かしわ記念予想🏇

　こんにちは。

　今日は、船橋競馬場1600Mを舞台にJpnⅠかしわ記念が行われます。JRA勢と地方の総大将カジノフォンテンとの対決という非常に興味深いメンバーが揃いました。地方交流重賞を記事にするのは、初めてになりますが本当に楽しみなレースなので楽しんで予想したいと思います。

1、船橋競馬場の特徴

　地方競馬場は中央競馬とはコースの形状など大きく異なっているので、まず船橋競馬場の特徴を書いてみたいと思います。

　船橋競馬場は左回り、ダートコースのみで、1600Mはダートの外回りで実施されます。外回りの1周距離は1400M、直線距離は308Mと地方競馬場の中では大井競馬場に次いで長い距離になっています。ただ、全体傾向としては、大井競馬場ほど差し追い込みは決まらず、逃げ先行有利の傾向が強いです。

　そして、船橋競馬場の大きな特徴の1つとしてスパイラルカーブを採用している点が挙げられます。スパイラルカーブとは、コーナーの入り口が緩やかでコーナーの出口がきつい角度のカーブです。このスパイラルカーブによって、コーナー進入時にあまりスピードを落とさなくていいです。ただ、出口は急なのでそこで馬群はばらけやすいです。最初のコーナーは緩やかなので、先行争いは他の地方競馬場ほどは激しくならない傾向（とはいえ、逃げ先行馬が揃うと激しくなりますが）です。

2、船橋競馬場馬場傾向

　では、昨日の船橋競馬場のレース結果から馬場の傾向を見ていきたいと思います。昨日の船橋競馬場は馬場状態稍重で行われました。

9R アマリリス賞C1二　ダート1600M   勝ちタイム1.42.1    

　道中2番手追走の2番人気オートビルが直線で抜け出し突き放し快勝。2着は、好位外から脚を伸ばした4番人気ビギンアゲイン。3着は、3番人気サトノトリガーが入った。

10R オランダナデシコ特別B2二　ダート1500M　勝ちタイム1.36.1

　2番手追走の3番人気ラヴァーズインメイが早め押し切り勝利。2着は、好位追走から脚を伸ばした4番人気ドテライヤツ。1番人気イコライザーは追い上げるも3着まで。

11R 東京湾カップ　3歳OP  重賞　勝ちタイム1.48.0

　好位追走の1番人気ギガキングが外から抜け出して後続に5馬身つけて快勝。このギガキングは東京ダービーに向けて楽しみな1頭なので覚えておきたい馬です。2着は内で粘った2番人気ギャルダル。3着は外から追い込んだ5番人気ワールドリング。

→昨日行われた3レースを取り上げましたが、基本的には1、2着は逃げ先行決着。やはり、大井以外の地方競馬場は目につけないとかなり厳しい馬場状況だと言えるでしょう。コーナーも中央に比べれば急なので、器用な立ち回りも求められると言えるでしょう。

3、かしわ記念注目馬について

①カフェファラオ

　前走フェブラリーSでGⅠ勝利。フェブラリーSを含むJRAダート重賞3勝しており、今後のダート界の中心を担う1頭です。ただ、地方競馬では、大井競馬場のジャパンダートダービーで7着と大敗しており、地方競馬場のコースを攻略できるかが一つ大きな鍵になるでしょう。

②カジノフォンテン

　今最も充実している1頭です。3走前の東京大賞典ではオメガパフュームの2着、2走前の川崎記念では、そのオメガパフューム相手に逃げ切り圧勝、前走の京成盃グランドマイラーズCではクビ差勝利も着差以上に余裕のある勝利でした。

　船橋競馬場は、カジノフォンテンにとっては走り慣れているコースの一つでライバルとなるJRA勢への大きなアドバンテージです。ワイドファラオとの逃げ先行争いが一つ大きな鍵になりますが、この馬は2番手でも英馬できるので、無理にハナに行くこともないでしょう。

　このメンバー相手に勝ち切るだけの力はあると思うのでどんな競馬をするか本当に楽しみです。

以上、2頭をとりあげましたが、この2頭以外にも2年前のかしわ記念2着馬インティ、去年の勝ち馬ワイドファラオ、去年の武蔵野S2着から成長著しいソリストサンダー、去年の夏からダートで本格化したタイムフライヤー、交流重賞でも安定したレースをしているミューチャリーなど楽しみな馬が本当に揃いました。

4、レース展開予想と最終結論

　レース展開は、逃げ先行馬はそれなりにいるのでミドル〜ハイペースになりそうかなと思います。逃げたい馬は、サルサディオーネ、カジノフォンテン、ワイドファラオ、インティも今回は前に行くかもしれません。その直後にカフェファラオも好位で追走するでしょう。中団からは、タイムフライヤー、ミューチャリー、ソリストサンダー、サンライズノヴァもあまり前から遅れることなく追走したいでしょう。

　では、それらを踏まえて予想に行きたいと思います。

◎6カジノフォンテン

　◎はカジノフォンテンとしました。やはり、現在の充実度と地方競馬場への適正面でのアドバンテージを評価しました。先行馬は何頭かいますが、それらの馬を行かせて、好位追走からも競馬ができる馬なので、この強力なJRA勢相手でも十分に戦えると思います。

　積極的に前で競馬をして欲しいですね。

◯3カフェファラオ

　相手本線はやはりカフェファラオ。フェブラリーSとは、全く違う適正を求められる船橋競馬場になりますが、今回は得意の左回りになりますし、ハイペースになっても前で押し切る力はあるのでカジノフォンテンにとっては、1番強力なJRA馬の1頭でしょう。

▲11ソリストサンダー

　▲はソリストサンダーにしました。前にある程度いける先行力もありますし、戸崎騎手も船橋競馬場は乗り慣れていますし、天皇賞春のような積極的な競馬をできれば押し切り勝利も十分考えられると思います。

　以下△10インティ（かしわ記念での実績もあり、このメンバーの中でも当然上位候補）1タイムフライヤー（最内からのスタート、内で包まれないように川田騎手が積極的なレースを運ぶことができれば）

　ここまでとします。JRA、地方馬共に力のある馬が出走し、非常に楽しみなレースです。無印にしたサンライズノヴァ、ワイドファラオ、ミューチャリーあたりも展開次第ではいても全く不思議ではありません。どんなレースになるか非常に楽しみですね。発走は16；05、GW最終日の楽しみですね。

　記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。