過剰反応しないために
こんにちは。
今日は、物事にいちいち反応しないことは今の時代とても大切なことだということを書きたいと思います。
1、今のyahooニュースを見て考えること
私は、TVを持っていないので、yahooニュースでニュースが目に入ります。その中で毎日やっているニュースは基本的にネガティブなニュースばかりですね。1番多いのは、コロナウイルスの新規感染者が〇〇人という記事ですね。私は、TVを見ていませんがおそらくはこのコロナの話題でもちきりになっていることは容易に想像つきます。
正直、新規感染者数が〇〇人という報道は2年前からずっと続いており、他の視点から報道しないのかということを考えるのではないでしょうか。これは、新規感染者数の方が数字が多いですし、視聴者の目に飛び込みやすいという報道側の都合だと思います。テレビは視聴率、ラジオは聴取率、新聞や週刊誌は売り上げがないと経営ができないので、とにかく関心があることを作り上げて売り上げを作っていかないといけないのです。
では、なぜそのためにネガティブなニュースが多いのかということを考えたいと思います。
2、ニュースがネガティブ内容が多い理由
なぜ、ネガティブなニュースが多いのはというと人はネガティブなニュースの方が私たちの関心を惹きつけるからです。人には、ネガティビティバイアスという認知の歪みがあり、ネガティブな事象の方がポジティブな事象よりも6倍印象に残りやすいようです。
ということは、テレビで例えれば、視聴率をキープしたいので、関心があることを報道するためにネガティブなニュースを報道するのは至極当然と言えるでしょう。ネガティブなニュースを見た後には、当然私たちはストレスを抱え込みます。
ストレスを抱え込んだ状態でCMを見るとそのCMの商品やサービスを勢いで購入したくなります。そうなるとスポンサーの利益はあげりますし、TV局も広告収入が上がるので、お互いwin-winの関係になります。
私自身も無知で知らないこともありますが、これがネガティブな報道が多い理由だと思います。
そして、視聴者の関心を惹きつけるためには重症者数や死者数よりも数字が大きい新規感染者数だけをバンバン報道していると思います。今やTV局もyoutubeなどのネットの勢いで非常に大変な状況なので、この新型コロナウイルスのニュースは、私たちの関心を惹きつけたいのでしょう。
3、新型コロナウイルスを終息させるためには
とはいえ、もう2年間も全く同じ新型コロナのニュースにうんざりしている人も私だけではないはずです。
新型コロナのニュースが早く終わってほしいと思うときに大事なことはなんでしょうか。ひたすら自粛を繰り返してコロナがゼロになるまで我慢することでしょうか。
個人的にはそう思いません。まず、前提条件として感染者数をゼロにすることは、人類が滅亡しない限り無理だと思います。あとは、自粛というのももう完全に限界が来ているでしょう。経済を犠牲にしてしまうと仕事がなくなり精神的に病む人も増えますし、最悪の場合戦争になります(第二次世界大戦の原因の1つは1929年の世界恐慌)。
では、新型コロナウイルスなんて完全に無視すればいいかといえば、それも違うとは思います。ただし、効果があるか否かわからない蔓延防止措置や緊急事態宣言を出すよりかはいいと思います。
では、このコロナウイルスのニュースを減らすために大事なこと、それは基本的に反応しないことだと思います。新規感染者数に一喜一憂せずに毎日できることを個人個人が行うことが大事だと思います。特にニュースに反応して、毎日毎日こんなに新型コロナのニュースばかり流すなよ!もう飽きた!政府や自治体、専門家は一体何をやっているんだと反応する人は完全にメディアの思う壺にハマっていると思います。
ラス・ハリスさんの『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』という本の中に思考する自己と観察する自己という考え方が提示されています。観察する自己というのは、目の前で起きたことをただ事実として見るだけです。一方、思考する自己というのは、目の前の事象に判断を加えている自己です。大体、私たちの感情が揺さぶられるのはこの思考する自己です。
例えば、新型コロナウイルスの国内新規感染者数が1万人を超えましたというニュースを見たとしましょう。このときに観察する自己というのは、事実をただ見るだけです。この1万人という数字に判断を加えているのは、思考する自己です。「1万人だと!?これしゃ完全に第6波だな!?」「今週末の旅行はやめよう。」「政府や専門家は一体何をやっているんだ」など基本的にはネガティブな反応をしがちです。
この思考する自己というのは、生きていく上では欠かせないですが、ネガティブな感情に支配されているときには、この思考する自己のせいで行動する気力も遮られてしまいますし、最悪うつ病のの原因にもなり得ます。
なので、この思考する自己というのは抑え込めるものではないですが、思考と行動を分離させるよことが大事だと思います。
新型コロナウイルスのネガティブなニュースを見ても、ウイルスというのは地球が存在する限り無くならないし、日々自分のできることをすることが大事だと思います。
どんなにネガティブなニュースが流れていても毎日は過ぎていきますし、新型コロナウイルスの感染者数を知ったところで日本国内の感染状況を自分1人の力でコントロールできないので、無闇にストレスだけが溜まってしまいます。
ニーバーの祈りという有名な言葉がありますが、その中に
「変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。」
という最後の有名な言葉があります。基本的に新型コロナウイルスの感染状況というのはどう考えても自分1人の力でコントロールできるものではありませんから、あまり新規感染者数を気にせずに毎日を過ごしていくことが大事だと思います。
そして、毎日できることをしていくうちにウイルスも収束することはないかもしれませんが、いつか終わりが来ます。それを待つのがいいと思います。
4、まとめ
以上が記事でした。
新型コロナウイルスの新規感染者数の報道で新年早々参っている人もいると思います。
大事なことは新型コロナウイルス感染しないことに越したことはないですが、ウイルスですから感染も自分自身でコントロールできることではないということです。感染確率をゼロにするようなら絶対に外出せずに人との関わりを完全に絶って、買い物も完全にネットを利用して宅配の方との接触を絶って置き配指定するくらい徹底しないと無理です(こんなに予防を徹底しても感染リスクをゼロにするのは難しいと思いますが)。
ただ、こんな生活耐えれる人はかなり稀有だと思います。無理してこんな生活してもいつかは精神的に参ってしまいますし、現実的ではないでしょう。
なので、自分でコントロールできないことに集中することなく自分自身でコントロールできることに毎日集中することが大事だと思います。
新年早々、私自身も別件でかなり精神的に参っていますが、とにかく他人のことは自分でコントロールすることはできませんから、毎日できることをやることに集中したいと思います。
それでも精神的に参ってしまったら休憩する、休むことも大事なことだと思います。できることに集中すること、2022年は大切にしていきたいですね。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。