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日経賞&毎日杯注目馬について

 こんにちは。

 今週土曜日は、深夜に注目のドバイ国際競走🏇が行われますが、日本でも春のGⅠに向けての注目レースが行われます。

 この記事では、日経賞と毎日杯の2レースの見どころと注目馬について書きたいと思います。

1.日経賞見どころと注目馬

 まず、土曜日中山2500Mで行われる日経賞についてです。日経賞は、天皇賞春や香港🇭🇰、宝塚記念に向けて有力馬が始動するレースとして注目レースです。

 この中山2500Mというコース、年末の有馬記念と全く同じコース設定となっており、なかなかトリッキーなコースです。

 まず、スタート直後にすぐコーナーがあるので枠の有利不利が他のコースより大きいです。そして、スタンド前のコースを2回通るため、中山の急坂越えを2回通る必要があり、コーナーも6回と非常に多いです。当然器用さも求められるコースとなっており、一筋縄では決まらないコースといえるでしょう。

 過去10年のレース結果をみても1番人気は3勝していますが、4着以下も4回あり、波乱含みの重賞です。特に単勝1倍台の人気になると12年ルーラーシップ3着、17年ゴールドアクター5着といずれも敗れている。さらに過去に遡ってみるとコスモバルクやマンハッタンカフェが圧倒的人気で敗れたという印象が残っている人も多いと思います。

 では、凄い荒れるかといえばそんなことはなく、過去10年で大荒れになったのは、単勝12番人気のネコパンチが勝った2012年くらいです。他の年は、2〜4番人気の馬が馬券に絡んでいるのでそこまで大荒れにはなっていない。

 トリッキーなコースといえども実力馬が数頭出走するレースなので、すべての馬が総崩れすることは考えづらい。人気馬の取捨選択として大事なのは、馬のコンディションと枠番でしょう。

 有力馬で、ここが年明け初戦という馬も非常に多く調整過程が大事なのは言うまでもありません。あとは、中山2500Mといえば、内枠が圧倒的有利なコースなので枠番は非常に注目したいところです。

 では、以上の注目ポイントを踏まえて今年の注目馬を挙げて行きます。

①カレンブーケドール

 まず最初に挙げたいのは、カレンブーケドール。去年のジャパンC4着、有馬記念5着と強豪馬相手に掲示板内と安定した成績を残しました。そして今年の初戦に選んだのは、日経賞。

 日経賞を使ってこの後どのレースに進むのかはわかりませんが、これまでの実績からも人気にはなるでしょう。気になる点としては、この馬休み明けの勝利実績がないことでしょうか。2ヶ月以上の休み明けでは、0-2-1-0と2、3着に好走はしていますが、勝利してはいません。

 そして、鞍上は松山騎手への乗り替わり。これまでコンビを組んできた津村騎手から変えてきました。松山騎手自身は先週11勝の大活躍を見せた騎手なので非常に信頼できる騎手です。初コンビでどんな騎乗を見せるのか非常に楽しみです。

②ワールドプレミア

 続いて取り上げたいのは、去年の有馬記念でカレンブーケドールと5着同着のワールドプレミアです。去年のジャパンCで復帰し、6着。有馬記念でも5着と復帰後も強豪馬達相手に結果を残しています。

 今回は、鞍上が武豊騎手が骨折により石橋騎手に代わることになります。この乗り替わりは非常に残念ですが、石橋騎手の手腕に期待しましょう。

 1週前の追い切りでは、CW 6F、3歳1勝クラスのルペルカーリア(毎日杯出走予定)を追走し併入しました。タイムは82.6-66.6-51.6-37.9-12.4。出来としては文句なく写りますし、復帰時のジャパンCからは動きも非常に良くなっています。

 ここは、相手関係的にも復帰時2戦より楽になりますし好走必至でしょう。馬主さんのことでこの馬の掲示板が荒れていますが、馬は悪くないので日経賞で好走し、目標の天皇賞・春に向けて弾みをつけて欲しいですね。

③ウインキートス

 条件戦からの上がり馬で注目したいのはウインキートスです。

 前走の湾岸S(中山4歳以上3勝クラス芝2200m)は、スローペースを好位3番手追走から、直線に向くと抜群の手応えで突き抜け2馬身差快勝しました。3勝クラスでも非常に高素質馬が揃ったメンバーなので、その相手関係の中で快勝したのは非常に大きいです。

 ラジオNIKKEIの解説者も日経賞に挑戦したら面白いと言ってましたが、その通り日経賞に挑んできました。別定戦で53キロの斤量でレースに出走できる点も魅力ですし、中山実績もあり、先行力もあります。

 重賞挑戦で相手関係が一気に強化されますが、どこまで走れるか非常に魅力的であります。

④ステイフーリッシュ

 最後に紹介したいのはステイフーリッシュ。前走京都記念では3着とGⅢ、GⅡではコンスタントに結果を残しています。ステイゴールド産駒ということで小回りも非常に上手で時計のかかるパワー馬場もこなします。

 今年は、AJCC4着、京都記念2着と競馬場や馬場状態問わず安定した成績を残しています。今回は、カレンブーケドール、ワールドプレミアという実績馬2頭がますが、この2頭が今年初戦ということを考えると状態次第では十分に戦えると思います。どんな走りを見せるのか非常に楽しみです。

 今紹介した馬以外でもウインマリリン(前走AJCC 6着、去年はオークス2着、エリザベス女王杯4着の実績あり)やダンビュライト(前走京都記念3着、時計の軽ばばは歓迎)など魅力ある伏兵馬も多数おり、本当に楽しみなメンバーです。

以上日経賞の注目馬について書きました。

2、毎日杯注目馬について

 続いて毎日杯について書きたいと思います。

 毎日杯は、春のクラシックに向けての最終重賞のような位置付けのレースです。舞台は、阪神競馬場1800M。過去には、アルアインが毎日杯を勝利後皐月賞を制覇しました。ただ、皐月賞となると中3週で間隔が短くなるので、NHKマイルCや日本ダービーに向けてこのレースに出走する素質馬が毎年このレースに出走しているイメージです。

 今年もその例に漏れず、非常に楽しみなメンバーが揃った印象です。では、注目馬について書きたいと思います。

①グレートマジシャン

 まず、1番人気になるであろうグレートマジシャンについてです。

 前走のセントポーリア賞は、2着のバジオウに2 1/2馬身差、3着のイースタンワールドには、3 1/2馬身差をつける快勝。どちらも未勝利戦を強い勝ち方で1勝クラスに上がってきた馬で、これらの馬を寄せ付けずに圧勝した前走の内容は非常に強いの一言です。

 鞍上にも引き続きルメール騎手を迎えて、万全の体制でレースに臨むことになりそうです。1週前の追い切りは、南W 5F3頭併せの内を先着しました。タイム自体は、66.7-52.9-39.0-13.1と目立つものではありませんが、動き自体は非常によくここに向けて仕上げてきた印象です。

 相手は、この後にあげるシャフリヤール、ルペルカーリアなど強化されますが、前回の内容とレースまでの調整を考えると非常にたのしみです。

 このレースの勝ち方次第では、当然ダービー有力候補の1頭になりうるでしょう。その意味でもグレートマジシャンの走りに大注目です。

②シャフリヤール

 続いて全弟に毎日杯を制したアルアインがいる良血馬シャフリヤールについてです。

 菊花賞の日のハイレベルの新馬戦を勝利して、好メンバーの揃った共同通信杯で3着でこのレースに挑みます。共同通信杯は、勝ったエフフォーリアは皐月賞で上位人気になる馬ですし、2着ヴィクティファルスも先週のスプリングSを制しました。そんなメンバーの中で2着と差のない3着に入ったこの馬にも当然期待がかかります。

 毎日杯のメンバーを見ると実力は前述のグレートマジシャンとの一騎打ちです。このレースを選んだということは賞金を加算したいという意味も非常に大きいと思います。その意味で、ここは賞金加算のためにも勝ちたいでしょう。

 鞍上は今回川田騎手に変わりますが、福永騎手とは違って積極的なレース運びをする騎手です。レース自体もおそらくグレートマジシャンの出方を伺いながら進めることになるでしょう。

 1週前の追い切りでは、CW良馬場5F併せ馬で内側を追走し、やや遅れましたが動き自体は問題なく順調でしょう。タイムは、67.7-52.7-38.4-12.0と非常によくここに向けてしっかり仕上げてきました。

 現時点では、私は◎予想に推しているのでこのレースを勝ってクラシックに進みたいでしょう。

③ルペルカーリア

 続いて、母シーザリオ、兄弟にはエピファネイア、サートゥルナーリア、リオンディーズがいる長良血馬ルペルカーリアについてです。母のシーザリオは日米オークスを制し、繁殖牝馬としてもGⅠ馬を産んだ名牝ですが今年2月に死亡という残念なニュースが届きました。

 その意味でもルペルカーリアにかかる期待は非常に大きいですし、活躍して欲しいと思うファンも多い馬だと思います。私もそう思っている1人です。

 前走の未勝利戦は、2着馬モンテディオに3馬身差をつける快勝。その2着馬モンテディオはそのあとすぐ未勝利を脱出し、OPすみれS3着の実績を残しています。そのことを考えると、このメンバーに入っても上記2頭に対抗できる力があると思います。

 1週前の追い切りですが、ワールドプレミアとのCWで併せ馬 6F82.1-66.1-51.2-37.9-12.6と先行し、最後ワールドプレミアには差を詰められて併入しましたが、ワールドプレミア相手にここまで併せ馬できれば合格点でしょう。

 今取り上げた3頭が毎日杯での注目馬で人気もこの3頭に集まるでしょう。他の馬となると現時点では、この3頭からはだいぶ差がついている印象ですが、最終追い切り次第では穴候補として浮上してくる馬もいると思うので最終追い切りには注目です。

 以上が毎日杯の注目馬についてでした。3歳重賞は急成長する馬もいるのでなかなか難しいところがありますが、逆にその急成長する穴馬を見つける面白さもあります。期待馬が出走する毎日杯も非常に注目したいレースですね。

以上、日経賞と毎日杯の見どころと注目馬について書きました。この記事が、レースの面白さが増したり馬券の参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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