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弥生賞ディープインパクト記念レース回顧

こんにちは。

先ほど、弥生賞ディープインパクト記念(以下、ディープ記念)が終わりました。これまでデビューから無傷の3連勝とクラシックの主役と思われたダノンザキッドが敗れたことで牡馬クラシック路線がより難解になってきました。では、ディープ記念のレースを振り返っていきます。

1、ディープ記念回顧

レースは、スタートを決めた4番人気タイトルホルダーが後続に2馬身ほどの差をつけて逃げ、1000M通過1.02.6というスローペースに落としました。2番手には2番人気シュネルマイスターがつけました。結果としては、前に行った2頭で1、2フィニッシュとなりました。3番手にタイムトゥヘヴン、その後にテンバガーが続き圧倒的1番人気のダノンザキッドは折り合いに少し苦労するような面を見せながら5番手を追走しました。

第4コーナーを曲がって最後の直線、逃げた4番人気タイトルホルダーの脚色は衰えることなくそのまま1着でゴール。1 1/4馬身差の2着には2番人気シュネルマイスターが入り、ダノンザキッドは馬場の外に出し、手前を替えるのに少し苦労し、坂を上がったところで一気に追い込んできましたが3着まででした。

2、各馬ごとの回顧

1着 タイトルホルダー

これは、鞍上の横山武史騎手の手腕が光った好騎乗でしたね。スタートから一気にハナに行ったのもお見事でしたし、その後のペース配分もお見事でした。当然、騎手だけではなくその騎乗に応えたタイトルホルダーも確実に力をつけていました。横山武史騎手は皐月賞ではエフフォーリアに騎乗することになるので、ライバル馬で騎乗したことは皐月賞に向けて大きな収穫でしょう。お見事な勝利でした。

2着 シュネルマイスター

こちらもペースが遅いと見るや2番手につけたルメール騎手の好騎乗が光りました。2番手追走から最後のゴール前はダノンザキッドに差を詰められながらもしっかりと2着を確保しました。今回は、超スローペースで粘りましたが、最後詰められたのを見るとやはり本質はマイラーなのかなと感じました。順調であれば皐月賞には出走すると思いますが、その後NHKマイルC路線に向かうのか日本ダービーに向かうのか注目の1頭です。

3着 ダノンザキッド

圧倒的1番人気に推されたダノンザキッドは3着まででした。スローペースで折り合いに少し苦労しながらも、ゴール前最後の伸びは目立つところがありましたし、皐月賞に向けて及第点のレース内容だったかもしれません。本番に向けては、さらに状態を上げてくるでしょうし、3着と敗れてもまだクラシックの有力馬であることには変わりません。まず、本番の皐月賞と日本ダービーに向けしっかりと調整していきたいところですね。

4着 ソーヴァリアント

4着のソーヴァリアント。これは正直驚きました。逃げるか番手でレース運ぶと思っていましたが、道中6、7番手から差し追い込みの競馬に徹しましたね。それでいて、上がり3Fは34.2というダノンザキッドと同じタイムを出しているので成長著しい馬ですね。皐月賞の権利は取れませんでしたが、ダービートライアルの青葉賞かプリンシパルSに出走してくれば当然注目の1頭になるでしょう。

5着 テンバガー

5着のテンバガー。スローペースから好位3番手を追走し、最後の直線では離されての5着でしたが、良血馬のモーリス産駒ということで今後の成長に期待ですね。

6着 タイムトゥヘヴン

少し残念だったのが6着のタイムトゥヘヴンでしょうか。スローペースを好位置で追走しましたが、最後の直線は伸びず。この馬にとってはスローペースよりもある程度流れたペースで時計も少しかかるパワー馬場がいいのかもしれません。その条件のレースに出走してくれば当然無視できない1頭でしょうか。

7着 ワンデイモア

追い込み馬のワンデイモアにとって、このスローペースはやはり厳しかったですね。上がり34.3の末脚は使っていますが、前に行っている馬も余裕を残しているのでなかなか差は詰まらず。ただこの馬の末脚は見事なものがあるのでハイペースになれば当然この馬の一気の追い込みが決まるでしょう。

3、牡馬クラシック路線について

記事の最後にディープ記念が終わった段階での牡馬クラシックについて展望します。今日ダノンザキッドが敗れたことで、混戦模様のクラシック路線がさらに深まりました。さらに、先週のすみれSを勝利したディープモンスターなどの別路線組にも注目が集まりますね。さらに日本ダービーまで話を広げると、次走毎日杯出走予定のグレートマジシャンなど注目馬がおり、皐月賞終了しても今年はダービーも混戦模様の予感がしています。

ひとまず、皐月賞についてですが、人気順としては

1番人気 ダノンザキッド 2番人気 エフフォーリア 3番人気 オーソクレース

4番人気 ラーゴム 5番人気 グラティアスorステラヴェローチェ

あたりでしょうか。3番人気以降は、皐月賞までの中間の調整などで人気順も変わりそうです。今年は、特にトライアル使わない馬が多いので中間の調整過程が非常に重要になってくると思います。各馬の状態は1回/週の頻度で競馬情報サイトで確認することが皐月賞を当てる確率を高めるために重要になってくると思います。

以上、ディープ記念のレース回顧と牡馬クラシック路線について展望しました。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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