出走を予定している香港マイルについてです。

このレースの注目ポイントは、日本の強力なマイル勢VS地元香港の英雄ゴールデンシックスティでしょう。

そのゴールデンシックスティ。戦績は19戦18勝。現在15連勝という驚異的な成績を誇っています。この馬の強さはなんといっても終いの強烈な末脚。どんな展開になろうともゴール前で一気に伸びて勝利します。どのレースも派手に着差をつけて勝利するわけではないですが、どんな展開になろうとも差し切り勝利する内容はテイエムオペラオーを彷彿させるような強さですね。地元のコースの利は大きいですし、今回出走する強力な日本の一流マイル馬相手に勝利し連勝記録を伸ばすことげできるか注目ですね。

対する日本馬。総大将は、今年の安田記念を勝利したダノンキングリーでしょう。今年初戦の安田記念は、個人的に追い切りの動きを見るとここを使ってからになるかなと感じていましたが、最後の直線では、力強い末脚を大外から繰り出し、マイル女王グランアレグリア、NHKマイルC勝利、マイルCS2着馬のシュネルマイスターに先着した内容は圧巻といていいでしょう。続く、秋初戦の毎日王冠では、ゴール前にシュネルマイスターの末脚には屈したものの早めに抜け出して2着に入った内容は十分に評価できると思います。相手は、非常に強力ですが、単純に日本馬がゴールデンシックスティ相手にどこまで通用するか非常に楽しみですね。

他にも、インディチャンプ、サリオスもマイルでは実績を残した馬です。インディチャンプは、このレースを最後に引退種牡馬入りが決まっているので最後に結果を残したいですね。サリオスも前走のマイルCSではかなり物足りない走りになってしまいました。同世代のコントレイルが引退してしまったので、この世代のマイルGⅠ勝利馬としてなんとか復活の兆しを見せたいですね。

以上、香港マイル注目馬についてでした。

ゴールデンシックスティと日本馬の対決はずっと楽しみにしていたので、このレースは馬券関係なく非常に注目したいですね。

3、まとめ

この記事では、香港スプリントと香港マイル注目馬についてとりあげました。

どちらのレースも強力な日本馬が遠征しているので、地元香港勢との対決が楽しみですね。

あとは、この2レースの結果で今年度の最優秀短距離馬が決まると言っていいでしょう。現時点で最有力なのは、ヴィクトリアマイル、マイルCSのGⅠ2勝で安田記念2着のグランアレグリアでしょう。

ただ、香港のレース結果次第では、ピクシーナイト、ダノンキングリーあたりにはチャンスは十分にあると思います。

次の記事では、香港カップ、香港ヴァーズの注目馬について取り上げたいと思います。

記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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