Mリーグドラフトを終えて
こんにちは。
今回は、Mリーグドラフトを終えての雑感を記事にします。
今年のドラフトはサプライズ指名の連続であり、なかなか面白かったです。
個人的には、新チームのビーストはサプライズ、セガサミーフェニックスは順当、赤坂ドリブンズは今考えると順当という印象です。
では、各チームごとに振り返ります。
ビーストジャパネクスト
猿川真寿プロ、菅原千瑛プロ、鈴木大介プロ、中田花奈プロ(全員、日本プロ麻雀連盟)
新チームは、オーディションで1名、残り3名をドラフトで選出というスタイルでした。
オーディションでは、攻撃的なプロ、麻雀を言葉で表現できるプロという観点でまず書類選考行いました。書類選考から選出された8名のオーディションを勝ち切った菅原プロは順当に指名されました。
猿川プロの麻雀は、RTDの再放送でわずかにしかみたことはないですが、攻撃的な印象はありますし、事前に名前も挙がっていたので、順当だと思います。
残りの2名の鈴木大介プロ、中田花奈プロは正直サプライズでした。鈴木大介プロは、麻雀最強戦で最強位の獲得と去年もあと一歩で最強位という実績の持ち主ですが、プロになったのはつい先日のことです。指名れるのではという声もありましたが、本当に指名されるとは思いませんでした。
将棋プロでもトップに君臨する実力者で将棋と麻雀の二刀流ということで注目は間違いなく集めるでしょう。
面前高打点型の印象があり、赤ありにどこまで適応できるかというのは未知数ですが、楽しみではあります。
そして、中田花奈プロ。日本を代表する国民的アイドルグループ乃木坂46の元メンバーでプロ雀士の中でも屈指の人気を誇ります。
乃木坂で大舞台を経験した芯の強さ、麻雀を普及する上での発信力を評価しての指名となったようです。
そう考えると、ビーストの選考基準にマッチしていますし、妥当な基準でしょう。麻雀は、これから進化していくのでその部分にも期待しての指名でしょう。
麻雀は放送対局を見るたびに成長していますから、本当にMリーグという舞台でどこまで強くなっていくのか、非常に興味深い点です。個人的には、育成選手として最低試合数に打数を抑えるのではなく、実戦の舞台に出してほしいです。
オーディションが本当に歴史に残る名試合だっただけに今回の指名については、いろいろな意見がありましたね。Twitterを見る限りでは、批判的な意見の方が多かったと思います。
麻雀の強さに加えて、発信力と知名度を重視したドラフト指名に感じました。指名後の高橋監督のインタビューからも目標はセミファイナル進出目標(レギュラーシーズンで上位6位まで入ると進出できる)という控えめな印象なので、1年目は新チームを作っていく段階という印象でしょう。
Mリーグの新チームがどんな麻雀を見せるのか注目ですね。
セガサミーフェニックス
醍醐大プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
近藤誠一新監督が初めて公の場に出て新Mリーガーを指名しました。
あのドラフト会議の場に近藤プロがいるだけでもなんか不思議な感じでしたが、元Mリーガーの監督ということで雰囲気は違いましたね。
そんな近藤監督が指名されたのは、醍醐プロでした。
麻雀遊戯王のMリーグを作ろうという企画で近藤プロが出演された時に1巡目で指名されたのが、醍醐プロということでほとんどの人がセガサミーは醍醐プロと予想されていました。私自身も新チームに醍醐プロが指名されないときは、醍醐プロは最有力だと思っていました。
自団体の最高峰のタイトル最高位も獲得していますし、A1リーグでも常に上位の結果を残しています。ずっと前からMリーグドラフト候補に挙げられていましたが、今年ついに指名となりました。
ドラフトの3チームの中でも最も順当に指名された印象です。
醍醐プロの加入とMリーグを経験している近藤プロの監督ということでチームの雰囲気もガラッと変わるでしょう。
2022-23シーズンは、東城プロ以外の3人が非常にきつい展開でした。ただ、唯一準優勝2回と優勝まであと一つというチームではありますから、今年は悲願の初優勝に向けて頑張って欲しいです。
あと、単純に近藤プロが監督1年目で優勝というドラマのような名シーンをみてみたいという興味もあります。
今回のドラフトを終えて、セガサミーは戦力強化で一気に優勝の確率が高まったと思います。生まれ変わった新生フェニックスがどんな結果を残すか非常にワクワクします。
赤坂ドリブンズ
浅見真紀プロ、渡辺太プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
既存のチームで一番ドラフトを読めないと言われたのは、赤坂ドリブンズでした。
レギュレーションで最低1名以上の選手交代必須となり、村上淳プロ、丸山奏子プロの2名が契約満了となりました。
その後、越山監督のインタビュー記事が発表されて、ドラフト指名選手の選考方法が発表されました。
女性プロは、トライアウトを実施し、その中で非常に優秀な成績のプロを選出、男性プロは以前から気になっていたプロ1名に声がけをして選出という形となったようです。
そんな中最初に指名されたのは、浅見真紀プロでした。最高位戦のA1リーグの実況ではお馴染みですし、MリーグシーズンオフではMトーナメントの実況も務められて、大好評でした。時期Mリーガーよりは、次期公式実況として期待を集めていた印象です。
浅見プロの麻雀は見たことがなくどんな麻雀スタイルかわかりませんが、「守備を忘れた特攻シンデレラ」という二つ名がありますから、攻撃的な麻雀スタイルなのでしょう。
トライアウトの問題はインタビュー記事に一部公開されていましたが、非常に難しい問題だったと思います。正直、見てもほとんどわかりませんでした。その問題を2回目で全て正解したというのですから、相当理論派の雀士と言えそうです。
ドリブンズの求めている麻雀スタイルとも合ってそうですし、園田プロとのYouTubeゲリラ配信を見てもチームの雰囲気にもすぐに馴染めそうです。
そして、渡辺太プロ。オンライン麻雀天鳳で「太くないお」のアカウントで天鳳位に輝き、その後サブ垢含め計3回天鳳位を取られている天鳳界のレジェンドです。
今年、最高位戦日本プロ麻雀協会に入会し即Mリーガーに指名されました。
先日のYouTubeの生配信を少しだけ見ましたが、非常に真面目な方という印象で、麻雀に対して非常に真摯に向きあっている好印象でした。
天鳳での活躍を見るとドリブンズのチームカラーには合っていますし、越山監督が注目していたの非常に納得です。
ドリブンズのドラフト、最初は驚きの気持ちもありましたが、改めて越山監督のインタビュー記事を見ると納得の指名という気持ちもあります。
チームとしては、初年度優勝してからは苦しい成績が続いています。今回新メンバーが2名加入してまたチームの雰囲気も変わりそうですし、なんとかチーム浮上のきっかけを作りたいでしょう。
最後に
昨年のドラフトが、渋川プロ、仲林プロ、優プロとタイトルホルダーが選出されたのに対して、今年は将来的な成長や人気面も考慮に入れての指名見られました。
ビーストのオーディションがトッププロのガチ勝負だっただけにドラフトで少し拍子抜けしたという声も多く見られましたが、改めて指名されたメンバーを見ると人気、実績面でバランスは取れているとは思います。
チーム初戦に出場するメンバーは視聴者に決めてもらうということで、誰が選ばれるのか非常に楽しみです。個人的にはオーディションでMリーガーの切符を掴み取った菅原プロに1票入れたいですが、どうなるか非常に楽しみです。
そして、フェニックス、ドリブンズも新体制が決定しました。残りMリーグ開幕まで3ヶ月。Mトーナメントや神域リーグもあるので、オフシーズンにも楽しみは尽きません。
空いた時間で新Mリーガーとなる方々の麻雀の対局を見るなどシーズンに向けて楽しみを増やしていきたいです。
記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。